更新日 2003年04月09日 (水曜日) 18:38
 

日本でのWCTついに復活! 新島クイックシルバープロ(03/04/09)


【4月9日東京、渋谷】誰もが待ち望んでいたASPーWCTの4年振りの日本開催が決定し、その「新島クイックシルバープロ」開催に関するプレスカンファレンスが東京、渋谷のQフロント5F「eスタイル」で多くの取材陣を集めて行なわれた。1999年、千葉県の東浪見海岸での大会を最後に、大会スポンサーの不在のため世界最高峰のサーフィンを見ることが出来なくなってしまった日本。そんななかで夢の大会開催を実現してくれたのは「クイックシルバージャパン」と「東京都新島村」だ。

そして、今回のプレスカンファレンスには、なんと6度のワールドチャンピオン、ケリー・スレーター(写真)が緊急来日し記者会見に出席した。また、先日クイックシルバーとの100%スポンサードを契約した林健太、茨城の小野嘉夫らも日本人ライダーを代表して会見に姿を見せ、さらにはクイックシルバー・インターナショナルの取締役ブルース・レイモンドまでもが来日し「新島クイックシルバープロ」開催の挨拶を行なった。

クイックシルバー・インターナショナルのブルース・レイモンドは会見で「今回、新島クイックシルバープロのスポンサーになれたことを非常に誇りに思っています。特に今回大会を新島で開催できることにつきまして、ワールドレベルのサーフィンを再び日本に呼び戻すことが出来て嬉しく思っています。この「新島クイックシルバープロ」では、初めての試みとして、トライアルイベントより日本人サーファーに2名のワイルドカードを与えます。それにより日本人サーファーがワールドクラスのサーファー達とコンピートする機会が与えられます。クイックシルバー社はいままで世界で最もレベルの高いイベントを運営、スポンサードしてきた歴史があります。クイックシルバープロはオーストラリア、Gランド、フィジー、フランスにおいて開催されてきました。そして、そこに新島が加わるわけです。クイックシルバーは今回、新島とともイベントをスポンサー出来きることを嬉しく思い、エイムクリエイツ社とともに運営できることを嬉しく思います。またASPアジアとも協力してイベントを盛り上げて行きたいと思います。クイックシルバーはこれまで世界最高峰の大会を開催してきた歴史があります。その経験にも基づき、今大会はロッド・ブルックス氏にコンテストディレクターを務めてもらうことになっています。彼は世界で最も優秀なコンテストディレクターとして知られており、日本からミック加藤氏の協力を得て、最高のコンテストとなることは間違いないと思っています。」といった。

今大会は新島でのベスト・サーフコンディションで行なうため、6月18日から29日までの12日間のウエイティングピリオドを設けて行なわれる。また、スポンサーワイルドカードの3名のうち1つは今年からクイックシルバーのフルスポンサーを受けることになった大野修聖が獲得。さらに日本人サーファーのための2名のワイルドカード枠をかけた「クイックシルバー・トライアル」が6月5〜7日千葉県鴨川マルキ海岸で行なわれる予定になっている。参加選手はASP選出の8名、JPSA選出の6名、クイックシルバージャパン推薦枠2名の計16名のジャパニーズ・トップサーファー。このトライアルは16人の各選手が4人ヒートで4ヒート3ラウンド戦う総当たり方式。3ラウンド終了時の総合ポイント上位4名がファイナルを戦う。この方式を取ることで、通常の勝ち上がり方式に比べ、波のコンディション、対戦相手、自身のコンディションなど、一度のチャンスで侵したミスもカバーできる方式で、選手はもちろん、見る側にとってもエキサイティングな素晴らしい大会形式といえる。

日本中のサーファー、サーフィン業界、サーフィンを愛する全ての人が待っていた最上級のサーフセレブの来日。今回、素晴らしい機会を日本に与えてくれたクイックシルバーと新島に感謝し、進化し続ける世界最高峰のサーフィンを見るまたとないチャンスを絶対に見逃すな! 


【大会名】新島クイックシルバープロ
【会場】東京都新島羽伏浦
【日時】2003年6月18日〜29日(12日間のサーフコンディションの良い4〜7日間での開催)
【主催】ASPインターナショナル

【特別協賛】クイックシルバー
【後援】東京都新島村

【協賛】各社【協力】サーフィンメディカルアソシエーション、日本ライフセービング協会
運営制作】(株)エイムクリエイツ


【会場アクセス】
●フェリー利用
東京竹芝港より高速船で2時間45分(片道8000円)フェリーで8時間
●飛行機利用
東京都調布飛行場よりプロペラ機で35分(1日4便運行)

 

 

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