▼ASP-WQS3スターメンズイベント【フォスターズ・カップ】
開催期間:2003年4月22日-26日
開催場所:トラッソルズ(カリフォルニア)
写真提供: Robert E Ghysels, Surfography.com
■ベシェンとブルックは、トラッソルズで
フォスターズ・カップ・タイトルを勝ちとる
【現地2003年4月26日土曜日】−シェーン・ベシェン(サン・クレメンテ)とセレナ・ブルック(オーストラリア)の2人の元WCTサーファーは、カリフォルニアのサン・クレメンテ、ローワー・トラッソルズで開催されていた賞金総額60,000ドルのフォスターズ・カップで優勝した。
この伝説的なポイント・ブレイクで開催されたフォスターズカップは、アメリカで行なわれているフォスターズ・プロ・サーフィング・ツアーのセカンド・レッグ。土曜日の午後ということもあり最高の南カリフォルニアの空のもと5,000人以上のギャラリーを集めて行なわれた。しかしファイナル・デイのコンディションは、3ー5フィート・レンジの波で首尾一貫しなかった。
1996年にはASP-WCTで世界第2位だったベシェン(写真)は、3スターのワールドクオリファイングシリーズ(WQS)のメンズファイナルでハワイアンのジョエル・センティオ(第2位)、ロイ・パワーズ(第3位)、サン・クレメンテのクリス・ワード(第4位)という強敵を素晴らしいフォームでいとも簡単に破った。2004年のWCTへのクオリファインを目指してWQSに参戦するベシェンは、7,000ドルのチェックを持ち去り、彼にとってより重要である彼のゴールへ向けて750ポイントを積み上げた。トラッソルズのWQSで4勝目(03、96、'93、'92)のベシェンは、「僕は勝つつもりだった。絶対にツアーに戻りたいんだ。」と彼の計画がとてもシンプルであることを語った。
また、ウイメンズ・ディビジョンでは、今年WCTのリクオリファイに失敗した1998、99年世界第2位のセレナ・ブルック(写真)が、2004年のクオリファイに向けて一歩前進した。2スターWQSファイナルを最初から最後までリードしたブルックは、2位となったパロスヴェルデスのホリー・ベックを抑え、優勝賞金2,500ドルを獲得した。今回の優勝で彼女は2003年のフォスターズ・プロ・サーフィング・ツアーレイティングをリードする。そして第3位には昨年の優勝者であるメラニー・バルテル(ハワイ)、アメリカの期待の星、若干17才のローレン・スウィーニー(Carlsbad)が4位に入賞した。
■日本人サーファーが多くエントリーした今年のフォスターズカップ。ノリは9位。
今回の大会は、WQSに標準を合わせて転戦している選手以外も日本から多くサーファーが参加した。そんな中、R64まで勝ち上がったのはJPSAチャンピオンの河野正和、大野仙雅、小川直久、遠田真央の4名。そしてノリとナオはR32まで勝ち上がり、ノリがクオーターファイナルまで勝ち上がった。クオーターでノリはパット・オコーネル、クリス・ワード、ベン・ブジュアと対戦。しかし惜しくも3位で敗退。とはいえ9位入賞、賞金900ドルと375ポイントを獲得した。
■フォスターズ・カップ2003のオフィシャル結果
優勝: シェーン・ベシェン(サン・クレメンテ)16.00ポイント(7,000ドル)
第2位:ジョエル・センティオ(ハワイ)14.65(3,500ドル)
第3位:ロイ・パワーズ(ハワイ)12.85(2,500ドル)
第4位:クリス・ワード(サンクレメンテ)11.50(2,000ドル)
2スター・ウイメンズWQS
優勝: セレナ・ブルック(オーストラリア)13.75ポイント(2,500ドル)
第2位: ホリー・ベック(パロスヴェルデス)9.15(1,500ドル)
第3位:メラニー・バルテル(ハワイ)8.90(1,100ドル)
第4位:ローレン・スウィーニー(カールスバッド)2.50(900ドル)
フォスターズ・プロ・サーフィング・ツアー2003の順位表
(1) ロブ・マチャド(875ポイント)
(2) シェーン・ベシェン(750)
(3) ティム・レイズ(736)
(4) ヒース・ウォーカー(703)
(1) セレナ・ブルック(500ポイント)
(2) ホリー・ベック(430)
(3) メラニー・バルテル(365)
(4) ローレン・スウィーニー(335)
情報提供:グローバルサーフニュース
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