最終更新日 2003年07月15日 (火曜日) 21:25
 

ASP-WQS6スターメンズイベント【ミスタープライスプロ】

開催期間:
2003年7月4〜13日
開催場所:ダーバン・ノースビーチ(南アフリカ)
写真提供: Karen Wilson/Tostee.com

ネコ・パダラッツは、ブラジルに3年連続の勝利をもたらす

【現地2003年7月13日日曜日】南アフリカのダーバン、ノース・ビーチで開催されていたASPワールドクオリファイングシリーズ(WQS)6スターイベント「ミスタープライスプロ」が現地時間7月13日終了した。優勝したのは、『ネコ』の愛称で知られるブラジルのパーシー・パダラッツ。彼はこの優勝で賞金15000ドルを手に入れ、ASPワールドクオリファイングシリーズ(WQS)レイティングで2500ポイントをゲット、一気に2位ヘと浮上した。今回のパダラッツの優勝は、ダーバンでのサーフィンイベントで初めて優勝したブラジリアンサーファーとなったピーターソン・ロサ、昨年のベト・フェルナンデスに続く勝利で、ブラジルに3年連続優勝をもたらす結果となった。

グランドフィナーレは、ファイナリストが彼らのマニューバーのレパートリーを思う存分発揮できる3フィートのコンディションで行なわれた。パダラッツは30分のヒートの間、ベストウエイブをつかまえて、ジャッジに印象づけるためにパワフルなスタイルでファイナルを支配した。パダラッツは1メートルほどの高さのあるエアリアルをメイクしほぼパーフェクトといえる9.40というハイスコアをマークし他の選手を引き離した。ダーバンのイベント初のフランス人のファイナリストとなったエリック・リビエール。彼も7ポイント台の2つのライディングでパダラッツを追撃したが、誰もブラジリアンを止めることは出来なかった。「ずっと、このコンテストに勝つことが自分の夢だった」と表彰台でシャンペンにずぶ濡れになったパダラッツが言った。「80年代にショーン・トムソンが勝利を手にしたその日から、ずっと僕はこのタイトルが欲しかった。長い間、夢を持ち続けて、それを実現させたんだ」

また土曜日には、オーストラリアのセレナ・ブルックが同じオーストラリアのロウリナ・マッガス、ジャクリーン・シルヴァ(Brz)、メラニー・バルテル(ハワイ)を抑え、ミスタープライスプロ・ウイメンズ・タイトルを手に入れた。



■日本人サーファーが多くエントリーしたMr.プライスプロ。

今回の大会は6スターということもあり、WQSに標準を合わせて転戦している選手たちが日本から多く参加した。そんな中、R96まで勝ち上がったのは大野修聖、大野仙雅、小川直久、田嶋鉄兵の4名。しかし次のR64まで勝ち上がれたのはマーだけだった。新島での活躍が記憶に新しいマーだったが、昨年このイベントで兄のノリがクオーターファイナルまで勝ち上がり17位に入賞した記録には及ばず、4位敗退で49位。賞金$1,100 、600ポイントを獲得した。ガンバレ日本!

Mr.プライスプロ2003のオフィシャル結果

優勝: ネコ・パダラッツ(Brz)US$ 15000(R117 000)
第2位:エリック・リビエール(フランス)US$ 8000(R62 400)
第3位:ケコア・バカロソ(ハワイ)US$ 6000(R46 800)
第4位:C.J.ホブグッド(USA)US$ 4000(R31 200)

4スター・ウイメンズWQS
優勝: セレナ・ブルック(Aus)R28 000(US 3500ドル)
第2位: ロウリナ・マッガス(Aus)R17 000(2200ドル)
第3位:ジャクリーン・シルヴァ(Brz)R14 000(1800ドル)
第4位:メラニー・バルテル(ハワイ)R10 000(1300ドル)



情報提供:グローバルサーフニュース

 


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