■ネコ・パダラッツは、ブラジルに3年連続の勝利をもたらす
【現地2003年7月13日日曜日】南アフリカのダーバン、ノース・ビーチで開催されていたASPワールドクオリファイングシリーズ(WQS)6スターイベント「ミスタープライスプロ」が現地時間7月13日終了した。優勝したのは、『ネコ』の愛称で知られるブラジルのパーシー・パダラッツ。彼はこの優勝で賞金15000ドルを手に入れ、ASPワールドクオリファイングシリーズ(WQS)レイティングで2500ポイントをゲット、一気に2位ヘと浮上した。今回のパダラッツの優勝は、ダーバンでのサーフィンイベントで初めて優勝したブラジリアンサーファーとなったピーターソン・ロサ、昨年のベト・フェルナンデスに続く勝利で、ブラジルに3年連続優勝をもたらす結果となった。
グランドフィナーレは、ファイナリストが彼らのマニューバーのレパートリーを思う存分発揮できる3フィートのコンディションで行なわれた。パダラッツは30分のヒートの間、ベストウエイブをつかまえて、ジャッジに印象づけるためにパワフルなスタイルでファイナルを支配した。パダラッツは1メートルほどの高さのあるエアリアルをメイクしほぼパーフェクトといえる9.40というハイスコアをマークし他の選手を引き離した。ダーバンのイベント初のフランス人のファイナリストとなったエリック・リビエール。彼も7ポイント台の2つのライディングでパダラッツを追撃したが、誰もブラジリアンを止めることは出来なかった。「ずっと、このコンテストに勝つことが自分の夢だった」と表彰台でシャンペンにずぶ濡れになったパダラッツが言った。「80年代にショーン・トムソンが勝利を手にしたその日から、ずっと僕はこのタイトルが欲しかった。長い間、夢を持ち続けて、それを実現させたんだ」
また土曜日には、オーストラリアのセレナ・ブルックが同じオーストラリアのロウリナ・マッガス、ジャクリーン・シルヴァ(Brz)、メラニー・バルテル(ハワイ)を抑え、ミスタープライスプロ・ウイメンズ・タイトルを手に入れた。
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