■USオープン、コリー・ロペス優勝
【現地2003年8月3日日曜日】危険なタヒチアン・ウエイブ、チョープーでの優勝経験を持つフロリダ出身のコリー・ロペスは、世界最大のプロフェッショナル・サーフィン・コンペティションの優勝トロフィーを彼のトロフィー・ケースに加えた。ハンティントンビーチ・ピアの記録的な85,000人の観客の前でロペスは賞金総額125,000ドルのホンダ・エレメントUSオープンのタイトルを掴んだ。
ロペスは、タジ・バロー、世界チャンピオンのアンディ・アイアンズ、サンタバーバラのボビー・マルティネスとの30分のファイナルで、ヒート前半から8フィートの壁に巨大なフローターをかけ、2発のバーティカルなスナップで8.83をスコアしファイナルをリードした。一方、セミファイナルではロペスを破ったアイアンズが、大観衆を熱狂させるマニューバーで反撃した。現在WCTのトップを走る、向かうところ敵無しのアイアンズだが、セットの波を掴んでいたもののワイプアウトが目立ちスコアを伸ばすことが出来なかった。ロペスは、そのあとも小さめのインサイドの波を掴み、見事なパフォーマンスを見せ7.23をゲット。そして、さらに7.77とポイントを上げ、最終的に合計16.60ポイントで、名声のあるUSオープン・タイトルと15,000ドルの優勝賞金を手に入れた。
「波が協力してくれたんだ。ラインナップは素晴らしかったよ。クォーターファイナルからは、超一流のコンペティションになったね。こんなに多くのギャラリーが集まったファイナルはいままで見たことがないよ。我々は、世界中で僅かなギャラリーのなかでサーフィンをしているんだ。だから、大技が決まった時のギャラリーの反応は最高だったよ」とロペスが言った。
「結構ワイプアウトしてしまったよ。」とアイアンズが言った。「それがファイナルの全て。コリーにやられたよ。彼に脱帽だ。このギャラリーの多さは最高に盛り上がるね。自分を奮い立たせてくれるよ」
また、ハワイのケコア・バカロソが「ロスト・プロ・ジュニア」で2年連続の優勝。ウィメンズは、オーストラリアのチェルシー・ジョージソンが初のメジャーWQSの勝利を手に入れ、ロングボードではインぺリアルビーチのテイラー・ジェンセンが、サン・クレメンテのコリン・マクフィリップスを破り優勝した。
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