■トレント・マンローがヨーロッパで2連勝
【現地2003年8月24日日曜日】先週ラカナウで開催された6スターのノキア・ラカナウ・パシフィックモーションプロで優勝したばかりのオーストラリアのトレント・マンローが、フランスのハセゴーで行なわれていた「リップカールプロ」で今季のWQS3勝目となるヨーロッパレッグ2連勝を成し遂げた。
今年モルディヴとラカナウで優勝している25才のWCTサーファー、トレント・マンロー。セミファイナルとファイナルで最高得点をマークするなど勢いに乗るオーストラリアのマンローを誰も止めることはできなかった。
ファイナルのスタートから9.0をたたき出しリードをとったのはリチャード・ラベット。波を待つティム・カランとマンローからリードを奪った。しかし、すかさずマンローは、パワフルで爆発的なサーフィンを彼のセカンドウエイブでみせ9.5をマーク。ハードなレール・ターンとトップでの巨大なスプレーとの組合せで勝利を固めた。そんなマンローを逆転するのに9.34が必要で2位につけていたティム・カラン。しかし彼の努力は報われることはなかった。昨年の優勝者であるリチャード・ラベット(Aus)は、素晴らしいサーフィンで第3位入賞。ラベットは逆転出来るだけのポテンシャルを持つ波を見つけることができなかった。またファイナルで10本ものライディングでチャージを続けたネコ・パダラッツも、マンローを止めることは出来なかった。
2003年のシーズンのトレント・マンローの3度目の勝利は、彼をWQSランキングで2位のポジションに押し上げた。彼は9月のカリフォルニアのトラッソルズで行なわれるWCT(ワールドチャンピオンシップツアー)の7戦終了後、秋のWCTヨーロピアンレッグで再びヨーロッパに戻ってくる。
■ガンバレ日本。
今回のリップカールプロも日本からWQSに標準を合わせて転戦している選手たちが参加した。なかでもR96まで勝ち上がったのは大野仙雅と小川直久。81位320ポイントを獲得した。また、続いて日本で開催中のタハラプロも今年は6スターだ。ガンバレ日本!
●8月25-31日*6スター「ビラボン・タハラプロ」Irago-ジャパン
【彼らの現在のWQSランキング】
●小川直久100位
●大野仙雅101位
●大野修聖112位
●田嶋鉄兵165位
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