ジャック・ジョンソンが世界的に大ブレイクして以来、ドノヴァン・フランケンレイター、ザ・ビューティフル・ガールズといった数々のサーファー・ミュージシャンが注目を集めている。そして、今年、オーストラリアの先住民族アボリジニの血を引くバンド、Max Judo（マックス・ジュドー）が日本のサーファーの投資ファンドの協力によってデビューすることが決定した。

Max Judoの持つ音楽性は、メンバーのルーツでもあるアボリジニ特有の民族楽器ディジュリドゥを大胆にフィーチャーするなど、最近のサーフ・ロックのスローでオーガニックなやさしいテイストを残しつつも、これまでのサーフ・ミュージックとは一線を画すものがある。地元オーストラリアではすでに話題を集め、サーフ・コンテストやアフター・パーティーではすでに引っ張りだこ状態。２００５年３月のＡＳＰ-ＷＣＴクイックシルバープロではゲスト・バンドとして大観衆の前でパフォーマンスし、２００４年豪コカコーラ・ライブ・アンド・ローカル・ツアーでは賞を受賞。オーストラリアのコカコーラのテレビCMでも曲が使用されている。

今作には、そのＴＶＣＭ曲「ゴー・ウィズ・ザ・フロウ」と２００４年８月にリリースされ話題となったサーフ・ミュージック・コンピ『トロピカライズ』収録の「オールウェイズ・ウェイティング」のニュー・バージョンを収録。日本全国のサーファーが支える音楽ファンドによってMax Judoのアルバムがリリースされる。

アルバムはソニーより７月２０日にリリース。更に、彼等は今年８月１日から愛知県田原市で開催される「ＡＳＰ-ＷＱＳ６スターイベント・ビラボン・プレゼンツ夢屋田原プロ」のタイアップ・ソングにも選ばれていて、夏に来日予定。今夏要注目のサーファー・バンドといえそうだ。


日本のサーファーの投資ファンドというのは、”サーフファンドを買う”というかたちでアルバムの制作費や宣伝費を出資し、『ＭＡＸ　ＪＵＤＯ』の音楽活動を応援するというもの。サーフィン界を盛り上げ、活性化させるきっかけ作りも目的とされている。今回は波情報サイト「波伝説」でもCDプロモーションを展開。

また、多くのサーファーが気軽にサーフファンドを購入できるよう、一口５，０００円と低価格に設定されており、すでに取扱い会社（ミュージックセキュリティーズ株式会社）のホームページ上にて購入することが出来る。（ｗｗｗ．ｍｕｓｉｃｓｅｃｕｒｉｔｉｅｓ．ｃｏｍ）

購入されたサーフファンドは、アルバム［ＤＡＹ　ＢＲＥＡＫ］が一定枚数（２，６９３枚）以上売り上げると、償還日（２００６／７／１９）に元の出資金に加え配当金を受け取れるという仕組み。なお、出資者（サーフ・ファンド購入者）には、『ＭＡＸ　ＪＵＤＯ』ビーチライブの投資家プレミア席がプレゼントされ、２０口以上出資された方の中から１０名様には、投資家限定アーティストサイン入り「夢屋ＴＡＨＡＲＡ　ＰＲＯ」オリジナルグッズも贈られる。サーフ・ファンドに興味がある方は、ミュージックセキュリティーズ株式会社のホームページで詳しい情報をチェック。