更新日 2007年4月24日 (火) 16:01
 
■ASP-WQS6スターイベント■
クイックシルバー・プロ・アフリカ
プレゼンテッドバイ・バージンモバイル
 

■2007年4月16-22日■ケイブロック/ニューピア、ダーバン、南アフリカ■photo Barry Tuck/Quiksilver■

■クイックシルバープロ・アフリカでルーク・マンローが優勝




■賞金1万5千ドル獲得のマンロー
■ファイナルではセットを辛抱強く待ったルーク・マンロー
■惜しくも2位のジョディ・スミス
【現地2007年4月22日、ダーバン】 4月16日から南アフリカのダーバンで開催されていたASP-WQS6スター「クイックシルバープロ・アフリカ」が現地22日に終了。オーストラリアのルーク・マンローが地元のニューヒーロー、ジョディ・スミスを抑えて見事優勝した。

ファイナルデイは3−4フィートのパーフェクトなオフショア・コンディションで、ラウンドオブ16の6ヒートからスタート。その日のファーストヒートは、アメリカのデーン・レイノルズと南アフリカのデイヴィ・ウェアのヒート。彼等はヒート終了間際まで1本づつしか波に乗らない奇怪なヒートを演じた。

カウントダウンが始まって2本目をようやくゲットした2人。その終了間際に手に入れた波でもレイノルズはワイプアウト。ウエアも波に乗ったがロースコアで、僅か0.1ポイント差でレイノルズが勝った。「勝ったとは思えなかったよ。彼は気の毒だけど勝てて良かった。ぜんぜん波が来なくて、ヒート中波を待っていたんだ。」とレイノルズ。しかし、そんなレイノルズもクオーターでウイナーのマンローにレイノルズは破れ、5位でフィニッシュ。

■デーン・レイノルズ
  ■エイドリアン・バカン(AUS)

そして、エイドリアン・バカン(AUS)、ジョディ・スミス(ZAF)、ルーク・マンロー(AUS)、ロイ・パワーズ(HAW)の4名がセミファイナルまで勝ち上がった。この時点で注目は何と言ってもジョディ・スミス(ZAF)。彼はクオーターのネコ・パダラッツ(BRA)のヒートで、ビッグなエアとパワフルなマニューバーで今大会2本目のパーフェクト10をマーク。更にバックアップも9.4をゲットして、本日のベストヒートといえるバトルを大差でものにしていたのだ。

結局、スミスがその勢いのままバカンを倒し、ルーク・マンロー(AUS)が2本のソリッドスコアでハワイのロイ・パワーズを下して、ファイナル進出を決めた。そして素晴しいコンディションで行われたファイナルを最初から支配したのは、やはりスミスだった。良い波を待つ作戦に出たマンローに対し、スミスはマンローが波に乗らないうちに5本の波をゲット。

先制攻撃を加えられたマンローだが、セットを待つ戦略がうまくいった。彼はオープニングでエクセレントな8.5ポイントをスコア。そして続けざまに6.8のライドで文句なしの逆転。反撃するスミスも,後半になって波がスローダウンして万事休す。そのままマンローが記念すべき第1回のクイックシルバープロ・アフリカのタイトルを手に入れた。

「ジョディに勝ちたいならば、良い波を掴まなきゃダメだと思っていたんだ。彼は、一週間ずっと最高のフォームをキープしていて、悪い波でもハイスコアを手に入れていたから、僕は本当にセットだけにフォーカスするしかなかったのさ」とマンローが言った。「僕は一週間ずっとジョディを見ていて、小さい波でのエアで勝負出来ないのは分かっていた。だから自分の戦略は待つことだった。それがうまくいった。今シーズンのスタートは最悪だったけど、この勢いをキープして頑張りたいよ。ジョディは良いサーフィンをしてる。そんな彼のホームで彼を倒せて最高だよ」とコメント。

そして、気になる日本人サーファー達。今回参加したのは、田嶋鉄兵、大野修聖、田中樹の3人。そんな中で大野一人がR144をトップ通過した。しかし、続くラウンドオブ96で敢無く敗退、73位という結果に終わった。今回の結果でWQSレイティングは田嶋鉄兵が88位と順位を若干下げて日本人トップをキープ。田中樹が136位、そして大野修聖が173位に浮上、堀口真平が221位となっている。頑張れ日本。

6スターWQS/クイックシルバー・プロ・アフリカ

1位:ルーク・マンロー(AUS)
2位:ジョディ・スミス(ZAF)
3位:エイドリアン・バカン(AUS)、ロイ・パワーズ(HAW)


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