■ウイメンズWQS第1戦でギルモア優勝。間屋口は25位
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【現地2007年1月28日、フィリップアイランド、オーストラリア】ウイメンズのASPーWQS2007が1月22日より開幕。第1戦の5スターイベント「ロキシープロ」が真夏のオーストラリアで終了した。このロキシープロは、「ロキシー・ウイメンズ・サーフィンフェスティバル」と呼ばれるウイメンズサーフィンにおけるオーストラリア最大のイベント。ビクトリア州のフィリップアイランドで開催されており、WQSイベントをはじめ、プロジュニア、プロロングボードコンテスト、アマチュアコンテストというように、ウイメンズにおける様々なカテゴリーのサーフィンコンペティションが行われる大イベントなのだ。
コンテストは、ウーラマイビーチをメイン会場としてベースが形成されていたが、コンディションを見ながら島全体を使えるモバイル形式だったため、ファイナルデイは、ペンギンパレードで有名なサマーランドビーチにセッティングされ、6ディビジョンのファイナルが開催された。
そんな中でティーンエージャーのセンセーションであるステファニー・ギルモア(Aus)は自身のサーフィンレベルを新しい領域に押し上げ、メラニー・バーテルス(Haw)とのファイナルをワンサイドゲームで破り、2年連続でフィリップアイランドのロキシー・プロのタイトルを手に入れた。
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| ▲優勝のギルモア |
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| ▲スタイリッシュなギルモア |
徐々にペースを上げて行きファイナルデイにピークに達した18才のギルモアは、30分のファイナルのわずか10分で対戦相手のバーテルスを窮地に追いやった。オープニングライドでいきなりエクセレントな8.33、それから、ライトハンダーで9.17をマークして素早くバックアップを手に入れたギルモアは、中盤にダメ押しの9.0ポイント・ライドでリードを広げ、大差でバーテルスを破って勝利を手に入れた。
「最高にストークしたわ」と満面笑みのギルモアが言った。「素晴らしいスタートを切れたわ。そして、何とかロキシーのWQSタイトルもキープ出来たしね。メルには昨年のサンセットビーチの借りが返せたわ。明日は私の誕生日。これ以上の幸せは無いわね」「週の初めは少しナーバスになっていたと思う。でも全ては今日、私のために揃った感じだったわ」とギルモア。
一方、完全に立ち上がることが出来ないほど叩きのめされた2位のバーテルスは「惨敗よ」と言った。「波はよかったのに、ステファニーに対して上手く出来なかった。彼女は克服すべきサーファーよ。でも今回は自分にとって良いスタートになったわ。年の初めに確かな自身を得ることが出来た。自分と自分のサーフィンを信じているわ」とバーテルス。
今回日本からは谷口絵理菜、間屋口香、萩原水紀がエントリーしていたが、ラウンドオブ60に出場した谷口と萩原は敢無く4位で敗退。間屋口香は次のラウンドオブ48のヒート5にクレジットされ、元ワールドチャンピオンであるポーリン・メンツァーとソフィア・ムラノビッチらと戦ったが惜しくも3位で敗退。25位でフィニッシュした。昨年同大会で間屋口香は、5位という素晴しい成績を残していただけに今回の結果は残念だが、今シーズンはスタートしたばかりだ。みんな気持ちを切り替えて頑張ろう。ウイメンズのWQSは3月に、オーストラリアの各地で5スター,2スター、6スターの3戦が予定されている。頑張れ日本。
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