■オーストラリアのジェイ・トンプソンが優勝。間屋口19位
トンプソンは、シドニーのクナラ出身のフィリップ・マクドナルドと対戦し、ヒートスコア15.17対12.67でマクドナルドを倒した。ファイナルでの彼のベストスコアは、マクドナルドの7ポイントに対して、8.17ポイント。世界の友人から「ボトル」と呼ばれているトンプソンは、メレウェザーのイベントをラウンドオブ64からキャンペーンを開始した。このイベントは、トンプソンがブラジルのWQSイベントをスキップしたため、今シーズンのファーストイベントとなった。
「僕は今年の初めにスタートする準備が精神的にできていなかった。それで、フィットネスをハードにこなし、トレーニングを積んで、このメレウェザーがサーフするいいタイミングと感じたのさ。我々はかなりハードに旅を続ける。だから、自分の目標であるエリートツアーへのクオリファイに向けてスタートを切る前に、全てをゲットしておきたかったんだ」トンプソンは、海から上がると真っ先に両親に電話を入れた。しかし彼等は外出していた。「両親に伝えたいよ。きっと大喜びしてくれるはず」と彼が言った。 レギュラー・フッターの彼は昨年、交通事故で亡くなった彼の兄ヴォーンを偲んで、からだの左側にタトゥーを入れている。「本当に彼を亡くして悲しいよ。今日の優勝を兄は本当に喜んでくれていると思うよ」とトンプソン。
そして、気になる日本人サーファー達の活躍。今年も多くのサーファーが日本からエントリーする中、ラウンドオブ64まで勝ち上がったのは、田嶋鉄兵と大野修聖の2人。昨年もこのイベントでR64へと駒を進めたマーだったが、両者とも4位敗退で49位という結果に終わった。
また、同時開催でウイメンズの5スターイベントも開催され、ブラジルのシルバナ・リマが優勝。日本からは問屋口香、谷口絵里菜、萩原水紀が出場したが、間屋口がラウンドオブ24まで勝ち進んだ。しかし、そんな間屋口もそこで4位で敗退し、19位という結果に終わった。今回の結果でWQSレイティングは田嶋鉄兵が92位で日本人トップとなり、田中樹が115位、そして堀口真平が146位に食い込んでいる。大野修聖は今年、279位と大きく出遅れた。ウイメンズの間屋口は24位につけている。彼等の次なるターゲットは同じニューサウスウェールズ州のソルジャーズビーチで今月25日まで行われる4スターイベント「ホットツナ・セントラルコーストプロ」。世界を目指して頑張れ日本。
4スターWQS/メイトランド・トヨタオープン
1位:ジェイ・トンプソン(AUS)
2位:フィリップ・マクドナルド(AUS)
3位:マット・ウィルキンソン(AUS)、ティム・ボール(FRA)
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