「僕は、この結果を最高に喜んでいるよ。自分にとってパーフェクトな一年のスタートだ」と彼は言った。「22分間きちんとスコアを出せる波を待たなければならなかった。でも、その波が来たとき、自分に必要なスコアを得ることができるのを分かっていたんだ。僕は昨年、かなり平凡な1年を送ったけど、最後に良い結果をいくつか出せて、なんとかそこから這い出せたんだよ」とセドリーが言った。「この結果で凄く自分に自信が持てるようになった。最高の2008年の完璧なスタートになるようにしたいね。今年に入って、集中力を失いかけていた。それが決してそうでないとすべての家族と友人に言ったけど、シーズンオフに本当に一生懸命トレーニングした。自分は本当に一生懸命サーフィンに取り組むよ」と彼は言った。
一方、クオーターファイナルにおいて、現在のWCTサーファーであるミック・キャンベルを破り、勢いに乗っていたショーン・ゴスマンは、2位という今年の彼のオープニング・リザルトに満足しているようだった。「イベントが始まって、自分はファイナルまで勝ち上がりたいと思っていた。だから、自分のゴールに到達出来て嬉しかったよ。来年こそはマジでWCTにクオリファイしたいんだ。僕は、本当にハードにトレーニングしていて、メンタル面やフィジカル・フィットネスにも真剣に取り組んでいる。そんな自分にとっては最高の結果だよ」とコメント。
また、今回は同時開催でウイメンズの4スターイベントも行われており、プロジュニア世界チャンピオンであるオーストラリアのサリー・フィッツギボンズが見事優勝した。
ラウンドオブ32から出場したフィッツギボンズは、ファイナルを含む5ラウンドのヒートで一度も負ける事がなかった。「コンテストには絶好のコンディションで、素晴らしいイベントになったわ。最高に嬉しいです。ローラ(2位となった)は本当に素晴らしいサーフィンを見せていて、最高のファイナルになった。」今年すでにWQSで2勝目をあげているフィッツギボンズ。2009年のWCTの内定をもらったといっても過言ではないが、先の事はあまり考えていないようだ。 「現段階で来年について考えていません。ただ、出場するイベント全てをとっていきたい」と彼女が言った。「2008年の私のプランは、ヒートごとサーフィンを楽しむことであり、うまくやることだけなんです」とコメントした。
今回日本からは、高梨直人や辻裕次郎、深川達也、萩原水紀、橋本小百合ら数名のサーファーが参加した。そんな中で大活躍したのが萩原水紀。ラウンドオブ48から出場した萩原は、そのラウンドをトップで通過すると、ラウンドオブ32ではエリカ・ホッセイニ、セレナ・ブルックというトップサーファーと対戦、そこでも1位でラウンドアップした。そしてラウンドオブ16では、ニキータ・ロブ、ジャクリーン・シルヴァ、ポーリン・アドを押さえ、ここでも1位で勝ち上がった。そして、ついにマンオンマンのクオーターファイナル。そこで待ち構えていたのはWCTサーファーのアミー・ドナホーだった。 6.83、8.50と中盤までにスコアをまとめてきたドナホーにコンビネーションに追い込まれ苦戦を強いられた。終盤に差し掛かったところで、 6.33をスコアし差を縮めたが、2本目をまとめる事が出来ず敗退した。WCTサーファーの強さを見せつけられる結果となったが、WQS4スターイベントで5位入賞。萩原にとって今後のコンテストへの大きな自信に繋がる結果となった。彼女のブログでは、このコンテスト後の彼女のコメントが掲載されているので是非チェックして欲しい。頑張れ! 萩原。頑張れ!日本。
※萩原水紀オフィシャルサイト。
メンズ結果:
優勝:リー・セドレー、2位:ショーン・ゴスマン、3位:ギャビン・ジレット、トビー・マーティン
ウイメンズ結果:
優勝:サリー・フィッツギボンズ、2位:ローラ・エネバー、3位:アミー・ドナホー、ジュリア・デラロサ
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