「最高だよ」と彼が言った。ウィッタカー(28)は、これまで5年間、優勝することなくASPワールド・ツアーを戦って来た。「ASPワールドツアーではブラジルで2位になった。3位は数え切れないぐらいあるけどね。でも最終的にイベントに勝つことは凄いことだよ。ずっと嫌悪感を持っていたのが取れた感じさ。ここの波は本当にクオリティが高くて、一週間、スーパー・リラックスできた。マーガレット・リヴァーは、WQSサーキットのなかでもベストな波だよ。ここで勝つことは最高だよ」とコメントした。 また同時開催されていたウイメンズでは、17才のページ・ハーブが、インターナショナルなファイナルでロザンヌ・ホッジ(南アフリカ)を破り、勝利を手にした。ハーブは全てのコンペティションを通して極めて印象に残るサーフィンを見せ、ギャラリーを刺激的なプログレッシブ・サーフィンで驚嘆させた。そして、彼女はASPツアーのメジャーイベントで優勝した初のニュージーランド出身のサーファーとして歴史に刻まれた。「本当にストークしたわ」と彼女は言った。「自分が勝ったのが信じられない」。僅差のクロスヒートが続く中で、ハーブはトータルスコア14.5を集め、ホッジのスコア13.57を抑えた。「ヒートを組み立てるためにクィックスタートで、最も良い波をゲットしようとしていたの」と彼女は言った。ハーブは優勝賞金US$4,000に加えて、WQSレイティングにおける価値ある2,000ポイントを与えられ、2009年のASPウイメンズ・ワールド・ツアーの参加資格獲得のため、更に良いポジションにジャンプアップを果たした。 大会3日目には、鮫の目撃情報により、イベントが一時中断される一幕もあったが、250名以上の世界最高峰のサーファー達が集ったこのイベントも無事ファイナルデイを迎えた。そんな中で今回は、日本より大澤伸幸、深川達哉、萩原水紀、橋本小百合がエントリー。 中でも橋本はラウンドオブ24までラウンドアップしたが、4位で敗退。19位という結果に終わった。このイベント終了時の日本人サーファーのレイティングは、ウイメンズの萩原が15位、橋本が52位。メンズは今年ブラジルの1戦(17位入賞)にしか出場していない大野修聖が129位。これでオーストラリアン・レッグが終り、ハイグレードなコンテストに的を絞った大野修聖をはじめとするトップ・ジャパニーズサーファー達が数多くエントリーしている南アフリカ、スコットランド、モルジブと続く。頑張れ日本。 6スターWQS/ドラッグ・アウェア・プロ 1 位:トム・ウィッタカー( AUS )2 位:クリス・ワード( USA ) 3 位:ダニエル・ロス( AUS )、クリス・デビッドソン( AUS )
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