一方、2位となったアダム・メリングは「もう一つの波を手に入れていれば最高だったけど、アダムが優勝してハッピーさ」と彼が言った。この北スコットランドの地で、オール・オージーファイナルからオーストラリアの勝利者をプロデュースしたことは、以外にも2年連続のことである。とはいえ、冷たい水の中で素晴らしいサーフィンを見せたのは、地球の反対側のサーファーだけではなかった。ヒューゴー・サヴァリはセミファイナルまで勝ち上がった唯一のヨーロピアンサーファーであった。しかし、ヒート終了間際にアダム・メリングに大逆転負けを喫した。「これまでの僕のベストリザルトだ」と意気揚々とヒューゴー・サヴァリが言った。「セミファイナルをメイク出来ただけでも最高さ。僕はリユニオンから来ているから、寒さや、こんなウエットスーツとかに慣れていないんだけど、最高の結果を得られて嬉しいよ」とコメント。 そして、今年クオリファイを目指し、WQSに参戦しているサニー・ガルシアはクオーターファイナルで敗退した。最近、彼の身内に不幸があったにも関わらず、ハワイアンはうなだれてはいなかった。「僕は彼女のためにイベントに勝ちたかった。波が僕のヒートで少し来なくなってしまって残念だったね。でも、このような状況で自分自身の運をメイクしなくてはならないのさ。5位という結果にも満足している。これで1ヶ月ほど休みになる。家に帰って、トレーニングなど今後の調整をするつもりだ」とコメント。 また、今回日本からは前回の南アフリカから続いて、田中樹(イズキ)、田中譲、大野修聖(マー)、辻裕次郎(ユウジロウ)が出場した。ラウンド1からの出場となった日本勢は、田中譲以外はファーストラウンドで撃沈。その田中譲も次のラウンドで敢無く敗退した。そして、4月29日から5月3日まで、カリフォルニアのローワートラッソルズで行われていたWQS4スターイベント「6.0ローワーズプロ」にも多くの日本人が参加。しかし数多くの日本人選手がラウンド3までに敗退。そんな中で中村昭太がラウンドオブ64まで勝ち進んだ。これでラウンド64から出場の田嶋鉄兵と中村昭太の2名に期待がかかったが、二人とも惜しくも3位で敗退。33位という結果に終わった。このイベント終了時の日本人サーファーのレイティングは、メンズは大野修聖が85位で日本人トップをキープ。そして163位に田中樹、183位に辻裕次郎、206位に田中譲、215位に田嶋鉄兵という順位。ウイメンズは萩原が15位、橋本が52位と変わらず。これで南アフリカがスコットランドが終り、次回の6スタープライムのイベントは6月9-15日のモルジブで開催予定。頑張れ日本。 優勝:アダム・ロバートソン(AUS)14.00 2位:アダム・メリング(AUS)11.50 セミファイナル ヒート1: アダム・ロバートソン(AUS)10.24 デビッド・ウィアー(ZAF)7.56 ヒート2: アダム・メリング(AUS)10.97 ヒューゴー・サヴァリ(REU)10.33 クォーターファイナル ヒート1: アダム・ロバートソン(AUS)16.00 マット・ウィルキンソン(AUS)10.77 ヒート2: デビッド・ウィアー(ZAF)9.83 ヤデン・ニコル(AUS)4.60 ヒート3: ヒューゴー・サヴァリ(REU)12.50 ミシェル・ボウレス(PYF)11.74 ヒート4: アダム・メリング(AUS)8.67 サニー・ガルシア(HAW)5.83
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