宮崎、日向
(2008年10月11日 土曜日)
日向プロ4日目は、ジュニアプロディビジョンの「Ocean & Earth Teen Age Rampage」が僅かなオフショアで安定した2-3フィートの絶好のコンディションで行われた。いよいよ「HYUGA PRO presented by ASAHI」も明日がファイナルデイとなる予定だ。
昨日は、3-4フィートのコンディションの中、WQSのラウンドオブ16からスタートし、WQS、LQSともにクォーターファイナルが終了してベスト4が決定した。第 1 ヒートでは、トップシードの田嶋鉄兵が、まさかの敗退を喫した。このヒートで大金星を挙げたのは地元宮崎の北田力也で、ラウンド16でヒートハイスコアを記録した 1 位通過の辻裕次郎と共にクォーターファイナルへ勝ち進んだ。更に第 3 ヒートでは、昨年のジュニアチャンピオン、大澤伸幸が浦山哲也と共に敗退してしまった。このヒートをダントツで勝ち上がったのは、このラウンド辻についで高いスコアを記録した、ダレン・ターナーがヒートスコアの 14.75 をたたき出し、彼本来のスタイルをサイズアップした波で本領を発揮した。
クォーターファイナルの第2ヒートでは、優勝候補の田中英義が、北田力也と対戦し、両者波の選択に苦しむ中、残り時間 2 分のところで、地元宮崎の北田が 9.25 のハイスコアをメイクし、駄目押しで、このヒートにおいて再び大金星を挙げた。第3ヒートでは、ダレン・ターナーが、今日のイベントスコアとなる、 16.00 をメイクし、日曜日のグランドファイナルデーに勝ち上がった。第 4 ヒートでは、やはりトップシードの田中樹が、ハワイのジェイソン・シバタにハイスコアを奪われ、敗退してしまう展開となった。
ロングボードのLQSはラウンドオブ16で、再び地元宮崎の選手が大活躍。東川泰明が 15.50 をマークし、ケコア・ウエムラ(ハワイ)を上回りクォーターファイナルに勝ち進んだ。更に第3ヒートでは、宮崎、延岡の遠田真央が、2位で、宮内謙至と共にクォーターに勝ち進んだ。第 4 ヒートでは、三重県からエントリーの若手、石川剛が、ジェイソン・シバタと共に勝ち上がった。イベントはこのまま、LQSのクォーターファイナルを行い、波のコンディションも依然変わらず、ハードな試合展開となり、やはりここでも大混戦となる、ヒートが続出した。第2ヒートでは、今回絶好調の東川泰明が、若手トップシードの森大騎を破り、セミファイナル進出、そして最終ヒートでは、飛び入り参加のジェイソン・シバタが、これまた今日の最高得点をマークし日曜日のグランドファイナルへ進出を決めた。シバタはショート、ロングともにセミファイナル進出を果たしている。
今年で 2 年目となり日向プロ恒例となった、エキジビジョンティームマッチが、今年は、ショート、ロング混合となり行われた「三ツ矢サイダーチームチャレンジ・プレゼンテッドバイ・あくがれ」( 1 チーム、ショート 2 名、ロング 1 名のバトルロイアル戦)が予想以上の盛り上がりをみせ、世界中からメールの応援が飛び交った。これは過去に無い非常に面白いイベントとなり、話題を独占した。また今回飛び入りで、登場したMC、ニック・ミタのしゃべりも最高に面白いトークを、伊久良ジョージと交え最高に面白いライブ空間を作り上げた。
本日の「 Ocean & Earth Teen Age Rampage 」プロジュニアイベントでは、日本全国から世界を目指す21歳未満のプロジュニアが日向に集結し今シーズンのトップを争う戦いを演じ、セミファイナル進出者が決定した。この大会で上位入賞を決め、ポイントを稼いだ選手は今シーズンのツアーランキングを基にトップ 5 人が、来年早々にオーストラリア、シドニーで行われるワールド・ジュニア・チャンピオンシップ(WJC)に出場する資格を獲得する。今日のジュニアのトップスコアは徳島の黒越太気。シングルスコアのベスト3を独占し、ヒートスコアでもトップで、明日の活躍に期待がかかる。一方で、番狂わせもあり、地元宮崎のイベントディフェンディングチャンピオンの萩原周がインターフェアを含めた、苦戦を強いられ、ヒート最後の数秒で、湘南の福島竜也に逆転されクオーターで敗退。3年連続のタイトル防衛の夢はここで消えた。カデットクラスでは、昨年のカデットグランドチャンピオンで前回の福島の優勝者である加藤嵐が9.25、8.25という2本のハイスコアで17.50というヒートスコア、シングルスコアともに本日のベストスコアをマーク。明日のセミファイナルへ勝ち上がっている。
http://www.aspjapantour.com/live/2008/hyugapro/index.php?rLingua=jp
写真:昨年のチャンピオン萩原周を倒した福島竜也
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