35分のファイナルの残り時間は15分。バルカはセカンドウェイブをゲット。しかし、その波はアベレージの5.5のスコアに終わる。逆にバカルソのためにドアは広く開かれ、彼にチャンスがやってきた。バカルソが逆転に必要なスコアは6.68。そしてソリッドなセットが入って来た。パワフルなハワイアンは、クリティカルでパワフルなバックハンド・ムーブを誘発し、200メーターを越えるロング・パーフェクト・ライドを決め、9ポイントをスコアした。残り時間5分で、バカルソはエクセレントな波を再びゲット。そして、彼は8.87のスコアを記録し、初のASP-WQS 6スタープライムイベント・タイトルを手に入れた。 「ついにASP-WQSレベルで優勝出来て最高だよ」とバカルソは言った。「数年前ASPワールド・ジュニアに勝ったあと、WQSレベルでの戦いにプレッシャーを感じていたんだ。それは自分にとって本当にハードだった。コンペティションは非常にタフさ。そして、ついに、その壁を破ることが出来てホッとしているよ。ここの波は信じられないほど良いね。ハワイアン達は毎日リップを繰り返していたよ。今夜はここで大いに盛り上がるよ」 2位となったバルカにとっても、今回の結果は自己ベストとなった。「ハワイアンには驚異的なイベントになったね。ファイナルで我々は一緒にサーフィンして、パーフェクトな波で素晴らしい時間を持てたよ。ヒート中盤で僕はいくつかミスをした。でも、全体としては、素晴らしいイベントだったね」ふたりは、今日のパフォーマンスをこのパスタポイントを発見した故トニー・フセイン・ヒンデに捧げた。故トニー氏は、このイベントが始まる直前に他界した。 また、今回日本からは大野修聖、田嶋鉄兵が出場した。ラウンド144からの出場となったふたりは、マーがファーストラウンドで撃沈。そこを勝ち上がった田嶋もラウンド96で敢無く敗退し49位という結果に終わった。このイベント終了時の日本人サーファーのレイティングは、大野修聖が86位で日本人トップをキープ。そして田嶋鉄兵が154位にアップ、182位に田中樹、201位に辻裕次郎、223位に田中譲という順位。これでモルジブが終り、次回の6スターイベントは6月30から南アフリカで開催予定。頑張れ日本。ちなみにブラジルで6月7月に予定されていたASPワールド・マスターズ・チャンピオンシップ、ASP-WQSビラボンガールズ・リオとASPウイメンズ・ワールド・ツアー・イベントのビラボンガールズプロ・リオは9月に変更になっている。 優勝:ケコア・バカルソ(HAW)17.87 2位:ダスティン・バルカ(HAW)14.50 3位:レオナルド・ニーヴス(BRA) 3位:ジョエル・センティオ(HAW)
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