「ファイナルまで勝ち上がれて、ローカルボーイを打ち砕く事が出来て最高だよ」とデーヴィッドソン。「バックハンドのトラビスには少しタフな戦いだったかもしれないね。自分に有利なコンディションだった。これまでこの場所ではパーフェクト10をスコアしたことがあるけど、今日は勝ち目の無い感じだったから、優勝出来て本当に嬉しいよ」元ASPワールドツアー・サーファーだったデーヴィッドソンは、オープニングライドで6.67をマーク、更にパーフェクトな9.43で対戦相手をコンビネーション・シチュエーションに追いやった。 残り時間5分のところで勝利を確信していたデーヴィッドソンは、サーフボードのデッキとボトムを逆さにしてサーフィンを始めた。そして残り3分を残してデーヴィッドソンは海から上がってしまった。「あれはちょっとした遊びで、トラヴィスに対する軽蔑ではないよ」とディヴィッドソン。「彼は素晴らしいコンペティターさ。でも、今回は自分が絶対に勝ったと確信していたんだ」デーヴィッドソンは2009年ASPワールドツアー・クォリファイに向けて2500ポイントを獲得した。 南アフリカ勢としてイベント最高位の成績を収めたにも関わらず、ロギーは明らかに落胆していた。彼は2000年にも、この場所でファイナル進出しており、今回キャリア2度目となる優勝のチャンスを逃していたのだ。「僕はここでサーフして育ったんだ。家も5分位の場所さ。だから僕はずっと、このイベントに勝ちたいと思ってきた」とロジーが言った。「ファイナルはタフだったね。クリスは2本のベストウェイブを掴んでいたからね。僕は1本も良い波を手に入れることも出来なかった」 今日のファイナルデイに残った3人の南アフリカ出身のサーファーのひとりであるロギーは、セミファイナルでパトリック・グダスカス(USA)を、クオーターでASP世界19位のジョディ・スミス(ダーバン)を、ラウンド16でグレッグ・エムズリー(イースト・ロンドン)を破ってファイナルに勝ち上がった。「2位で嬉しいよ。3位よりは良いからね。来年また戻って来て優勝目指して頑張るよ」とロギーが言った。第2位でフィニッシュしたロギーは、ASPワールド・ツアーのレイティング・ポイントへの影響がないのに対して、9位のグレッグ・エムズリーは、WQSレイティング19位にジャンプ。25位となったデビッド・ウィアー(ダーバン)はWQSレイティングで2位へジャンプアップした。 今回日本からは、メンズで田中樹、田中英義、大澤伸幸、大野修聖、田中譲、深川達哉、ウイメンズでは谷口絵里菜と萩原水紀が参加した。メンズではイズキとヒデヨシ以外の選手はラウンド192で早々に敗退。ヒデヨシもラウンド144で敗退し、田中樹のみがラウンド96に進出したがTJバロンやワーウィック・ライトらに行く手を阻まれ4位敗退。73位でフィニッシュした。またウイメンズは谷口、萩原ともファーストラウンドで姿を消した。このイベント終了時の日本人サーファーのレイティングは、大野修聖が前回の86位から110位と順位を下げながらも日本人トップをキープ。そして182位だった田中樹が168位に浮上、田嶋鉄兵が186位にダウン、245位に辻裕次郎、253位に田中譲という順位になっている。これで南アが終り、次回の6スターイベントは7月21日から27日まで(18-20日トライアル)カリフォルニアで開催予定のUSオープン。 頑張れ日本。そしてASPワールド・ツアー・イベントはビラボンプロJベイがウエイティングに入る。 優勝:クリス・デーヴィッドソン(AUS) 2位:トラビス・ロギー(ZAF) 3位:ネコ・パダラッツ(BRA) 3位:パトリック・グダスカス(USA)
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