昨年、アングレットで行われたワールドロングボード・チャンピオンシップの5位から順位を上げたイングルビー。今年はロングボード世界チャンピオンは、今回のフランス大会と11月にカリフォルニアで行われる第2戦との合計点で決まる。もちろんイングルビーは、ポールポジションに立つ。「今年、第2戦があることは、本当に良いね」とイングルビーが言った。「今、僕はこの勝利を楽しんで、オーストラリアの仲間と祝い、次のイベントについて考えるのは、その後にするよ。優勝出来たことは最高だからね」 オックスボーWLTで2位入賞した22才のデルペーロは、これまでのベストリザルトを手に入れた。セミファイナルでは、印象に残る18.25ポイントのヒートスコアで、元ASPワールド・ロングボード・チャンピオンのボンガ・パーキンス(HAW)を破りファイナルへ勝ち上がったが、王冠を手に入れることはできなかった。「ファイナルで、波が私のところへ行かなかった」とデルペーロが言った。「セミファイナルの後、良い感触があって自信も感じていた。しかし、それは起こらなかった。ハーレー(イングルビー)は、ベストのセットを掴んでいたね。僕は自分のベストサーフィンをできなかったよ」。イングルビー同様、昨年5位だったデルペーロは、フランスに初のASPワールド・ロングボード・タイトルをもたらすことのできる大本命である。「僕は、レイティングについて考えない」とデルペーロが言った。「僕は自分のホームブレイクで、全ての友人と家族の前で優勝したかった。しかし、それは結局はうまくいかなかった。オーストラリアの選手に自分のホームで優勝されて、ちょっとガッカリだよ。でも、ハーレーは優勝に値するサーフィンをしていたよ」 昨年のオックスボーWLTチャンピオンであるフィル・ラジズマン(BRA)は、セミファイナルの非常にタイトなバトルでイングルビーに負け3位。前ASPワールド・ロングボード・チャンピオンのボンガ・パーキンス(HAW)もセミファイナルで敗退した。3度のASPワールド・ロングボード・チャンピオン(1999年、2001年、2002年)であるコリン・マクフィリップス(USA)は、ラウンド4で昨年3位のジャクソン・クローズ(AUS)を破った後にクォーターファイナルでボンガに倒れた。「カリフォルニアでの試合が楽しみだよ。また良い波で出来ると良いね」とコメントした。 また、今回日本からは、昨年のシード選手として参加が決まっていた鍋島庵莉とリージョナル・チャンピオンのユージン・ティールが参加。日本でもお馴染みのハワイのケコア・ウエムラも参加した。しかし、2名ともラウンド2を強いられ、善戦空しく、そこで敗退となった。ラウンド3に勝ち上がったケコアもそこまでだった。今年は2戦のイベントで世界チャンピオンを決める方法がとられるプロロングボードサーキット。11月のカリフォルニア戦でも日本の代表選手を応援しょう。 優勝:ハーレー・イングルビー(AUS)16.65pt 2位:アントワーヌ・デルペーロ(FRA)14.50pt セミファイナル ヒート1: ハーレー・イングルビー(AUS)15.00pt フィル・ラジズマン(BRA)13.50pt ヒート2: アントワーヌ・デルペーロ(FRA)18.25pt ボンガ・パーキンス(HAW)17.05pt クォーターファイナル ヒート1: ハーレー・イングルビー(AUS)13.65pt カルロス・バヒア(BRA)11.25pt ヒート2: フィル・ラジズマン(BRA)14.85pt マシュー・モイア(ZAF)14.85pt ヒート3: アントワーヌ・デルペーロ(FRA)16.75pt アマロ・マトス(BRA)10.85pt ヒート4: ボンガ・パーキンス(HAW)16.25pt コリン・マクフィリップス(USA)13.90pt ASPワールド・ロングボード・ツアーレイティング. 1.ハーレー・イングルビー(AUS)(1200pt) 2.アントワーヌ・デルペーロ(FRA)(1032pt) 3.ボンガ・パーキンス(HAW)(876pt) 3.フィル・ラジズマン(BRA)(876pt)
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