「ここには素晴らしい波があって、移動して大成功だったね」と新しいロケーションについてカーが言った。「ここの波は、ビッグ・スコアを出するために凄くプッシュしてくれる。イベント会場を移動したことは、本当に良い考えだったね」また、タイトないくつかのバレルとオフザトップのコンビネーションで地元の熱い声援に応えた、ファイナルデイ唯一のダーバンローカルであるデイヴィ・ウィアーは、ドイツのマーロン・リプケと強烈なヒートを演じた。「僕の最初の波は、小さいバレルと素晴らしいフックがあって、素晴らしいものだった」とデイヴィが言った。 クオーターファイナルのころには、ロータイドとなり、勝ち上がった8名の選手に、いくつかのホローセクションとともに小さなバレルが提供され、オースティン・ウェアがジョシュ・カーを、ジハード・コダーがヘイター・アルヴェスを、デビッド・ウィアーがダスティン・バルカを、ティアゴ・ピレスがリー・セッドリーを破り、セミファイナルへ進出した。「このアンスティズの波は素晴らしい。我々は、そのヒートで良い波を何本も手に入れた」とティアゴが言った。「ニューピアの波が大好きなんだけど、今日はフラットだった。それで、この波でサーフィン出来るなんてラッキーだったよ」。そして、セミファイナルでは、アメリカのオースティン・ウェアがブラジリアンのジハード・コダーを、デイヴィ・ウィアーが、ティアゴ・ピレスを下して、ファイナル進出を決めた。「僕の乗った全ての波の後、ギャラリーから声援が聞こえて、最高に嬉しかったよ」とデイヴィが言った。「僕の妻と娘をはじめ、家族全員と全ての僕の親友が応援にかけつけてくれたんだ。彼らの応援する声が聞こえて、最高だった」。 デイヴィはリラックスしているようで、アンスティズのクリーンなコンディションでスムースにサーフィンをしていた。ハイタイドに向かうにつれてサイズもアップ。デイヴィのファイナルの最初のスコアリング・ウェイブは、クリーンなチューブライドとクローズアウト・セクションでのビッグアクションで構成された。更に彼は2本のビッグスコアでフォローアップ。ビッグターンにエア系のマニューバーを織り交ぜ、対戦相手のオースティンとの差を大きく広げ、勝利を手にした。「信じられないほどハッピーだよ」友達に担ぎ上げられたデイヴィが言った。「僕はこのイベントで良いスタートを切れた。良いスタートのときは、いつでも良い結果になるみたいなんだ。今は少し圧倒されている。ヒートでやったことを結構忘れちゃったよ。ギャラリーの声援は、本当に助けになったね。ビーチから僕に声援を送ってくれた全ての人に感謝したい」ウィアーは、優勝賞金US$15,000とWQSレイティング・ポイント3000を獲得、2009年のワールド・ツアーのクオリファイを目指す彼には最高のポイントゲットとなった。 そして、今回日本から高梨直人、田中樹(イズキ)、田中譲、大野修聖(マー)、田嶋鉄兵(テッペイ)、辻裕次郎(ユウジロウ)が出場。ラウンド1からの出場となった日本勢は、トップ通過のイズキ、テッペイ、マー、ユウジロウという4名が勝ち上がった。続くラウンド2ではイズキとマーが2位で勝ち上がり、ラウンド3ではマーがトップシードと対戦。ヒート終盤まで4位だったマーは、起死回生の7.83をスコアし、大逆転の1位通過でラウンドアップを果たした。続いて行われたラウンドオブ24のヒートでは、ティアゴ・ピレス等と戦い3人ヒートを戦ったが惜しくも3位敗退。それでも17位という結果は、今年のブラジルの5スターの時と同じ順位。2戦連続で17位という今年のマーは、ライブで見る限りでも精神的な強さが感じられ、ちょっといつもと違う感じがする。この調子で世界を目指せ! 頑張れ。マー! そして、このイベント終了時の日本人サーファーのレイティングは、メンズはブラジルと南アフリカの2戦にしか出場していない大野修聖が129位から73位へジャンプアップ。ウイメンズは萩原が15位、橋本が52位と変わらず。これで南アフリカが終り、スコットランド、モルジブとハイグレードなコンテストは続く。頑張れ日本。
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