王冠を手にするために、19.27ポイントの素晴らしいスコアをマークしたデーヴィッドソンは今シーズン、いくつかのファイナル進出を果たし、2つのASP WQS6スターイベントで優勝するという驚くべき成績を残しており、彼の夢であるASPワールドツアーへの参加資格獲得にまた1歩近付いた。「WQSに戻ったのは、自分にはとても厳しい時間だった」とデーヴィッドソンが言った。「昨年は負傷し、スポンサーは極めて少なくなり、それはまさに闘いだった。でも、僕はすでに来年ASPのトップ45と戦う事を楽しみにしているんだ。最高だよ。本当に自分が勝ったなんて信じられない」 一週間ずっと素晴らしいラディカルなサーフィンを見せていたデーヴィッドソンは、絶好調だった現在ASPワールドツアー42位のジハード・コードル(BRA)を止める唯一のサーファーだった。コードルは今朝、素晴らしいエアリアルとターンを披露し、潜在的なチャンピオンと見られていたが、最終的なバトルでより良い波を捕まえられずタイトルを逃がした。「彼の日だったよ。ファイナルでは何も出来なかった。2位をゲット出来て最高だよ。フランスでは楽しい時間を持って、今日は良いコンディションで試合を楽しんだ。すべてが良かったよ」 ASPトップ45の中でルーキーとしてハードな1年を持ったコードルは、今後のイベントで良い結果をキープ出来れば、今回の結果でレイティング11位となったWQSを通してリクオリファイする可能性を持っている。「今年、世界のトップサーファーに学ぶことはタフだった」とコードルが言った。「僕は自分のサーフィンのあらゆる部分を改良しようとしている。そして、僕はこのイベントでいくつかの答えを見つけたように思えるんだ。今後のイベントに素晴らしい自信を持つ事が出来た。この良い感じをキープしていきたいね」。 そして、3位となったのはマーロン・リプケ(DEU)とジョシュ・カー(AUS)。リプケは元ASPヨーロッパのジュニア・チャンピオンで、6スタープライムでセミファイナルまで勝ち上がりキャリア最高結果を得た。イベントで最もプログレッシブなサーフィンを見せてハイスコアをたたき出していたジョシュ・カー(AUS)はパーフェクトスコアをマークしながらも敗退した。 また、今回も日本から唯一エントリーした大野修聖。ラウンド144をトップで勝ち上がったマーは、ラウンド96でジョシュ・カー(AUS)に次いで2位でラウンドアップ。ラウンド48ではクリス・デーヴィッドソン(AUS)、ヘイター・アルヴェス、ダナー・グダスカスと対戦。終盤まで大差を付けられていたが、最後に踏ん張りを見せ、僅差に持ち込んだがそこでタイムアップ。惜しくも3位で敗退し25位という結果に終わった。しかし、ヨーロピアンレッグの6スタークラスで2戦続けて結果を出しているマーは、今回も1050ポイントを獲得。このイベント終了時で大野修聖は、前回の世界ランキング73位から57位にランクアップした。次の6スターイベントは26日からスタートするポルトガルだ。日本のみんなが君を応援しているぞ。頑張れマー! 優勝:クリス・デーヴィッドソン(AUS)19.24 2位:ジハード・コードル(BRA)15.60 セミファイナル ヒート1: ジハード・コードル(BRA)15.23 マーロン・リプケ(DEU)12.00 ヒート2: クリス・デーヴィッドソン(AUS)14.17 ジョシュ・カー(AUS)9.50 クォーターファイナル ヒート1: マーロン・リプケ(DEU)14.67 ティム・ボール(FRA)13.60 ヒート2: ジハード・コードル(BRA)15.16 ナザニエル・カラン(USA)13.14 ヒート3: クリス・デーヴィッドソン(AUS)16.33 ミカエル・ピーコン(FRA)12.17 ヒート4: ジョシュ・カー(AUS)19.17 ドルー・コートニー(AUS)7.00
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