更新日: 2008年7月18日 (金) 12:12
ロキシーASPウイメンズ・ワールド
ロングボード・チャンピオンシップ(WWLC)
■2008年7月11日-16日■コート・デ・バスク、ビアリッツ、フランス■ ASP Rowland (c) Covered Images■

■女性ロングボード世界チャンピオンにジョイ・モナハン。島尻、植村が2年連続9位
 
 ■ジョイ・モナハン(HAW)
 
■初のハワイアン・ウイメンズ・ワールドロングボード・チャンピオン誕生  ■チェルシー・ウィリアムズ(AUS)
【現地2008年7月16日水曜日、ビアリッツ、フランス】7月11日からフランスはビアリッツのコートデバスクで開催されていたロキシーASPウイメンズ・ワールドロングボード・チャンピオンシップ(WWLC)が終了。22歳のハワイ・オアフ島出身のジョイ・モナハンが優勝し、ASPのウイメンズワールドロングボード・チャンピオン2008になった。最後のエキサイティングな30分間のファイアナルで、モナハンはチェルシー・ウィリアムズ(AUS)破り、初の世界王冠を手に入れるため14.10ポイントのヒートスコアを記録した。

2006年に9位、2007年に5位となったモナハンは、ロキシーASPウイメンズ・ワールド・ロングボードチャンピオンシップのタイトルを手に入れ、女性初のハワイアンのワールド・ロングボード・チャンピオンとなった。「スーパー・ストークです。自分がチャンピオンシップに勝ったと思えない」とモナハン。「チェルシーは世界のベストサーファーの一人。だから勝つのは最も難しいヒートだったわ。だから波を掴んで勝つことに集中したの」
 
 ■ジェニファー・スミス(USA)
 
     ■レア・ドーソン(USA


セミファイナルで、ASPウイメンズ・ワールド・ロングボード・チャンピオンに君臨しているジェニファー・スミス(USA)を破ったモナハンは、2フィートのなか行われたファイナルでも、クラシカルなターンとモダン・スタイルのリエントリーの強力なコンビネーションでヒートをまとめた。「セミファイナルでジェニファー(スミス)を倒して本当に驚いた」とモナハンが言った。 「ビアリッツでの素晴らしい1週間だったわ。そして、優勝出来てパーフェクトな終りになったわ。夢が現実になった感じ。自分の家に世界タイトルを持って帰れるなんて素晴らしいことだわ。本当に最高」。今年のイベントはハワイアンが大活躍。同時開催でASPプロ・ジュニアも行われ、ロングボードにも出場していたASP-WCTでワイルドカードで出場し大活躍をしたカリッサ・ムーア(HAW)が優勝。2008年のロキシー・ジャムはハワイ一色になった。

今回の優勝候補だった22歳のチェルシー・ウィリアムズ(AUS)。2007年は3位だった順位をひとつ上げて2位でフィニッシュした。最後のオーストラリア代表となったウィリアムズは、ロキシーASP WWLCを通した素晴らしいパフォーマンスを見せていた。そして、セミファイナルでレア・ドーソン(USA)を下した時にスコアした15.00ポイントのハイスコアを含む、イベント・ベスト3のヒート・スコアのうち2つは彼女がマークした。「ほとんどのヒートで勝ったけど、ファイナル終了間際にジョイに2本の良い波をとられた」とウィリアムズが言った。「私は最後の最後まで、より大きい波を取ろうとしたけど、それは十分ではなかったみたい。でも、この結果には満足よ。だって去年よりも良い結果だから」

ASPウイメンズ・ワールド・ロングボード・チャンピオンに君臨しているジェニファー・スミス(USA)は、セミファイナルでモナハンに敗退。彼女の2年連続タイトル獲得の夢はそこで消えた。 スミスはラウンド4でソリッドな14.75ポイントのヒートスコアをマークしたイベントのトップ・スコアラーの1人だった。しかし、モナハンの猛攻を迎え撃つことができなかった。「私はすべてに勝つことはできないと思う。でも間違いなく、このコンテストを楽しんだわ」とスミスが言った。「来年またここに戻って来て、再び挑むつもりよ。タイトルを守りたかったわ。でも、ジョイ(モナハン)は素晴らしいサーファー。 彼女は、本当にチャンピオンに値するサーファーだわ」とコメントした。

また、今回、日本から古市陽子(写真)と島尻裕子が代表として参加。古市はラウンド2を強いられたがラウンド3へ生き残り、島尻、古市ともラウンド3に進出した。またハワイと日本の2つの国籍を持つ、JPSAショートボードプロの植村未来もラウンド3進出を決めた。そして、その島尻裕子と植村未来が見事ラウンド3を突破し、ラウンド4へ駒を進めたが、島尻が優勝したジョイ・モナハン(HAW)に、植村が2位のチェルシー・ウィリアムズ(AUS)に破れ、昨年と同じ9位という結果に終わっている。

ロキシーASP WWLC最終結果

優勝:ジョイ・モナハン(HAW)14.10
2位:チェルシー・ウィリアムズ(AUS)13.50
セミファイナル
ヒート1: ジョイ・モナハン(HAW)13.50 ジェニファー・スミス(USA)12.20
ヒート2: チェルシー・ウィリアムズ(AUS)15.00 レア・ドーソン(USA)7.35
クォーターファイナル
ヒート1: ジョイ・モナハン(HAW)16.25 レイチェル・バリー(USA)8.85
ヒート2: ジェニファー・スミス(USA)14.40 カシア・メドー(USA)9.75
ヒート3: レア・ドーソン(USA)11.65 ジュスティーン・デュポン(FRA)10.75
ヒート4: チェルシー・ウィリアムズ(AUS)12.65 ジュリー・コックス(USA)8.20



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