更新日: 2009年3月30日 (月) 12:25
O'Neill Cold Water Classic Tasmania
ASP 6 Star Mens WQS event
■2009年3月23-29日■タスマニア、オーストラリア■Photo: Steve Robertson/Surfing Australia■マーがクオーターへ

■ジョディ・スミスが優勝。大野修聖が5位入賞で17位にランクイン。


写真:ジョディ・スミス。Photo: Steve Robertson/Surfing Australia

【現地 2009年3月29日日曜日、タスマニア、オーストラリア】 ASP-WQS6スターイベント「オニール・コールド・ウォーター・クラシック・タスマニア」がブラフスリーフのソリッドな6フィートのコンディションの中ファイナルデイを迎え、WCTサーファーとして活躍する南アフリカのジョディ・スミスが優勝した。世界9位のスミスは、ファイナルで15.56対13.17で、世界5位のダミアン・ホブグッドを破り、優勝賞金2万ドルとWQSの2500ポイントを手に入れた。

優れたコンペティターである二人のサーファーは、35分のファイナルでスロースタートに苦しんだが、残り時間10分でスミスは、勝利のために6.83のバックアップとなるヒートハイスコアの8.73で勝利を封じた。ビッグスナップとビッグエアリアル・マニューバーで構成されたスミスのフリーサーフィン・アプローチが、今日の勝利の鍵となったのだ。

世界中から集まった192名のサーファーによって、タスマニアの北西部に位置するこの場所で開催された記念すべき第1回大会で、21歳のスミスはオープニングヒートから素晴らしいパフォーマンスを見せていた。一方、29才のホブグッドは、7.50を前半にマークし、早くからリードをとったが、バックアップスコアを見つける事が出来なかった。しかし、9年のワールドツアー・キャリアをもっているベテランのホブグッドは、フロリダのスモール・ウェイブ・ロケーション出身にもかかわらず、強烈な波でのリッパーである事を再び証明したのだった。

「このタスマニアで本当に素晴らしい時間を持てたよ。このようなパワフルな波、そして、リモート・ロケーションや楽しい人々は最高だった」と勝利の後のスミスが言った。「僕は、いつもパワーのある波を楽しんでいるんだ。そして、ここタスマニアには、サーフィンするための、あらゆる波がある。そして、そのパワーが最高のサーフィンを作り出す。僕はそれが大好きなんだ」


写真:ジョディ・スミス。Photo: Steve Robertson/Surfing Australia

タスマニア北西部の荒野に感銘を受けた2位のダミアン・ホブグッドが言った。「タスマニアで過ごしたこの1週間は自分にとって特別なものだった。多くの素晴しい波と素晴しい人々が我々を歓迎してくれた。ぼくら全員にとってアドベンチャーだったよ。一週間ずっと子供のような気分だった」

セミファイナルでスミスは、幸運な最後の波を使い、ブラジルの新鋭、ジャドソン・アンドレを下した。トーナメント・トップシードで世界5位の C Jホブグッドを下した21歳のアンドレは、セミファイナルを完全にリードしていたが終了間際のスミスの8.27で、僅差でファイナル進出を逃した。それでもアンドレは3位入賞で5000ドルと1875ポイントを獲得した。

オールアメリカンとなったセミファイナルの第2ヒートは、ホブグッドがカリフォルニアのパット・グダスカスとのクロスヒートを生き残った。23歳のガダスカスは、逆転に9,17が必要で、最後のライディングでスコアしたのは8.90。ファイナルまで僅かにスコアが足りなかった。とはいえ、昨年、僅差でワールド・ツアーを逃したグダスカスにとって、今回の3位という結果は、2010年のASPドリームツアーの資格を得るという彼の夢を達成するために素晴しいスタートとなった。

ファイナルデイまで勝ち上がったディオン・アトキンソン(サウスオーストラリア)とオーエン・ライト(ゴールドコースト)のオーストラリアの二人は、オニール・コールド・ウォーター・クラシックのクオーターファイナルで敗退したが5位タイとなり、賞金2950ドルと1625ポイントを獲得した。また、クオーターファイナルまで勝ち進んでいた大野修聖は、パトリック・グダスカス(USA)と対戦。惜しくも13.50対7.56で敗退してしまった。しかし、今回の結果で大野修聖ことマーは、5位タイで1625ポイントを獲得してWQSランキング17位にランクイン。このペースをキープして、来年度のドリームツアーに向かって突き進んで欲しい。サムライ・マーを応援しよう。

オニール・コールド・ウォーター・クラシック・シリーズの第1戦は、タスマニアのノースウェストで6日のコンペティションで4つのブレークを利用した。そして、WQSはシーズンの終わりにトップ15のサーファーが、エリートツアーへの参加資格を獲得する。そのWQSイベントであるオニール・コールド・ウォーター・クラシック・シリーズは、次回2009年4月29日から5月6日、スコットランドで行われる。


Finals day wave : photo courtesy O'Neill

最終結果

優勝:ジョディ・スミス(ZAF)15.56
2位:ダミアン・ホブグッド(USA)13.17
SF1:ジョディ・スミス(ZAF)16.10 ジャドソン・アンドレ(BRZ)15.27
SF2:ダミアン・ホブグッド(USA)16.07 パトリック・ガダスカス(USA)15.90
QF1:ジャドソン・アンドレ(BRA)14:00 ディオン・アトキンソン(Aus)13.33
QF2:ジョディ・スミス(ZAF)18:00 オーエン・ライト(Aus).12.83
QF3:パトリック・ガダスカス(USA)13.50 大野修聖(Jpn)7.56
QF4:ダミアン・ホブグッド(USA)10.90  TJバロン(HAW)9.00

 


写真:クオーター進出を決めたマー。Photo: Steve Robertson/Surfing Australia


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