更新日: 2009年1月4日 (日) 4:26
ビラボンASPワールド・ジュニア
チャンピオンシップ
■2009年1月3-10日■シドニー,ノース・ナラビーン■photo:ASP COVERED IMAGES■バックナンバー■

■プロジュニア世界ナンバーワン決定戦がオーストラリアでスタート。


写真:オーエン・ライト(AUS)
 

新年あけましておめでとうございます。本年もサーフメディアをよろしくお願いいたします。
【2009年1月4日日曜日、オーストラリア、ノースナラビーン】世界各地のプロジュニアサーキットを戦ったトップサーファーによる、プロジュニア世界ナンバーワン決定戦「ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ」が、オーストラリア、ニューサウスウェールズ州、シドニーのノース・ナラビーン・ビーチでスタートした。13カ国を超える7つの地域からサーファーが参加するこのイベントは、これまで3XASPワールド・チャンピオンのアンディ・アイアンズ(HAW)、2度のイベントタイトルを持つジョエル・パーキンソン(AUS)、ジョディ・スミス(ZAF)といった現在のサーフィン界のトップ選手が名を連ねており、このイベントが、どれだけハイレベルなものなのかが理解出来る。

現地3日にスタートしたコンテストは、マッシーな3ー4フィートのコンディションで、メンズはラウンド1のヒート9までを消化。 大会2日目はウイメンズが行われ、クオーターファイナル進出者が決定している。そんな中、メンズはオーストラリア勢の活躍が目立ち、ウイメンズは多くの番狂わせが起きた。 昨年、この大会で3位となり、今回ASPインターナショナルからワイルドカードを得て出場のオーエン・ライト(AUS、18歳)が、8.50と9.33のハイスコアをマークして、ピエール-ヴァレンチ・アボルデ(FRA)と中村昭太(JPN)を下し、ラウンド3へ勝ち進んだ。

「僕は、いま本当に順調な感じだよ」とライトが言った。「自分の体やサーフィンを上手く調整するために、サウスウェールズの南にある僕のホームにずっと居たんだ。だから、このイベントまで、いい感じで来れた」。ライトは、今日の最高点となる17.83をマークし、ASPワールド・ジュニアタイトルをしっかりと見つめているようだ。「僕は今朝、積極的に攻めるように努力したんだ」とライトが言った。「良いスタートを切りたくて、全てに攻めた。それでスコアが出たんだと思う」とコメント。

     


写真:タヒチのタマロア・マコーム


現在、オーストラリアのゴールドコーストに住んでいるタヒチのタマロア・マコーム(16才)は、素晴らしい8.17と6.73で対戦相手のキロン・ジャボール(HAW)とヒース・ジョスク(AUS)を破った。「本当に良い感じだった」とマコームが言った。「このイベントの初めてのヒートだったから、勝ってラウンド3へ勝ち進めて最高に嬉しかった。世界のベストサーファーと戦うために集中していくよ。そのためにここに居るんだからね」。ライトとマコームは、ラウンド1を勝ち上がった同じオーストラリアのスチュアート・ケネディ(AUS)、ディーン・ボーエン(AUS)と戦う。

オーストラリア勢が活躍する中、世界中から集まったグランジャー・ラーセン(HAW)や昨年の3位入賞者であるタナー・ガダスカス(USA)といったサーファーも素晴らしいパフォーマンスを披露した。

一方、ウインディな2―3フィートのコンディションで行われたウイメンズで、最大の番狂わせとなったのは16歳のレイラ・ハースト(HAW)が、2009年のASPワールドツアー・ルーキーであるココ・ホー(HAW)(17)を破ったことだろう。シーソーゲームとなったそのヒートで、終了5分前に8.83というベストスコアをマークし逆転に成功したハーストは、そのまま逃げ切り、勝利を手に入れた。「コンディションはオンショアで、インサイドまで走れるレフトを狙っていたの」とハーストが言った。「リードは、たぶん5回ぐらいココと自分の間で入れ替わった。今は凄く自分自身に自信があるの。このままファイナルまで行きたいわ。少なくともセミファイナル。それが私の目標なの」。

また、ASP トップ17のエリートツアーに今シーズンから加わるページ・ハーブ(NZL)(18)は、ラウンド 3で恐れられた14才のタイラー・ライト(AUS)を下し、コートニー・コンローグ(USA)は、ニキータ・ロブ(ZAF)を下し、クオーターファイナルに駒を進めている。 気になる日本勢は、中村昭太、松岡慧斗がラウンド1を戦ったが、惜しくもラウンド2を強いられており、大澤伸幸、関本海渡、中村光貴はまだ出番がない。女子の橋本小百合、大村奈央は、橋本だけがラウンド3まで勝ち進んだが、善戦空しく敗退している。

写真:橋本小百合はラウンド3で敗退

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