更新日 2007年1月30日 (火) 0:36
 
  

■ASR Trade Expo潜入ルポ。アメリカサーフィン業界は元気なのである。

 
 


▲エレガントなブース
▲卓球ですか?

1月25日から27日にかけてカリフォルニアのサンディエゴでASR、通称トレードショーが行われた。これは、アメリカのサーフィン業界、スケート業界、水着、その他の業界の各ブランドが出展して、来季に向けて小売、あるいは卸業者から注文を集めるために行われるもの。

よって、既存のブランドの来シーズンのデザイン的傾向や、新しいブランドを見るのにはうってつけのイベントだ。とはいっても最近のこのショーは、各ブランド来期に向けての新製品の先行販売なだけに、けっこうガードが固くて、メディアといえどもフラッとブースの中には入れない。

しかし、外観からだけでも傾向がわかるように展示しているブースも多いし、そのブースの周りにどのぐらい人が群がっているかで、ブランドの勢いを推し量ることが出来る。

全体的な印象としては、やっぱりアメリカの業界は完全に景気を回復しつつあるということ。初日午前中に関わらず、会場内は世界各国からこのイベントに訪れた人でにぎわっていた。新規出展ブランドも100を越えるとのことで、それだけでも業界の盛り上がりがわかるというもの。いまだ先が見えない感じの国内の業界からすればうらやましい限りだ。
▲ヒッピーカルチャーぽく
 
ALL photo by snowy


特設ステージではアメリカの海ノリ女性誌、日本で言えばBGのような雑誌のFoam主催のファッションショーも行われ、出展ブランドの最新ウエアをさまざまなテイストで上手く交えてコーディネイトして、かなり興味深かった。

しかし、いつもゾロゾロ見かけるプロサーファーたちの姿をあまり見かけることがなく、ちょっとその辺は淋しいなといった感じ。やはり9月のWCTトラッスルズ、ブーストモバイルプロのときに行われるこのショーのほうがWCT選手の姿を見かけることが断然多い。

どうだった? と聞かれれば、間違いなく盛り上がってたよ、という答えになる。全体的に人も多い感じがしたし、大手ブランドの回りは人の塊だったし、今までの中堅どころのブランドのブースの大きさも拡大していたように思う。アメリカサーフィン業界は元気なのである。

Report by つのだゆき
 

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