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2006年06月17日 (土) 18:22 更新

■今年、千葉で開催予定だったASP-WCTが急遽キャンセルに。

ASPインターナショナルは、今年のフォスターズASPメンズ・ワールド・ツアーのジャパン・レッグの中止を決定。今年、千葉のマリブ/部原で8月31日から9月7日まで開催予定だったWCTイベントは開催されない。クイックシルバーはこの3年間、日本で唯一行われていたWCTのメジャースポンサーで、それは台風シーズンの極上の波で開催され、日本のサーフィン史に刻まれる素晴らしいコンテストだった。

ASPインターが声明を発表した6月5日のリリースには、クイックシルバー・アジア・パシフィック代表のクライブ・フィッツが、これまでクイックシルバーが3年間、日本で成功させたフォスターズASPメンズ・ワールド・ツアー・イベントをプレゼンティング・スポンサーとして続けたいとの意志が書かれていた。「日本の台風シーズンに、ベスト・ロケーションでのベスト・サーフを手に入れるために広大なコンペティション・ウインドウで、クイックシルバーは2003年にこのイベントを開始した」とフィッツ。「我々の本来の狙いは、クイックシルバーからの継続的なサポートを受けるネイミング・ライツ・スポンサーを誘致するためにASPと動いていた。その機会が今も存在する」。

そして、ASPの経営最高責任者であるブロディ・カーは、ASPがクイックシルバーとASPジャパンをサポートするネイミング・ライツ・スポンサーを探していたと言った。「ツアーにおいてイベントを失うことは、常に残念なことである」とカーが言った。「しかし、これはツアーへ新しいスポンサーをもたらす素晴らしい機会であると我々はポジティブに考えている。ツアーには既に多くのサポーティング・スポンサーがあるが、これはフォスターズASPメンズ・ワールド・ツアーへスポンサーをする絶好のチャンスである」ASPは、日本を常にサーフィンというスポーツにおける重要な発展エリアとして見て来たという。「我々は現在、ドリームツアーを成功させる不可欠な歯車として日本を見ている」とカーが言った。「そして2007年に、これまで以上にビッグになり再インストールされたイベントを日本で開催したい」というコメントをリリースに掲載した。

今から7年前の1999年、千葉県の東浪見海岸での大会を最後に、大会スポンサー不在のため世界最高峰のサーフィンを見ることが出来なくなってしまった日本。そんななかで夢の大会開催を日本に呼び戻してくれたのが「クイックシルバー」。誰もが待ち望んでいたASPーWCTの4年振りの開催に日本が湧いた。そして、昨年、6-8フィートのスウェルが炸裂する「マリブ」でクライマックスを迎え、ケリー対アンディという日本のサーフファンには涙ものの最高のファイナルとなった「クイックシルバープロ・ジャパン」。そんなWCTが今年、日本で開催されないのは非常に残念だ。このWCTが日本のサーフィン業界をはじめ、イベント開催地域にもたらす経済効果は計り知れない。日本のサーファーに世界最高峰のサーフィンを見せたいと、日本のASPも必死にメインスポンサーを探したが、彼等にはあまりにも時間が無さ過ぎた。ある関係者は「発表が年明け頃であれば、キャンセルは避けられただろう」とコメントする人もいた。しかし、今となっては後の祭り。僕達に今出来ることは、来年、新しいスポンサーが見つかり、再びWCTが日本に戻って来ることを願うことしかない。








■サニー・ガルシアが脱税。


常に世界ランクのトップを走っていたハワイアン・チャンプのサニー・ガルシアは、コンテスト賞金など417,000ドル以上(約5千万円)に対する脱税をしていたことを6月5日月曜日に連邦裁判所で認めた。本名:ヴィンセント・センネン・ガルシアはフィジー、オーストラリア、南アフリカ、フランス、スペイン、ポルトガル、ブラジルでの獲得賞金161,450ドル(約2千万円)に対する所得税を払っていなかったことを法廷において認めた。またガルシアは、更に1996年から1999年、2001年までの255,635ドルを意図的に所得を隠していたとウィリアム判事に言った。8月28日の判決によっては、彼は罰金最高100,000ドル、最長3年間の禁固刑を受けることになる。ガルシアは、ハワイでトリプルクランを6度も獲得し、プロツアーで100万ドル以上を稼いだ。ツアーは昨年引退している。





■今年のサーファーズ・ホール・オヴ・フェイム(栄誉の殿堂)


今年のサーファーズ・ホール・オヴ・フェイムは、パイプラインマスターのロブ・マチャド、サーフ・アパレルの巨人、ボブ・ハーレー、伝説のビッグウェイブライダー、グレッグ・ノール、6X世界チャンピオンのレイン・ビーチェリーとなった。セレモニーは2006年7月28日金曜日の午前10時よりカリフォルニアのハンティントンビーチで行われる予定。サーファーズ・ホール・オヴ・フェイム委員会は、テクニックやライフスタイルを通して、サーフィンというスポーツに革命を起こし、発展させたサーファーを選出する。






■第4回SIMAイメージアワード発表。



アメリカのSIMA(サーフインダストリー・マニュファクチャーズ・アソシエーション)は第4回SIMA Image Awardsを発表した。この賞はサーフィン界における8つのカテゴリーにおいて活躍したサーフ・インダストリー会社を表彰するプログラム。その8つのカテゴリーは、広告キャンペーン、商品開発、ブレイクスルー・ブランド、小売り、ボードビルダー、ウイメンズブランド、メンズブランド、マニュファクチャー製造業に分けられた。ウイナーは、カボサン・ルーカス(メキシコ)で行われた第9回SIMA サーフサミットにおいて表彰された。

マニュファクチャー製造業部門の受賞者はヴォルコム。ヴォルコムは、2003年、2005年にこの賞を受賞している。この部門のその他のノミネート候補者は、ビラボン、クイックシルバー、Sole Technology、サーフテック。また、今年より新設されたメンズブランド部門は、ビラボンが授賞。この部門は、2005年にメンズ・アパレル、フットウェア、ウエットスーツ、アクセサリーにおいて素晴らしい成長を遂げ、強力なブランド・アピールをし、部門内での最も刺激的なデザインをフィーチャーしたブランドが、そのビジネスを拡大したとして表彰された。メンズ・ブランドのその他のノミネート候補者は、クイックシルバー、RVCA、Vans、ヴォルコム。

また、ウイメンズ・ブランド・オブ・ザ・イヤーはロキシー。 その他のノミネートはビラボンGirls、ニキータ、オニールGirls、ヴォルコムGirls.。新しく誕生した中小ブランドの中で、製品デベロップメント、ブランドアピールによって、2005年のサーフ・インダストリーで最も噂となったブランドに与えられるブレイクスルー・ブランド部門賞は、Electric Visualが獲得。その他にInsight、Mada、Matix、Vestal Watchがノミネートされていた。商品開発部門では、クイックシルバーのディープタイド・ウオッチが授賞。the Aviso USA Carbon Fiber Hollow Surfboard, the FIREWIRE (nev) "Superflex" Surfboard, the Freestyle Audio Waterproof MP3 Player, the Pavel "Speed Dialer" Turbo Fins by LokBox,といった商品がこの他にノミネートされていた。広告キャンペーン賞はヴォルコム。ボードビルダー賞では市場成長や革新を通してサーフボード・カテゴリーにおいてその現在のビジネスを拡大したサーフボード製造業者であるサーフテック社が授賞した。

Surf Industry Manufacturers Association(SIMA)は、サーフ・インダストリー・サプライヤーで働く300人以上で構成された同業組合である。1989年に創立されたSIMAはサーフ・インダストリーの自覚を促進し、広報活動、教育プログラム、調査など様々なサービスを通してサーフィンと関わる非営利団体である。






■ルーク・マンロー、スリランカ・エアラインプロ優勝。


2006年6月8-11日、モルジブのパスタポイントで開催されていたASP-WQS 4-イベント-「スリランカ・エアラインプロ」が終了。オーストラリアのルーク・マンローがセミ・ファイナル、ファイナルにおいて4つの9ポイント・スコアをたたき出し、WQS初優勝を手に入れた。ファイナルの対戦相手はオーストラリアのリーズ・ボンバッチ。しかし、セミファイナルから調子を上げて来たマンローを誰も止めることは出来なかった。WQS3年目のマンローにとって、これは嬉しい初優勝。満面笑みのマンローが言った。「ついに優勝することが出来て最高の気分だよ。WQSの2年間はとてもハードで最悪だったんだ。でも今は自分に必要だった結果が付いて来ている」今回の優勝でマンローはWQSランキング2位にジャンプアップ。来年のWCTは完全に射程距離にある。「クオリファイする自信はあるよ。そのために、すぐに5スターのブラジルへ飛んで、そのあと南アフリカさ」とコメント。今回日本からは堀口真平と切詰英利の2名が参戦したものの、 彼等のファーストラウンドのR96で敢え無く敗退した。





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