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2007年08月22日 (水) 15:10
更新
■ビンテージ・サーフ・オークションで650,000ドルを記録。
ハワイ&サーフィン関連のコレクターズ・アイテム世界最大のオークションである「クイックシルバーエディション・ハワイアン・アイランド・ビンテージ・サーフ・オークション」が今年も7月20、21日にハワイのオアフ島で開催された。
そんなオークションの総売上が今回は何と65万ドル(約7千8百万円)を記録。前回2005年に開催された時の30万ドルから考えるとビンテージ人気に拍車がかかっている事を伺わせる。このオークションの収益の一部は、アウトリガー・デューク・カハナモク・ファウンデーションScholarship Fundに寄付される。
フォーム製、ウッド製のサーフボードのどちらも、今回の売り上げに貢献したアイテムで、中でも11フィートの1960年代にディック・ブルーワーによってシェイプされた「サーフボードハワイ」のバジー・トレント・モデルのエレファントガンは、オークションの注目の的だった。そして、プレオークションでも1万5千ドルの値をつけていたサーフボードは、最高値の3万3千ドル(約400万円)で落札された。
「この手のボードは3本だけ存在するとされており、これはスペシャルエディションのハンドメイド・フェラーリと出会った車コレクターに匹敵することだ」とオークション・プロデューサーのランディ・ラリックは説明した。これ以外にも1895年製5フィートのレッドウッド『アライア』ボードも2万7千ドルで落札。オークションに出品された6本の木製ボードは、総額10万ドルで取り引きされた。「フォーム・ボードは著名なシェーパーとライダーのものが多く集められるのに対して、木製ボードは純粋に歴史的な重要性が望まれる」とラリックが説明した。
また、4度のワールドチャンピオンのマーク・リチャーズ、パイプマスターのジェリー・ロペスとローリー・ラッセル、テリー・フィッツジェラルド(オーストラリア)らがオークションに本人のパーソナル・エクイップメントとともに出席。オークションを盛り上げた。今回の掘り出し物は、1950年代のパット・カレンのバルサ・サーフボード。そのボードは7,500ドルで売られた。写真:ランディ・ラリック(左)ディック・ブルーワー(右)と33,000ドルのボード。Photo by Joe Brown/Barry Markowitz.
To view all final results from the auction, please visit www.hawaiiansurfauction.com
■氷河津波でのトウイン-サーフィンに成功
ギャレット・マクナマラとケアリイ・ママラのハワイアン・トゥイン・チームは、初めて氷河が起こした最高25フィートの津波に乗ったサーファーになった。おそらく、この記録は今後破られる事は無いだろう。今回、彼らが津波サーフィンを経験した場所はコルドバ(アラスカ)の町の近くに位置し、サウスセントラル・アラスカのCopperリヴァーのチャイルズ氷河。その氷河から海水に崩れ落ちる400フィート以上の氷の雪崩。彼等は、その爆弾のような氷の山が崩れ落ちるパワーで出来る波に乗ることを試みたのだ。彼等は氷河が崩落するのを氷水の中で何時間も待ち、ジェットスキーで牽引され波に乗った。
「氷河がどこに落ちるか、波がどこで現れるか、それがどれくらい大きいのか。全く分からなかった。我々のビッグウェイブにおけるトウ-サーフィン・ヒストリで経験したモノとは、全く異なったものだった。家族のことばかり考えていたよ。こうしてまた彼等に会えるのが不思議なくらいさ。僕は、これを少しも推薦するつもりはない。もうやらないつもりさ。これは新しいスポーツではないよ」とギャレット。この模様は映画と1時間もののテレビ番組として現在製作中である。昨今の地球規模の温暖化で氷河の崩落はよく目にする映像だが、そこでサーフィンするのはいかがなものか。
映像はこちらから。http://www.youtube.com/watch?v=mKRR9RMmcIQ
■バリのペペン・ヘンドリックがドンプ・インドネシアン・オープンで優勝
インドネシアのスンバワ島のレイキーピークで「ISCドンプ・インドネシアン・オープン・プレゼンテッド・バイ・クイックシルバー」が8月15日に終了。6フィートのコンディションで行われたファイナルで同じバリのリザル・タンジュンを抑え、JPSAでも活躍するバリのペペン・ヘンドリックが優勝した。来る全ての波にチャージしたぺペンに、リザルはいきなりコンビネーション・シチュエーションに追い込まれた。しかし、経験豊かなリザルは、根気よく良い波を待って反撃した。終盤に逆転を狙いリザルがバレルイン。しかし彼の勝利への出口は閉ざされてしまった。結局、17ポイント対16.60でぺペンが逃げ切り、勝利を手に入れた。
「リザルとのファイナルは長い間やってない。だから彼とファイナルで戦って勝てて本当に嬉しいよ」と2004年のISCの初代チャンピオンのぺペンが言った。今回のイベントはISCツアー・ヒストリで最もリッチなコンテストで、今シーズン唯一の6スタープライムイベントだったため、優勝したぺペンは、エキストラポイントと優勝賞金Rp20,000,000を手に入れた。「今日僕は、良い波を掴めて本当にラッキーだったよ。リザルは不運だったけどね。でも優勝出来て本当に幸せだよ」とコメントした。
映像はこちらから。http://www.myspace.com/dompuopen
■ハワイ初のASPプロ女性ロングイベント「ロキシー・ジャム・ホノルル」
サーフィン・レジェンドであるデューク・カハナモクに敬意を表して行われる「デュークス・オーシャンフェスタ」。「ロキシー・ジャム・ホノルル」はその中のイベントの一つとして、ワイキキのクイーンズビーチで8月23-25日に行われる。このイベントは、ASPによって認可されるハワイアン・アイランドで初めてのウイメンズ・ロングボード・コンペティションであり、2007/2008 ASPウイメンズ・ワールド・ロングボード・ツアー(WWLT)の最初のイベント。ロキシー・ジャム・ホノルルは、3スターのオープンプロコンテストで、2007/2008の最大のASPウイメンズ・ロングボードイベントの1つである。64のコンペティター・フィールドには、ロキシーのカシア・メドー、ジェニファー・スミス(2006/2007 WWLTチャンピオン)、ジュリー・コックス、クラ・バルビエト(HAW)、クリスタル・ジガース(HAW)をはじめ、スカイラー・マクフェラン、ジャンナ・アイアンズ(HAW)、メアリー・オズボーン、ジョイ・マジェッセン(HAW)、コリ・シューマッハー等が参加予定。
■今年も開催、ノースショア・フェスティバル。
ビッグウェイブが押し寄せるウインター・サーフ・シーズンの到来を知らせる「ノースショア・フェスティバル」が、オアフ島のヒストリカル・タウンのハレイワで、11月10-11日に行われる。ハレイワのビーチパークに設置されるメインステージでは映画上映やライブ演奏、カルチャーパフォーマンスが行われ、会場のテントでは様々なスタイルの料理が味わえる。
ハレイワは、ちょうどノースショアへの入口で、ノースショア・フェスティバルは待ち焦がれたウインター・シーズンの「オープニングアクト」として、世界で最も高名で最も長く行われているビッグウェイブイベントの「バンズ・トリプルクラウン・オブ・サーフィン」(11月12日から12月20日)のスタートを知らせる。
とはいえハレイワは、世界のベスト・サーファーを誇るだけではない。ハワイで最も有名なアーティスト、ミュージシャン、自然食品やプロダクツなど、「ノースショア・フェスティバル」で全てを体験出来る。昨年のフェスティバルは、2日間で13,000人を超える訪問客を集めた。
ノースショア・フェスティバル情報:
Web: www.northshorefestival.com
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