4.24 PM2:46 サーファーの心がひとつになった。 4月24日オーシャンブルーデー、各地の表情

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海を愛する全てのサーファーが祈った。
4.24 PM2:46 それぞれの場所、それぞれの想い。

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復興に向かって力を合わせ、みんなが海に戻って来れたとき、日本のサーファーは一つの大きな波を乗り越えたことになる。がんばろう、日本のサーファーたち。

東北関東大震災の追悼セレモニー「OCEAN BLUE DAY」開催。


4月24日午後2時46分に、東北関東大震災の追悼セレモニー「OCEAN BLUE DAY」が開催され、各地でサーファーが1分間の黙祷を行った。

このたびの大震災では、サーファーが日頃から親しみ、愛する海が大きな津波被害をもたらし、多くの犠牲者が出た。サ―ファーたちは海の持つ良い力も、そして時に恐ろしい力も感じている生き物だ。多かれ少なかれサーフィンを通じて人間が自然には逆らえないことも味わっている。今回はその想像以上の究極の恐ろしい力、人間の力の及ばぬ破壊力をまざまざと見せられたと言えるだろう。被災地の人たちは言葉にできない苦しみ、悲しみを負っている。そして被災地から離れた場所にいる人たちも、精神的なショックを受けている。しかしながら、起きてしまったことはもうどうすることもできない。被災地の人たちが少しでも早く安心して生活できるように、みんなで力を合わせて、全力で復興をしていくしかない。各人が復興のために少しでもできることをして前進あるのみだ。

前向きに進もうとする中で、海の波で楽しむスポーツであるサーフィンをすることは、どうしても心とがめられる、という人も多いだろう。その一方で、復興の為にも被災地以外の場所では、今までどおりの生活、経済活動を行おうと言われ始めている。サーファーにとっての今までの生活は・・・もちろん、サーフィンを楽しむことも含まれている訳だ。海に入るべきか入らぬべきか・・・。このジレンマとともに、福島第1原子力発電所における放射能汚染の危機により、海にサーファーの数が減っているのは確かだ。もちろん、放射能汚染の海への影響を調べて海が安全かどうかは判断しなくてはいけないが、この心のジレンマを祈りに変えたのが今回の「OCEAN BLUE DAY」とも言えるだろう。

海を愛するサ―ファーたちが、海に祈りを捧げた。多くの犠牲者を追悼し、1日も早い復興を祈った。さらにサーファーとしては・・・海が本来持つ素晴らしい力を取り戻し、生きとし生けるものを育む母なる姿に戻ること、そしてみんながまた海を愛し、笑顔でサーフィンを楽しめる日を願ったのではないだろうか。海の持つ素晴らしい力を知るサーファーが海に戻って来ることも復興の一つのバロメーターになるかもしれない。「OCEAN BLUE DAY」を起点として、さらに復興に向かって力を合わせ、海を愛するサーファーみんなが海に戻って来れたとき、日本のサーファーは一つの大きな波を乗り越えたと言えるかもしれない。


文:米地 有理子
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写真キャプション
1、千葉の太東には150人を超すサーファーが集まった。
2、DJの宇治田みのるさんをはじめ、田中樹、加藤嵐など、多くのプロサーファーが積極的に参加した。
3、JPSA牛越峰統理事長,細川哲夫副理事。
4、千葉では太東以外にも,多くの場所にたくさんのサーファーが集まった。
5、ハワイのサーファー達は常に日本に祈りを捧げてくれている。
6、ハワイのこども達からも熱いメッセージが送られた。
7、福井県の三国ではチャリティイベントも行われた。
8、湘南茅ヶ崎では被災地で復興支援を行ったカービー福永の姿も
9、愛知県の伊良湖でもみんなの心を一つにして祈った。
10、沖縄では義援金箱も用意され沢山のサーファーから義援金が集まった。
11、沖縄県中部の砂辺ポイントにたくさんのサーファーが集まった。
12、沖縄の砂辺ポイントにて1分間の黙とうを参加者全員で捧げました。
13、遠く沖縄の海から願いを込めて。
14、カリフォルニアにいる日本人サーファーがハンティントンビーチに集まった。
15、カリフォルニアで生活している日本人サーファーも日本のために祈った。
16、五十嵐カノアと寄せ書きをするカリフォルニアの日本人サーファーのパイオニア、ザ・サーフ紀藤さん。
17、カリフォルニアの日本人サーファーたちのハートが詰まった寄せ書き。
18、多くのサーファーがビーチクリーンを行い、静かに黙とうをした八丁浜。
19、千葉の部原海岸からも多くのサーファーが魂を送った。
20、部原ローカルの江沢和幸さんとロックホッパーの照岡さん。
21、「波通」は事務所ビルの前でチャリティフリーマーケットを開催。
22、七里ケ浜に事務所を構える波情報の「波通」は関野聡プロを中心に黙祷を行った。
23、辻堂在住の塩谷あずさプロを中心に女性サーファーが集まり、黙祷の前にビーチクリーンをした。
24、まだサーファーの数は少なめだが、海には人が戻りつつある湘南の辻堂海岸。
25、短時間でもこれだけのゴミを拾った。今回のビーチクリーンは「OCEAN BLUE DAY」として行ったが、辻堂海岸では毎月ビーチクリーンを行っている。

※今回はこのページを構成するにあたり,急な依頼にも関わらず,多くの方が写真を提供して下さいました事を,この場をお借りしてお礼申し上げます。御陰様でサーファー達の熱い気持ちの伝わるページを作ることが出来ました。本当にありがとうございました。

Special thanks:JPSASFJSEEKSOURCE SURF IMPORTNan's SeaSunset Town.TSUTOMU IGARASHI波通Emiko Cohen