BPDガールズサーキット2011第1戦「ビーチベイビーカップ」フォトリポート

第1戦　6/26（日）ビーチベイビーカップ＠一松海岸　主催：BEACH

日本各地で盛り上がりを見せているアマチュア・ガールズ・コンテストを一つにまとめた「BPDガールズサーキット」の開幕戦となる「ビーチベイビーカップ」が6月26日、千葉県一松海岸で開催された。大会当日の天候は曇り，朝から濃い霧が海岸を覆い尽くし、コンテストを一時中断することを強いられたが、風も無く、サイズも腰胸からセットオーバーヘッドのグッド・コンディションでの開催となった。

女性だけのサーフィンコンテストとしては関東圏では最大規模とまで言われる「ビーチベイビーカップ」。300名のガールズが集合して行われた今回のイベントは，癒しのマッサージから，スイーツやアクセサリーといった女性が大好きなものばかりを揃えた「ガールズマーケット」が同時開催。海をフィールドに、ダイナミックに遊ぶ女性達の笑顔が溢れる一大イベントとなった。

コンテストは，今年からロングボードが加わり，BB、ショート、ロングの３カテゴリーに、ビギナー、オープン、スペシャルの全9クラスが設けられた。各カテゴリーのスペシャルクラスには，全日本レベルの選手が出場し、ハイパフォーマンスを披露。ファイナルの前には霧も晴れ，BB、ショート、ロングのガールズ・プロたちによるエキシビジョンも行われ大会を盛り上げていた。

数あるサーフィンコンテストのなかでも，とにかく女性のパワーを感じる素晴しい大会だった。年齢層も幅広く，子供から大人までが参加したイベントで、子育てを終えたミドルエイジの女性サーファー達がコンペティションに真剣に打ち込む姿は感動的だった。また会場には，彼女や奥さん、お母さんを応援する人たちで埋め尽くされ、ショップ単位での参加も多く、クラブ全体が選手をバックアップする姿が印象的だった。

ロングボードをはじめ，ショートボードやボディボードを楽しむ女性が増えているとは感じていたが，これだけコンテストに出場しようとする女性サーファーがいることに感動した。サーフィンにおけるコンペティションという部分は，ほんの一部でしかない。まして女性の場合，試合自体に躊躇してしまう人が多いと思う。

コンテストというと勝つことが目的と思われるが、そればかりでなく仲間同士で目標に向かっていくというのが魅力のひとつだと思う。それがサーフィンを続けて行くきっかけになり、サーフィンの上達に繋がって行く。確かに週末しかない休みなのだから、ゆったりと自分のペースでやるという選択肢も正解だが，コンテストへの意欲が悪いコンディションでも練習するモチベーションにもなる。女性が多く参加するスポーツは流行るという説があるが，サーフィンをライフスタイルと捉え，そのエッセンスにコンペを加える女性サーファーが育って行くことが日本のサーフィン界の発展に繋がって行くのだと思う。

オフィシャルサイトでは大会結果や，今後のコンテスト情報などが満載です。是非ご覧下さい。http://girlscircuit.com/