ボードカルチャー&ファッション展示会「インタースタイル」の9月展が2011年9月6日(火)・7日(水)の2日間に渡り、パシフィコ横浜(Dホール)にて開催された。インタースタイルは、サーフ・スケート・スノーのボードカルチャーと、アウトドア・自転車および、感度の高いセレクト系のファッションなどを中心とした、ライフスタイル全般に関わる、有意義な商談会とコミュニティーの形成・活性化を目的としたビジネス展示会。
今回の9月展は、新設のアウトドア &バイシクル・ゾーンを含むサーフゾーン、スケートゾーン、スタイルゾーン、雑貨ゾーンの5つのゾーンで構成。イベント&セミナーでは、一般社団法人日本スケートボード協会が主催する2011シーズンのAJSA PROツアーが特設会場で開催。スケートボードインストラクターの育成講習会も無料で開催された。
未曾有の大震災後、初の開催となった「インタースタイル」。日本の経済全体が大打撃を受けている中でも比較的、元気だと言われているのがボードカルチャーのマーケット。来場者数も、全国各地より2日間で延べ8,538人が来場し、昨年9月展との比較で、僅かながら約2.4%のUPとなった。また全113社の出展者のうち、全体の約20%にあたる23社が新規出展、ブランド総数としては、310ブランドの商材が各社ブースに並んだ。
毎年秋は春と比べると規模が小さく、サーフに元気がないのは例年通り。スケートのプロコンテスト開催に会場はかなりの盛り上がりを見せ、スケーター一色といった感じの9月展となった。会場にはサーフボードをはじめとする、ハードモノの出展は数えるほどで、例年大きなブースで出展する4つの大手サーフアクセサリー・カンパニーの姿も無かった。出展者の人々も、会場を歩いているのは、マーケットの様子を見に来たメーカーの人ばかりで小売店の人の姿が無いと口を揃えて言っていた。廃業を決めた小売店の話も聞かれ、震災の影響が少しづつ出始めたマーケットは、何とか夏を乗り越えたものの、この秋から冬にかけて更に厳しくなるというのが大半の予想である。今後は、マーケットを少しでも活性化させるため、全力を上げて新製品の開発や、イベント開催などを業界が一丸となって行う必要性を感じた。
来年度のインタースタイルは、2012年2月14日(火)~16日(木) 3日間、パシフィコ横浜で、300社・750ブランドを集めての開催を予定している。
《イベントに関するお問い合わせ》
株式会社インタースタイル
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E-mail: contact@interstyle.jp
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