VOLCOM世界大会の日本最終予選で、渡辺将人が地元鴨川で嬉しいVQS初優勝を決めた。

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毎年5月に行われるVOLCOM世界大会VQS CHAMPIONSHIPSの日本予選第2戦目が10/23（日）千葉県鴨川市シーサイドポイントで行われた。この大会は何とエントリー費無料、大会記念Tシャツ、お弁当、お菓子、飲み物付と何とも通常の大会では考えられないコンテストになっている。ルールの方もユニークでVOLCOM STONEルール（エアー、ルース系トリック、スタイル重視）とVOLCOMらいしコンテストである。当日の天候は雨時々曇り、晴れで、波のサイズは腹SET胸肩。風の方は午前午後ともにゆるいオフショアでコンテストをやるには最高のコンディションとなった。

GIRLSクラスは、15名のエントリーがあり男顔負けのサーフィンをする子など白熱したヒートになった。ファイナルには大矢ひいな、生見大会のチャンピオン北沢麗奈、VOLCOM RIDER宮坂桃子、2011年のVQS CHAMPIONSHIPS日本代表メンバー野呂玲花が勝ち残った。4位には大矢ひいな、3位には北沢麗奈、ファイナルまで大きなボトムターンからビックカーヴィングを見せていた宮坂桃子だったがミドルセクションがつながらず2位に、レフトの波にラウンドハウスカットバックを連発しインサイドでリップを決めた野呂玲花が見事優勝した。

GROMクラスは24名のエントリーがあり、最年少には8歳の子がエントリーするなど元気いっぱいのクラスになった。ファイナルには山本竜平、2011年VQS CHAMPIONSHIPSハワイ代表の安井拓海、同じく2011年VQS CHAMPIONSHIPS日本代表の西修司、生見大会のチャンピオン村上舜など国内のコンテストでもファイナルに残る有望なキッズ達が残り大人顔負けのライディングを披露してくれた。山本竜平はリズムが合わず4位、西修司は3位に。安井拓海は大きなラウンドハウスカットバックでテールを抜きインサイドでエアーリバースで攻めるがメイク出来ず生見大会に続き惜しくも2位に。フロントサイドリップを連発し安定したサーフィンを見せた村上舜が生見大会に続き大会2連勝に輝いた。

JUNIORクラスは15名のエントリーがあり、PRO-AMクラスに引けを取らない熱いサーフィンを披露してくれた。ファイナルに残ったのは斎藤昇吾、2011年VQS CHAMPIONSHIPSの日本代表メンバーで生見大会のチャンピオン石田銀二、仲村拓久未、小林直海の4人。国内のコンテストや世界戦のメンバーなど熱いヒートになった。斎藤昇吾は良い波に恵まれず4位、3位には小林直海。バックサイドの鋭いリップを連発し応戦した仲村拓久未だったが決め手がなく2位に。バネを生かしたサーフィンでフロントサイドエアー、バックサイドエアーリバースを連発した石田銀二が見事優勝に輝いた。

PRO-AMクラスは29名のエントリーがあり、ファイナルにふさわしいエアー合戦となった。エアーリアルには定評のある中浦”JET BOY”章、VOLCOM RIDERで地元鴨川の渡辺将人、同じく地元鴨川から北浦俵太、ハワイマカハからエントリーしたホプトン・スミスのヒートとなった。
ファイナルまでエアーを連発してくれた中浦章は波とのリズムが合わず4位に、インサイドでエアーを決めるがもう1本が決められず3位。北浦俵太は、ファイナルまでフロントサイドビックエアーを連発していたがファイナルでは決められず惜しくも2位に。沖からセットを掴みビックなカーヴィングを見せインサイドでエアーをメイクした渡辺将人が地元鴨川で嬉しいVQS初優勝に輝いた。

写真、記事提供；VOLCOM JAPAN