日本サーフィン連盟から全国のサーファーに向けて (3/16)
3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震で被災された皆さまに謹んでお見舞いを申し上げます。一日も早く復旧されますようお祈り申し上げます。2011年3月11日14時46分に三陸沖を震源に国内観測史上最大のM9.0の地震が発生。津波、火災などにより広範囲で甚大な被害。福島第1原発と第2原発周辺には避難指示が出ており、電気の供給能力が不足し、東京電力は計画停電を始めている。
この東北地方太平洋沖地震では,日本が世界に誇る素晴らしい数々のサーフポイントが、一瞬にして被災地となり、多くの被害が出ています。この危機的状況を受けて,日本プロサーフィン連盟は、伊豆で開催予定だったショートボード第1戦を中止、バリ島クラマスで開催予定だったショートボード第2戦を延期。ASPジャパンも、4月9日10日と、4月29日30日に千葉県で開催予定だったコンテストを延期する決定をした。
また、日本サーフィン連盟は、4月1日(金)〜3日(日)に予定されていた主催大会第1戦の第29回全日本級別サーフィン選手権大会の開催延期を決定。さらに支部予選大会、サーフィン検定(旧:クラス認定テスト)、公認大会、地域サーフイベント、サーフィンスクール等)を3月中の実施について、自粛要請を出した。そんな日本サーフィン連盟から、全国のサーファーへのメッセージが届いたのでここに紹介したい。
全国のサーファーの皆様へ
この度3月11日に発生いたしました東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)によって
被災されました皆様におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。
また、現在行方のわからない方におかれましては、
早期に救助されることを心よりお祈り申し上げます。
なお、この度の津波により甚大な被害が出ており、
余震活動は活発で予断を許さない状況です。
また、福島県の原子力発電所では予断の許さない状態が続いています。
被害の大きさについて徐々に情報が入ってきておりますが、
あまりの深刻さに言葉を失う限りです。
当連盟では毎年のように、主催大会を茨城県、福島県、宮城県で開催してまいりました。
多くのサーファーを生んだ、素晴らしいサーフポイント、思い出深い海岸が一瞬にして被災地となり、
多くの被害が出ています。
お世話になった被災地の皆さんに、私たちは何が出来るか考えました。
しかし、余震が断続的に続き、原発の状態も不安定で、2次災害の危険も高く、
離れていても出来ることは何かと考えました。
まずは、被災地に多くのものが供給されるように、節電、資源の節約、そしてむやみに買
い込みなどしないことが、すぐに始められることです。
また、次に出来ることとして、被害にあわれた方々の為に、義援金を集めたいと思います。
義援金は日本赤十字社を通じ、被害にあわれた方々への復興援助として、また、被災
支部の支援、海岸線の修復、ビーチパークの修復、などに使用していただきたいと思って
います。
被災地では自衛隊、警察、消防を始め、海外からも多くの緊急救助隊が派遣されてい
ます。また、国内外から援助物資が到着しています。
今こそ助け合うときです!
サーフィンを通じて交流のあった被災地へ、
私たちサーファーも手助けをしましょう。
被災地の一刻も早い復興をお祈りします。
一般社団法人 日本サーフィン連盟
理事長 山口靖
一日も早く,みんなが笑顔でサーフィンを出来る日が訪れる事を願いましょう。また津波警報などが発令された際は、海には絶対に近づかないようにお願いします。現在は津波の注意報などは出てないものの、余震の発生により再度津波が発生する可能性が依然残っています。対象地域の安全が確認されるまで引き続きサーフィンの自粛をお願いいたします。被災地でがんばっている方のためにみんなで協力していきましょう!
ASPジャパンJPSANSA