日本のサーフィンを引き継ぐ次世代「ジュニア」の一環した育成プロジェクトがスタート。

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日本のサーフィンを引き継ぐ次世代「ジュニア」に一環した育成を行うプロジェクト「Japan Junior Project 」が始動 (2/23)

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いま「サーフィン」が盛んに行われている国では、「サーフィン」というスポーツの発展のために、子供たちを育てる活動が組織的に行われている。 「サーフィン」というスポーツを強くするためには、早くから育成する必要があるという理由だけでなく、次世代の才能が新しい「サーフィン」を創るという要素もあるからだ。

日本も国内で、日本人選手の育成を行って来た。ASP JAPANはここ数年、ジュニアとその下の世代に対し、 世代別のカテゴリーを作り、経験を積ませる大会を開催している。しかし、サーフィン先進国のオーストラリア、アメリカ、 ハワイに続き、サーフマーケットの規模だけでも進んでいた日本の実力は、今やブラジル、南アフリカに抜かれ、さらには ヨーロッパの各国にも追い越されてしまった。

日本ではジュニア選手に対し、技術面、精神面を含めたサポートが十分できていないのが現状で、 選手個人に任せているのが実情だ。各国は国を挙げてジュニアを育てているのに対し、日本は選手自身が戦っている。 しかし、「国対個人」では敵うわけもなく、このままでは世界との差は広がるばかり。これが日本のサーフィンの現実だ。

そんな現状から、ついに国内から海外まで一貫しての指導を行う「勝つ」選手を育成する「Japan Junior Project」 が動き始めた。これは、日本代表コーチ及び専任スタッフを雇用し、 国内から海外まで一貫して指導を行っていくという次世代「ジュニア」の育成プロジェクト。厳しい日本の現状を踏まえ,どこか一つが大きく負担するのではなく、協会、メーカー、媒体、日本のサーフィン業界全体が少しずつ負担をし、ジュニア選手を育てようというものだ。

現段階では、田中樹、田嶋鉄兵、ジェイソン・シバタ、間屋口香といったメンバーが、日本代表コーチとして、このプロジェクトに参加してくれることになっており、その他、臨時を含め複数人に交渉中だ。彼らは,国内のASP JAPAN ジュニアシリーズ(4月~8月)の間に大会を視察し、代表候補選手を選抜。 最終的には8月末までに日本代表選手( BOYS 5名、GIRLS 2名)を選出。 今季3戦が予定されているASP INTERNATIONAL が開催するWORLD JUNIOR 大会の為の強化合宿を開催したいと考えている。


Japan Junior Project 事務局 / 担当:山本
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