ASPジャパンは、東日本大震災の復興チャリティーイベントとして「Amami Island Pro」を開催決定。 (4/11)
未曾有の大震災から1ヶ月。少しずつ数は減って来ているものの、大きな余震が続く予断を許さない状態が続いている。東北の日本が世界に誇る素晴らしいサーフポイントも、一瞬にして被災地となり、放射能汚染水が海へ流出など、海をフィールドにする私たちサーファーにとっては気掛かりな事は多い。海に戻りたいが放射能の影響を懸念して,サーフィンを自粛しようという人もいる。一方で,このままではいけないと、海にサーファーを戻そうという動きも増えて来ている。
そんな中、 ASPジャパンは、5月13日から15日に予定していた「Amami Island Pro」を、奄美大島のサーファーと共に被災地に向けてエールを送る東日本大震災復興チャリティーイベントとして開催する事を決定した。
「Amami Island Pro」は、昨年の秋、記録的な集中豪雨によって過去に無い大洪水に見舞われた奄美大島から、東日本大震災復興チャリティーイベントとして5月13日から15日に「MALIBU Amami Island Pro」スターツアー(WQS)、「Quiksilver Pro Junior」(U20)、「Quiksilver King of the Grommets Cadet」(U16)を、今シーズンの開幕戦として開催する。
当初の予定していたWQS1スターとCadet(U16)のクラスに Junior(U20)を加え、奄美大島の地元有志らによる実行委員会の強い意思で、東北地方災害復帰を願い、イベントのグレードを拡張し賞金のグレードをアップした。このイベントでは、会場での募金活動、運営、賞金の一部と音楽イベントなどアーティストの募金などでさらなるチャリティーを行い、そのすべての義援金を震災被災地に寄付する事と決定した。
このイベント開催期間中に会場となる奄美大島龍郷町手広海岸では、サーファーとアーティスト、観客が一丸となって被災地復興に向けたチャリティー活動を繰り広げる。大会運営には最小限に電力を節約する大会運営方法や、今後の自然災害に向けたサーファーの考えを意見交換として企画している。地元奄美大島では、選手、観客の受け入れ態勢を拡大。今後、各被災地に向けてサーファーの有志を集めボランティア活動のティーム編成も考えている。
ASPジャパンシリーズは、その後、7月に国内最大級の4スターイベント「Billabong Tahara Pro」、そして日向で開催される2スターイベント「MALIBU Hyuga Pro」、ジュニアシリーズ「Quiksilver King of the Grommet」「Oakley Pro Junior」を千葉県で開催、「O'Neill Gromprix」を含むすべての大会が今シーズン東北地方震災復興チャリティーイベントとして行われる予定。
※イベントスケジュールはASPジャパンのオフィシャルページでご確認下さい。
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