更新日: 2007年10月3日 (水) 14:40
■FOSTER'S ASP MEN'S WORLD TOUR■
第8戦ビラボン・プロ・ムンダッカ
■2007年10月2日-14日■ムンダッカ、エウスカディ、ノーススペイン■photo:COVERED IMAGES■R1■R2■■

■バキオでラウンド1終了。アンディ、タジはラウンド2へ。
 
■ファニングは逃げ切るか
 
パーキンソンは、今日のベストトータルスコア17.83をマークした。 ■ケリーはラウンド3へ
【現地2007年10月2日火曜日 ムンダッカ,スペイン】本日、フォスターズASPメンズ・ワールド・ツアー第8戦「ビラボンプロ・ムンダッカ」の12日間のウエイティング・ピリオドが開始された。スペイン北部のバスク地方にある世界屈指のパーフェクト・レフト「ムンダッカ」で行われる「ビラボンプロ・ムンダッカ」に世界の注目が集まっている。

大会1日目の朝は、ムンダッカがコンディション不良のため、大会主催者はメイン会場から車で30分ほどの場所のバキオでコンテストがスタート。2-3フィートのコンディションでラウンド1が終了した。

「バキオには充分な波があるが、地形はあまり良くない」とコンテストディレクターのマイク・パーソンズが言った。このコンテストは、もしラウンド1がウエイティング・ピリオドの最初の2日間で行われなければ、敗者復活のラウンド2は行わず、ラウンド1の3人ヒートで3位になった選手が最下位決定となるという特別なルールがある。
 
昨年のイベント勝者マルチネス
 
    トレント・マンロー(AUS)
このルールは、このイベント特有のもので、不安定な波のことを考慮して設定されている。「我々は最初の2日中にラウンド1を行うか、ラウンド2をカットするか投票を行った。サーファー達はムンダッカが良い波をゲットするのはハードだという状況を把握していた。我々もこの長いピリオドを上手く利用し、彼等に通常の2度のチャンスを与えたかった。それで、サーファー代表と自分とヘッドジャッジで、この決定が下されたんだ」とパーソンズが言った。

そして今回のイベント・ワイルドカードはWQS3位のティアゴ・ピレス(PRT)、ローカル・サーファーのホデイ・コラソ(ESP)、タヒチのマノア・ドーレット(PYF)。先週のフランスでワイルドカードだったアリツ・アランブールー(ESP)は、怪我のため欠場のトラヴィス・ロジー(ZAF)のリプレイスメント。またダミアン・ホブグッド(USA)の代わりに今回もトレント・マンロー(AUS)が出場している。

今回のスペインは、結果によってはレイティング・リーダーであるミック・ファニング(AUS)のワールドタイトルが決定するかもしれないが、タイトル争いの渦中にいるケリー・スレーター(USA)とジョエル・パーキンソン(AUS)はファニング同様、ラウンドアップを果たし、パーキンソンは、今日の最高トータルスコア17.83をマークした。「かなりハングリーだったね。波に乗りまくったよ。レースは最後まで終りではないからね。僕は本当にハングリーな感じなんだ。だから、もっともっと多くのヒートでサーフしたい。だから、このまま勝ち上がりたいね」とコメント。

そして、昨年このムンダッカで8度目のワールドタイトルを獲得したスレーターもスモールコンディションを巧みにサーフし勝ち上がった。「もし我々がこのような小さい波でサーフし続けるならば、ラウンド2を避けられて良かったよ」とスレーターが言った。「今日の波はフロリダにそっくりだった」とスレーター。レイティングでファニングの後を追う第2位のスレーター、そして第3位のオーストラリアのタジ・バロウは、タイトル・レースをキープするためには、少なくともファニングとの差を2ラウンド以内までにしなくてはならない。バロウは今日、ラウンド2を強いられている。

先週のフランスで優勝し、早ければ、このムンダッカで世界チャンピオンになれるファニングだが、これまでのシーズン中と同じフォーカスを保っている。「あくまでもツアーの1戦で、新しいイベント、新しい場所、新しい会場なだけ」かなり大きなリードを持っているファニングだが、そのリードに安心はしていないようだ。彼は、スレーター、バロウ、パーキンソン、アンディ・アイアンズ(HAW)がまだ脅威であることを知っている。「最後の最後まで油断は出来ないよ」とファニング。「彼等がギブアップするなんて事は、全く期待していない。まだ3試合残っているからね。この3試合でたくさんのポイントをゲット出来る」とコメント。ネクストコールは明朝7時


現在のフォスターズASPワールド・ツアー・レイティング:

1. ミック・ファニング(AUS) 6470ポイント
2. ケリー・スレーター(USA) 5450ポイント
3. タジ・バロウ(AUS) 5243ポイント
4. ジョエル・パーキンソン(AUS) 4905ポイント
5. アンディ・アイアンズ(Haw) 4741ポイント
6. パンチョ・サリヴァン(Haw) 4062ポイント
7. ダミアン・ホブグッド(USA) 4049ポイント
8. ビード・ダービッジ(AUS) 3692ポイント
9. ディーン・モリソン(AUS) 3658ポイント
10. テイラー・ノックス(USA) 3392ポイント


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