更新日: 2007年12月12日 (水) 16:56
トリプルクラウン最終戦
■FOSTER'S ASP MEN'S WORLD TOUR■最終戦
■ビラボン・パイプラインマスターズ■
■2007年12月8日-20日■バンザイパイプライン、ハワイ■photo:ASP COVERED IMAGES■#1■#2■

■パイプマスターズがスタート。アンディが初日からチャージする。
 
■アンディ・アイアンズ(ハワイ)
 
■今日のベスシングルスコアを記録したエイドリアン・バカン(AUS) ビード・ダービッジ
【2007年12月11日火曜日、バンザイパイプライン、ハワイ】バンズ・トリプルクラウン・オブ・サーフィングの最終戦でフォスターズASPメンズ・ワールド・ツアーのファイナルイベント「ビラボン・パイプラインマスターズ」が3-4フィートのコンディションでスタート。ラウンド1が終了した。

今回、ASPはこのビラボン・パイプラインマスターズのラウンド2より、新しい「ASPデュアルヒート・フォーマット」をデビューさせる。このデュアルフォーマットは、ヒート後半から次のヒートがスタートするという、2つのヒートの前半と後半が重なって進行するシステム。この結果、現在より多くのヒートが少ない時間で消化する事が可能となる。

ラウンド1は、トップ45とワイルドカード、怪我を理由に棄権しているサーファーの代替え選手から成る12の4人ヒートとなる。そのラウンド1で1位の12人の選手はラウンド4へ勝ち上がる。2位の選手の中で上位4名もラウンド4へ。残りの2位の8名と3位の上位8名がラウンド3へ進出。残りの3位の4名の選手と4位の12名の選手がラウンド2で、ASPハワイとハワイ・プロサーファーズ・ユニオン(HPSU)によって選ばれた16名の「パイプライン・スペシャリスト」と対戦する。
 
■コリー・ロペス
 
    ■ティアゴ・ピレス
そんな今日のオープニング・ヒートで、昨年のビラボン・パイプライン・マスターズ・チャンピオンのアンディ・アイアンズ(ハワイ)は、猛烈なパフォーマンスを見せ、他を圧倒した。サイドオンショアが吹く前の午前中のクリーンなコンディションにおいて、アイアンズは、17.50という本日の最高ヒートスコアを記録して、ラウンド4へ勝ち上がった。4Xビラボン・パイプライン・マスターズ・チャンピオンであるアイアンズは、自分の結婚式のためにサンセットビーチの試合をキャンセルしたため、彼にとって5度目となる今年のトリプルクラウン・タイトル争いの中にはいない。

「ラインナップにいられることは、最高だと感じる」とアイアンズが言った。「ハレイワの後、僕は飛行機でカウアイの家に帰って、サンセットをスキップ。結婚して、今まで約1週間、このイベントを待っていた。最高の口火を切れて良かった。8.33と9.17は素晴らしいスタートだった」もしアイアンズがこのフォームを維持することができて、タイトル防衛することができるならば、それは彼にとって今シーズンのワールド・ツアー2勝目となる。「今年最後のコンテスト。自分には、かなりのスローな1年だった」とアイアンズが言った。「僕は最悪なスタートをして、中盤は好調でも、かなり悪いエンディングとなった。今年最後のイベント一花咲かせたいんだ。この試合は、ツアーの3本の指に入るほど好きなイベント。ヒートごと勝ち上がって、毎日、コンディションを注意深く見守るだけさ」

また、今日のベスシングルスコアを記録したのはエイドリアン・バカン(AUS)。彼は9.63をたたき出した。「それは多分、今日の一番ビッグな波だったと思う」とバカンが言った。「それは素晴らしく長いバレルで、良い感じに開いていた。そのあとターンをいれて、本当にストークしたよ。今日は本当のパイプではないよね。ここが8-10フィートのときに、ケリーとマンオンマンで戦いたいよね。でも勝ちは勝ち。ラウンド4にストレートに勝ち上がれて最高だね」既に終了したトリプルクラウン2戦で好成績を残したバカンは、来年度リクオリファイが確定、トリプルクラウンのレイティングも4位につけている。「来年のリクオリファイまでが僕の仕事って感じだったから、今は、数人の選手と共にパイプをサーフすることができる事をただ楽しんでいるよ。自分にとってのご馳走だね。」

そして、2007年のASPワールド・チャンピオン・ミック・ファニング(AUS)。彼はワイルドカードのローリー・タウナー(AUS)にトップの座を奪われ、2位でファーストラウンドを終えた。しかし、僅差で破れた彼のスコアは、ラウンド1を2位でフィニッシュしたサーファーの中でトップスコアだったため、2位でもラウンド4へ勝ち上がる事が許される4名の中の一人となった。ちなみにファニングが、ラウンド1で負けたのは今年初めてのことである。「ここハワイで勝ちたいと、いつも誰もが願っている」とトリプルクラウン3位のファニングが言った。「僕は本当にここで勝ちたい。いつも、良い線まで行くんだけど勝てないんだ。同様にトリプルクラウンも手に入れたいね」とコメント。

その他のヒート勝利者は、トリプルクラウンのレイティング・リーダーであるビード・ダービッジ(オーストラリア)、ディーン・モリソン(オーストラリア)、ジェレミー・フローレス(フランス)、ブルース・アイアンズ(ハワイ)、グレッグ・エムズリー(南アフリカ)など。ウイメンズのビラボン・プロ・マウイは、スモールコンディションのため、今日は行われていない。ネクストコールは明朝7時だ。


For complete results, please visit: www.triplecrownofsurfing.com

  ASPジャパンのサイトで大会情報を日本語で配信中。
更なる情報はオフィシャルサイトでご覧下さい

トップページへ戻る▼ トップページへ戻る

 

 ■ご意見、ご感想はこちらまで。■
 Copyright Surfmedi@.2007 当サイトに掲載されている写真、 及び全ての原稿の無断転載を禁じます