■ケリー、アンディ、タジまでもがラウンド2へ。番狂わせのWCT開幕。
「僕はもう最高ですよ。こんなビッグなイベントに参加したことは無くて、期待もしていなかった」とプロジュニアで活躍しているウィルソンが言った。僕は一度、ワンステップを手に入れただけ。次もちゃんと上手くやりたい」とコメント。ウィルソンがラウンド3に直接シードされたのに対して、昨年のイベント勝者であるスレーターはラウンド2を強いられた。「ジュリアンはグッド・サーファーだよ。−彼はこの2、3年で頭角を現して来たサーファーの一人で、彼には才能がある」とスレーター。「彼は、フリーサーフィンのバックグラウンドを持っているサーファーだけれど、
彼は良いコンテスト・サーファーを成長しはじめている。−明らかに、彼はあのヒートに勝っていたよ」。
スレーターは次のラウンドで19才のローカル・ワイルドカード、デール・リチャーズ(AUS)と戦う。「僕はデール・リチャーズと当たるんだけど、彼は間違いなく本当に波をよく知っている」とスレーターが言った。「彼には、このイベントの前にサーフするチャンスがなかった。経験は無いけど、もし彼が取り乱したりしなければ、凄いパワーを発揮することになるだろう」とコメント。
トライアルに勝ってメイン・イベントへの参加資格を手に入れたリチャーズは、フォスターズASPワールド・ツアー・イベント初のオーストラリア原住民となった。「僕は、これらのイベントに参加する初の原住民のサーファーで、そんなサーファーになれてとても名誉に感じています」とリチャーズは言った。「スレーターと戦うなんてマジで考えたことありません。でも凄く楽しみにしてます。僕は、映像の中の彼をずっと見てきて、彼の最初のヒートだって見ているだけだった。それだけなんです」とコメント。
またタジ・バロウ(AUS)も、ラウンド2を強いられたトップシードの一人。エアリアルなど素晴らしいカーヴィングで9,27をマークしたが、時すでに遅しだった。一方で、ここスナッパーをホームとするミック・ファニング(AUS)、ジョエル・パーキンソン(AUS)、ディーン・モリソン(AUS)、ルーキーのジョシュ・カー(AUS)らはローカル・ナレッジにモノを言わせてラウンド3へ直行。2006年の新人王であるボビー・マルチネス(USA)も本日の最高点でラウンドアップ。その他に、今年の10名のニューフェイスのうち6名レオナルド・ネヴス(BRA)、カイ・オットン(AUS)、ベン・ダン(AUS)、ジョシュ・カー(AUS)、ジェレミー・フローレス(FRA)、リッキー・バスネット(ZAF)がラウンド3へ勝ち上がっている。
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