更新日:2007年3月1日 (木) 17:54
 
■FOSTER'S ASP MEN'S WORLD TOUR■
第1戦クイックシルバープロ
プレゼンテッド・バイ・サムソン
 

■2007年2月27-3月11日■オーストラリア■photo:ASP■DAY1■DAY2■DAY3■DAY4

■ケリー、アンディ、タジまでもがラウンド2へ。番狂わせのWCT開幕。


▲デール・リチャーズ
▲ケリーを破ってラウンド3へ勝ち進んだジュリアン・ウイルソン
▲アンディを下したエムズリー
【現地2007年3月1日木曜日、クーランガッタ、オーストラリア】待ちに待ったフォスターズASPメンズワールドツアー2007がスタートした。27日からスナッパー・ロックスをベースにウエイティングピリオドに入った「クイックシルバー・プロ・プレゼンテッドバイ・サムソン」はフォスターズASPメンズ・ワールドツアー第1戦。

26日には、このメインイベントのスタートを前に16名のサーファーによるトライアルが行われ、日本からも大野修聖が出場したが惜しくも敗退、オーストラリアのデール・リチャーズが優勝して本戦出場のワイルドカードを手に入れた。そして、ラウンド1は僅かにオンショアが吹くスナッパーロックスの3-4フィートのコンディションでスタート。ワイルドカードとルーキー達が大暴れして、WCTは波乱の幕開けとなった。

なかでもスポンサー・ワイルドカードとしてクイックシルバー・プロにエントリーしたジュリアン・ウィルソン(AUS)は、8XフォスターズASPワールド・ツアー・チャンピオンであるケリー・スレーター(USA)を破るセンセーショナルな番狂わせをやってのけた。
▲ディーン・モリソン
▲最高得点のマルチネス

「僕はもう最高ですよ。こんなビッグなイベントに参加したことは無くて、期待もしていなかった」とプロジュニアで活躍しているウィルソンが言った。僕は一度、ワンステップを手に入れただけ。次もちゃんと上手くやりたい」とコメント。ウィルソンがラウンド3に直接シードされたのに対して、昨年のイベント勝者であるスレーターはラウンド2を強いられた。「ジュリアンはグッド・サーファーだよ。−彼はこの2、3年で頭角を現して来たサーファーの一人で、彼には才能がある」とスレーター。「彼は、フリーサーフィンのバックグラウンドを持っているサーファーだけれど、 彼は良いコンテスト・サーファーを成長しはじめている。−明らかに、彼はあのヒートに勝っていたよ」。

スレーターは次のラウンドで19才のローカル・ワイルドカード、デール・リチャーズ(AUS)と戦う。「僕はデール・リチャーズと当たるんだけど、彼は間違いなく本当に波をよく知っている」とスレーターが言った。「彼には、このイベントの前にサーフするチャンスがなかった。経験は無いけど、もし彼が取り乱したりしなければ、凄いパワーを発揮することになるだろう」とコメント。

トライアルに勝ってメイン・イベントへの参加資格を手に入れたリチャーズは、フォスターズASPワールド・ツアー・イベント初のオーストラリア原住民となった。「僕は、これらのイベントに参加する初の原住民のサーファーで、そんなサーファーになれてとても名誉に感じています」とリチャーズは言った。「スレーターと戦うなんてマジで考えたことありません。でも凄く楽しみにしてます。僕は、映像の中の彼をずっと見てきて、彼の最初のヒートだって見ているだけだった。それだけなんです」とコメント。

またタジ・バロウ(AUS)も、ラウンド2を強いられたトップシードの一人。エアリアルなど素晴らしいカーヴィングで9,27をマークしたが、時すでに遅しだった。一方で、ここスナッパーをホームとするミック・ファニング(AUS)、ジョエル・パーキンソン(AUS)、ディーン・モリソン(AUS)、ルーキーのジョシュ・カー(AUS)らはローカル・ナレッジにモノを言わせてラウンド3へ直行。2006年の新人王であるボビー・マルチネス(USA)も本日の最高点でラウンドアップ。その他に、今年の10名のニューフェイスのうち6名レオナルド・ネヴス(BRA)、カイ・オットン(AUS)、ベン・ダン(AUS)、ジョシュ・カー(AUS)、ジェレミー・フローレス(FRA)、リッキー・バスネット(ZAF)がラウンド3へ勝ち上がっている。

  ASPジャパンのサイトで大会情報を日本語で配信中。
更なる情報はhttp://www.aspworldtour.com/quikpro/


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