更新日 : 2007年5月6日 (日) 23:52
 
■FOSTER'S ASP MEN'S WORLD TOUR■
第3戦ビラボンプロ・チョープー
 

■2007年5月4-14日■タヒチ・チョープー■photo:ASP■R1■R2■R3■

■タヒチ開始、カレントリーダーのタジ・バロウ(AUS)がルーザースへ




 
  ■ブルース・アイアンズ(HAW)
 
■今日のベストシングルスコアとベストヒートスコアを叩き出したスレーター
  ■ジョエル・パーキンソン(AUS)

【現地2007年5月4日金曜日、チョープー、タヒチ】フォスターズASPメンズ・ワールドツアー第3戦「ビラボンプロ・タヒチ」がスタートした。今大会も例年通りワイルドカード争奪のトライアルが4月26日から行われ、タヒチのマノア・ドーレットとオーストラリアのアンソニー・ウォルシュが2枚のワイルドカードをゲット。日本からはビッグウェイバーの脇田貴之と堀口真平がエントリーしたが切符を手に入れることは出来なかった。

3−5フィートでスタートしたメインラウンド初日。ケリー・スレーター(USA)、アンディ・アイアンズ(HAW)、ミック・ファニング(AUS)、ジョエル・パーキンソン(AUS)といったトップグループはラウンド3へ勝ち進んだ。そんな中でファニングとともにレーティング・トップを走るタジ・バロウ(AUS)はアンラッキーだった。

バロウは、チョープー・スペシャリストでビラボンプロ・タヒチにワイルドカード出場のブルーノ・サントス(PYF)とフランスのルーキー、ジェレミー・フローレスと対戦。3人ヒートで2位となりラウンド2を強いられた。

 
  ■ボビー・マルチネス(USA)
 
  ■エイドリアーノ・デ・スザ

フォスターズASPワールド・ツアー・ルーキーのフローレスは、このボトムから根刮ぎ掘れるレフト・リーフブレイクで初めて勝ち、ディーン・モリソン(AUS)とタイのイベント第3位のヒートスコアも叩き出した。「ここで初めてコンテストでサーフしたんだけど、そこで勝てるなんて、最高の気分だね。間違いなく」とフローレスが言った。「最高だよ。自分のヒートを見たときはタフなヒートになるなって思っていたんだ。でも、逆に誰にでも勝てるチャンスがある波だって思ったよ」フローレスは、フォスターズASPワールド・ツアーにおけるヨーロッパ唯一の選手である。

彼は、WQSをトップで卒業し、エリートツアーの参加資格を得た。そしてゴールドコーストで9位、ベルズビーチで17位となり、現在レイティング14位にいる。「僕はまだまだ勉強の段階さ。18才だからね」とフローレスが言った。「最初の試合はOKって感じだったけど、1年のスタートから少しアンラッキーだった。ゴールドコーストでは波を見逃すという問題を抱えて、ベルズで病気になってしまった。だから、この調子をキープして、全てをノーマルな状態でいきたいと思うよ」とフローレス。

ルーザースを強いられたバロウとレイティング・トップを分け合うファニングも、決して快勝したわけではなかった。ファニングは30分のヒートでバレルを1本も見つけることができず、2位のままヒートも終盤に差し掛かっていた。そのとき、終了ホーン直前に掴んだファニングのラストウェイブが、1位だったワイルドカードのアンソニー・ウォルシュを捕えた。「それが接戦になるのは分かっていたんだ。2ポイントか3ポイントぐらいで逆転出来る状況だった。小さい波を手に入れたんだけど、そこでターンしかできなかった。僕はこのヒートを通してバレルを手にいれることができなかったのさ。アンソニーには7.00があって、僕には何もなかった。基本的に5分ヒートのようだったね」とファニング。

そして、今日のベストシングルスコア9.50とベストヒートスコア18.17を叩き出したのは、やはり、このひと、8XASP世界チャンピオンのスレーター。スレーターは、2000年、2003年、2005年のこのコンテストで優勝しているが、昨年は怪我のためセミファイナルで姿を消した。「ちょっと風波っぽい感じのウネリだったね。ちょっと東よりだったから、リーフからディープに来ていて、良い波が来ていたよ」とスレーターが言った。「自分の計画では最初に2、3本決める予定だったけど、結局は大きく方向転換して、最初の波で9.5をスコアした事でペースを掴んだよ。マノアはもう1本のを見過ごして、8ポイントあたりをスコアしたんだ。他の選手には、あまり長いレフトがなかったね」と大差で勝利したスレーターが言った。

その他に、好調なサーフィンを見せたパンチョ・サリヴァン(HAW)をはじめ、ブラジルのエイドリアーノ・デ・スザとベルナルド・ミランダ、南アフリカのトラヴィス・ロギーとルーキーのリッキー・バスネット、カリフォルニアのボビー・マルチネス(USA)、クリス・ワード(USA)テイラー・ノックス(USA)といった選手もがラウンド3進出している。


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