更新日: 2008年10月28日 (火) 3:19
■ASP MEN'S WORLD TOUR■第10戦
ハングルーズ・サンタカタリーナ・プロ
■2008年10月28日-11月5日■サンタカタリーナ、ブラジル■photo:ASP COVERED IMAGES■R1■R2■R3■

■ブラジルがスタート。ジョーディ・スミス(ZAF)がインターフェアで0点。


写真:ブラジルでの優勝を狙うタジ・バロウ

【現地2008年10月28日火曜日 インビチュバ、サンタカタリーナ、ブラジル】ブラジル南部に位置するサンタカタリーナ州のインビチュバでASPメンズ・ワールド・ツアー第10戦「ハングルーズ・サンタカタリーナ・プロ」がスタートした。9日のウエイティング・ピリオド初日の今日、4-5フィートのコンディションでラウンド1が終了した。

今回も前回のスペイン同様、欠場の選手が多く、このブラジルでは2度優勝しているASPワールド・チャンピオンのミック・ファニング(AUS)が鼠径の怪我のために前回から2戦連続の欠場。またネコ・パダラッツ(BRA)とディーン・モリソン(AUS)に加え、ボビー・マルチネス(USA)、デーン・レイノルズ(USA)、ダニー・ウイルス(AUS)も怪我のため出場を辞退している。

ちなみにASPワールド・ツアー・サーファーの最終レイティングは、全11イベントのうちの8イベントがカウントされることになっており、9度目のASPワールド・チャンピオン、ケリー・スレーター(USA)は、前回のスペインで2008年のタイトルを手に入れインビチュバは不参加。世界3位のジョエル・パーキンソン(AUS)、3回のASPワールドチャンピオンのアンディ・アイアンズ(HAW)、ブルース・アイアンズ(HAW)、ルーク・マンロー(AUS)は様々な理由で、このイベントを欠場。彼等はこのイベントを切り捨てることができる3つのイベントの1つに加えるだろう。

ブラジリアンのファビオ・ゴウベイア、ガスタヴォ・フェルナンデス、マルコ・ポーロは、ハングルーズのワイルドカード。欠場するサーファーの代わりに出場するのはサーファーは、ヒズノメ・ベッテロ(BRA)、ペドロウ・ヘンリーク(BRA)、タニーノ・バレット(BRA)、マルシオ・ファニー(BRA)、ウィリアム・カルドゾ(BRA)、シマオ・ロマオ(BRA)、ブルーノ・サントス(BRA)等。また、先日リオデジャネイロで行われたWQSで足首をくじいてしまったエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)や、パンチョ・サリヴァン(HAW)までも欠場が決まり、彼等の代役で前ASPワールド・ツアー・サーファーのラオニ・モンテイロ(BRA)とピーターソン・ロサ(BRA)の出場が決定。今回は13人ものツアーサーファーが不参加で、48人の出場者のうちの20人がブラジリアンとなった。

     


写真:勝ちあがったレオナルド・ニーヴス。「このイベントはブラジリアンにとってWCTで最も重要なんだ」


そんな中で、今日のベストトータルスコア17.17とシングルスコア9.50という素晴らしいスコアラインをマークしたツアー・ルーキーのジョーディ・スミス(ZAF)は初日のトップスコアラーだった。しかし、2つのインタフェアを犯したスミスは、インビツバの5フィートの波で見せた際立ったパフォーマンスを0.00にしてしまった。そんなスミスの代わりに勝ちあがったのは、同じルーキーでスペインのアリツ・アランブールーだった。

「それは難しいヒートだったね。僕は8.50をスコアいて良いスタートを切れた。ジョーディも本当に良い波をゲットしていたよ」とアランブールー。「それで最後の3分に、小さい波が僕の方へ来たんだ。そして、僕にはビッグなスコアが必要だったから、迷わず波にパドルした。僕はベスト・ポジションだったけど、ジョーディもパドルを開始したんだ。それで、ジャッジは彼にインタフェアをコールしたのさ」。 ASPヘッド・ジャッジのペリー・ハチェットによれば、「テイクオフの最初のポイントで、波は優れたレフトで、ゼッケン白(アランブールー)が、それを掴む良いポジションにいた。ゼッケン赤(スミス)は、ピークの間違った側にいて、スコアの可能性のないクローズアウト・セクションでライトに行こうとしていた。それでインタフェアが赤(スミス)にコールされた」さらに駄目押しでスミスは、ロマオに優先権があった波にもテイクオフし、もう一つのインタフェアを負って、2つの得点を失った。現在レイティング22位のスミスは、今年ラウンド4を勝ちあがっていない。

また、このイベントの2005年の勝利者である世界2位のタジ・バロウ(AUS)はラウンド3へ勝ちあがった。今回、9XASPワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)がエントリーしていないため、バロウがこのイベントの第1シードである。「僕がここまで見た感じでは、全てのローカル・サーファーは、本当に良いサーフィンをしているね。そして僕はトップシードでローカルとサーフすることになる」とバロウが言った。「それは簡単なことではないよ。でも僕はヒートをメイクすることに目を向け、優勝を目指すつもりさ」。

今回のイベントに参加している20人のブラジリアン・サーファーのうちの5人がラウンド3へ勝ちあがっている。そのうちの一人であるヒズノメ・ベッテロ(BRA)。彼は現在、来年のドリームツアーへの参加資格を獲得するためにWQSを戦っている。もし彼がハワイの最後の2戦でレイティング13位を維持することができれば、来年度はWCT入りとなる。そんな彼がブラジリアンの最高点をスコアした。「僕は、ワイルドカードとして、このイベントに参加するように誘われたときは、本当にストークしたよ」とベッテロ。「僕はプレッシャーを感じることなくサーフィンしていて、自分自身、楽しんでいる。ただ自分のベストなサーフィンを見せたいんだ。ワールドツアーでコンテストに出るのは夢だよ。僕がいつも、テレビや雑誌で見ているサーファーばかりだからね。僕は、来年ASPワールド・ツアーにいたい。でも、このハワイで良い結果を手に入れる必要があるんだ」。とコメント。また、クリス・ワード(USA)は、ビザ問題でラウンド1のヒートに間に合わなかった。ラウンド2からサーフィンをするだろう。ネクストコールは明朝7時30分。

写真:ビード・ダービッジ(AUS)は9ポイントをスコアしてR3へ

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