写真:ビード・ダービッジ(AUS)
2位となったのはジェレミー・フローレス。20歳の彼は、ワールドツアーにクオリファイした最も若いサーファーで、僅かツアー2年目にして既に彼自身を証明している。しかし残念なことに、今日のダービッジは止められなかった。「自分の結果には満足だけど、ファイナルについては悲しいね」とフローレスが言った。「僕は、何もすることができなかったね。ビードは挑む時間さえ与えなかった。彼は9.43をゲット。僅か2つのセットしか来なかった。僕は何も見なかった。何でもゲットしようとしたんだけどダメだった。でも彼は確実にリップしてたね」
フローレスは、この数イベントで足首の怪我を騙しながらサーフィンをしていて、ベストの状態ではないにもかかわらず、素晴らしいシーズンとなった。彼はASPレイティング第10位にいる。「僕は今年、いくつかのイベントで負傷したまま出場した」とフローレスが言った。「いまも100パーセントとは思わないけど、良いヒートを戦えて、結果を出せて、以前よりはるかに自信を持つようになった」
セミファイナルでフローレスはワールドツアーでもう一人のフランスサーファーであるミッキー・ピーコンと対戦した。今日の彼らが残した2位と3位という結果は、二人にとってキャリア・ベストとなった。「それは、本当に良いイベントだった」とフローレスが言った。「僕は楽しんだ。ミッキーも良いサーフィンをした。彼が来年のツアーをリクオリファイするためや、自分にとっても、それはたぶんより重要だっただろう。セミファイナルで彼と戦えた事は信じられなかったよ」
また、3位となったのは、ミカエル・ピーコン(FRA)とフレデリック・パターチア(HAW)。ミカエル・ピーコン(FRA)はフローレスとのタイトなセミファイナルに惜しくも破れたが、フローレス同様、彼の友人と経験を共有するチャンスを持てた事を喜んでいた。「それは非常に良いヒートで、ジェレミーとのヒートだったからプレッシャーのない今年初めてのヒートだった。だから、僕にとっては、ファイナルに行くのは、誰でも良かったんだ」とピーコンは言った。2006年に初めてワールドツアーに参加した彼は、リクオリファイ出来ず、2007年にはWQSを闘い再び今年ツアーに戻って来た。今日の3位入賞でピーコンは、26位から18位にジャンプアップ。実質的に彼が2年前に経験した運命からは、免れそうである。これで来年のワールドツアーには、WQS からツアーに加わるティム・ボール(FRA)とフローレスとピーコンで、フランスのサーファーが3名となる新記録を樹立する。
そして、ハワイのフレッド・パターチアは、今回の3位入賞で、次回ホームであるハワイで行われる今年のファイナル・イベントに、レイティング11位で入り、2008年にキャリア最高のレイティングを記録するだろう。2008年のASP ワールドツアーのファイナル・イベントは、12月8日から20日まで、バンザイ・パイプラインで開催される。
写真:
2位となったジェレミー・フローレス
ファイナル: ビード・ダービッジ(AUS)17.76
ジェレミー・フローレス(FRA)9.86
セミファイナル:
ヒート1:
ジェレミー・フローレス(FRA)14.00
ミカエル・ピーコン(FRA)13.73
ヒート2:
ビード・ダービッジ(AUS)12.33
フレデリック・パターチア(HAW)8.50
クォーターファイナル:
ヒート1:
ジェレミー・フローレス(FRA)18.06
レオナルド・ニーヴス(BRA)14.03
ヒート2:
ミカエル・ピーコン(FRA)12.23
ダニエル・ロス(AUS)11.83
ヒート3:
ビード・ダービッジ(AUS)17.17
ベルナルド・ミランダ(BRA)12.30
ヒート4:
フレデリック・パターチア(HAW)11.83
ヘイター・アルヴェス(BRA)9.40
ASPワールドツアー最新のトップ10
1. ケリー・スレーター(USA)8042
2. ビード・ダービッジ(AUS)6780
3. タジ・バロウ(AUS)6324
4. ジョエル・パーキンソン(AUS)6180
5. C.J.ホブグッド(USA)5860
6. エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)5748
7. エイドリアン・バカン(AUS)5370
8. ミック・ファニング(AUS)5310
9. ボビー・マルチネス(USA)5282
10. ジェレミー・フローレス(FRA)5214
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