ノックスは彼のテクニックの全てのレパートリーを披露し、彼の474ヒートに及ぶ15年間のASPワールド・ツアー・キャリアで最も高いヒート合計を記録した。ノックスのスコアラインは9.90と9.80。それに加えカウントされなかった9.00もマークしていた。「これまでに満点は出したことがあるけど、9.70でそれをバックアップした事は無いと思うよ。だから、多分これが僕のこれまでに戦ったヒートで記録した最高点だと思うよ」とノックスが言った。
パーキンソンは、ノックスとのヒートでパーフェクト10をマークしたが、バックアップの8.00が勝利には少し足りなかった。彼は、ラウンド2のヒート1でトライアルからワイルドカードを手に入れた1984年のジェフリーズ・ベイ・チャンピオンであるマーク・オクルーポ(AUS)と対戦する。
8XASPワールド・チャンピオンである現ASPレイティング・リーダーのケリー・スレーター(USA)は、ラウンド1でオクルーポとダイヤン・ネイヴ(AUS)を打ち砕いた。「特にこの場所で、オッキーとヒートを持てることは素晴らしいね」とスレーターが言った。「彼がワイルドカードを手に入れるチャンスはいくらでもある。でも全てのイベントに彼がいると、みんな、どれが彼の最後なのかなと思うね。そして、ここは彼が長年にわたって本当に光りを放った場所なのさ」スレーターは、2008年に本当に光りを放った。今シーズン4つのイベントで3勝して、彼は9回目のASPワールドタイトル獲得の方向に確実に近付いて、それを楽しんでいるようだ。
「僕は本当に楽しんでいる」とスレーターが言った。「ツアーは本当に楽しくて、コンテストは楽しみだ。今年のコンテストは全てに参加するつもりではなかった。ベルズへ行くつもりもなかったけど、優勝して、タヒチとフィジーをスキップすることが難しくなったんだ。自分にとって、ここまでは奇跡の年だね。すべてが正しいタイミングで正しい場所にきっちりとハマっている」スレーターは、ジェフリーズベイで3度の優勝記録を持っており、もし彼が4度目の優勝をすることができるならば、彼のリードは更に加速するだろう。しかし、スレーターの最も近いライバルは、同様のフォームにいる。「Jベイは、試合的に考えれば自分には良い場所だった」とスレーターが言った。「もし僕がここで優勝出来たとしても、自分に最も近い選手が2番になるだろうし、その次の選手が3番というように安心は出来ないよ。大量のリードを持っているつもりは無いしね。まだ予想もしないことは起こるものだから。昨年のトラッスルズでも、トップの選手達が早くに負けて、自分だけ勝ち進んだ。ここで自分もヘマをするかもしれないし、全ての選手に追い付くチャンスがある。まだ本当にオープンなんだ。ちょっとした瞬間に、誰でもホットになるものさ。だから、この時点で誰も除外することはできないよ」。
その他に、世界5位のタジ・バロウ(AUS)は深いバレル・ライドで9.93をマークしラウンドアップ。ASPワールド・チャンピオンのミック・ファニング(AUS)も彼らしいパフォーマンスでデーン・レイノルズ(USA)とハワイアン・ワイルドカードのグランジャー・ラーセンを下した。また、現在レイティング4位のブラジルのエイドリアーノ・デ・スーザも南アフリカのジョディ・スミスとトラヴィス・ロギーを抑えラウンド3へ。ブルース・アイアンズ(HAW)は、ヒート終了間際の大逆転で、彼の兄アンディとオーストラリアのダン・ロスを沈めラウンドアップを果たしている。
|