更新日: 2008年1月31日 (木) 16:50
■ASPーWQS3スターイベント
モンスターエナジー・パイプラインプロ
プレゼンテッドバイ・ビラボン■
■2008年1月27日-2月6日■バンザイパイプライン、ハワイ■photo:ASP COVERED IMAGES■#1■#2■#3■

■モンスターエナジー・パイプラインプロがスタート。
 
■ロブ・マチャド(USA)
 
■メキシカン・パイプラインのデビッド・ラザフォードが9.6のベストスコア ■パンチョ・サリヴァン(HAW)
【2008年1月30日、ホノルル、ハワイ】27日からウエイティング・ピリオドに入っていたASPーWQS3スターイベント「モンスターエナジー・パイプラインプロ ・プレゼンテッドバイ・ビラボン」がスタート。ラウンド3であるラウンドオブ96のヒート4までが終了した。

今回は、10ヶ国から128名のサーファーがエントリー。そこには、あの3X世界チャンピオンであるアンディ・アイアンズをはじめ、ブルース・アイアンズ、ロブ・マチャド、ジェイミー・オブライアン、デリク・ホーといったパイプライン・マスター達が名を連ねている。

賞金総額50,000ドルのモンスターエナジー・パイプラインプロのオープニングデイは4フィートのコンディションではあったものの、バンザイ・パイプラインのアイコニックなドロップからのバレルライドは姿を潜めた。
 
■マーク・ヒーリー(HAW)
 
    ■カイロン・ジャボール(HAW)

とはいえ、そんな状況にもかかわらず、2名のデビッドがハイパフォーマンスを披露。ローカルライフガードで34才のデビッド・ワッセルは、16.75という今日の最も高いヒート・スコアをプロデュース。そして、メキシカン・パイプラインのデビッド・ラザフォードは、9.6ポイントという本日のベストスコアとなるチューブライドを見せた。しかし、ワッセルは、今日の午後遅くに行われたラウンド2で惜しくも敗退してしまった。

「どんなサイズにおいても、パイプラインはタフな性質かもしれない」とラウンド2で負けたワッセルが言った。「パイプラインは成功か破滅。その全てを今日、分からされたよ」 ワッセルは、サーフボードを折ってしまい、ラウンド2のライバル、リッキー・ホイットロック(USA)、ウィゴリー・ダンタス(Brz)、デーン・ワード(USA)達からのヘビーな猛攻撃を浴びて、コンビネーション・スコアが必要とする所まで追いやられた。「今日のようなコンディションで良い波を見つけるには、相当の幸運が必要だね。凄くシフトしていた。そして、なんとか波を見つけられても、少しの運と多くのグッドサーフィンが必要なんだ」


一方、ラザフォードは明日に繋げた。というよりも彼のラウンド2のヒートは今日、行われなかった。「今日、良い波を手に入れることは本当にハードだよ」とラザフォードが言った。「それほど大きくはないが、凄くパワーがあるのさ」今日のコンディションは、小さいが気まぐれな性質でチャレンジをプロデュースした。うまくチューブをメイクするために、より複雑なテクニックが要求され、スーパーシャローなテイクオフ・ゾーンがシフトした。結果、パイプラインからオフザウォールまで無作為にピークが現れ、オープニング・ヒートで前イベント・チャンピオンのトム・ドスランド(マウイ)や、尊敬されたパイプラインマスターのデレク・ホー(ハレイワ)までが姿を消した。一方で、ビッグウェイバーであるサンタクルーズのピーター・メルやローカル・ヘビーウェイトのパンチョ・サリヴァンが強さを発揮した。

他の好調な選手は、ハワイ・トリオのトーリー・マイスター(ビッグアイランド)とクレイ・マルツオ(マウイ)とノースショア・ティーンエイジャーのカイロン・ジャボールに、元イベント・チャンピオンのロブ・マチャド(カーディフ、CA)。特にマチャドは彼が今日サーフした両方のヒートで、マジシャンのように、たくさんのクリーンなチューブ・ライディングを魔法を使って呼び出した。

そして、この大会は過去に多くの日本人サーファーが好成績を収めており、今年も、田中樹、小川直久、堀口真平、牛越峰統、小川幸男、深川達哉、脇田貴之、田中譲、松岡慧人といったサーファーが参加している。本日はR64から出場する田中樹以外全員がR128のヒートでサーフした。しかしラウンドアップしたのは、小川直久、堀口真平、牛越峰統、深川達哉の4名。日本を代表するパイプライナーの一人である脇田貴之も早くも姿を消している。今年も彼等の活躍に期待しよう。がんばれ日本。



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