とはいえ、そんな状況にもかかわらず、2名のデビッドがハイパフォーマンスを披露。ローカルライフガードで34才のデビッド・ワッセルは、16.75という今日の最も高いヒート・スコアをプロデュース。そして、メキシカン・パイプラインのデビッド・ラザフォードは、9.6ポイントという本日のベストスコアとなるチューブライドを見せた。しかし、ワッセルは、今日の午後遅くに行われたラウンド2で惜しくも敗退してしまった。 「どんなサイズにおいても、パイプラインはタフな性質かもしれない」とラウンド2で負けたワッセルが言った。「パイプラインは成功か破滅。その全てを今日、分からされたよ」 ワッセルは、サーフボードを折ってしまい、ラウンド2のライバル、リッキー・ホイットロック(USA)、ウィゴリー・ダンタス(Brz)、デーン・ワード(USA)達からのヘビーな猛攻撃を浴びて、コンビネーション・スコアが必要とする所まで追いやられた。「今日のようなコンディションで良い波を見つけるには、相当の幸運が必要だね。凄くシフトしていた。そして、なんとか波を見つけられても、少しの運と多くのグッドサーフィンが必要なんだ」 一方、ラザフォードは明日に繋げた。というよりも彼のラウンド2のヒートは今日、行われなかった。「今日、良い波を手に入れることは本当にハードだよ」とラザフォードが言った。「それほど大きくはないが、凄くパワーがあるのさ」今日のコンディションは、小さいが気まぐれな性質でチャレンジをプロデュースした。うまくチューブをメイクするために、より複雑なテクニックが要求され、スーパーシャローなテイクオフ・ゾーンがシフトした。結果、パイプラインからオフザウォールまで無作為にピークが現れ、オープニング・ヒートで前イベント・チャンピオンのトム・ドスランド(マウイ)や、尊敬されたパイプラインマスターのデレク・ホー(ハレイワ)までが姿を消した。一方で、ビッグウェイバーであるサンタクルーズのピーター・メルやローカル・ヘビーウェイトのパンチョ・サリヴァンが強さを発揮した。 他の好調な選手は、ハワイ・トリオのトーリー・マイスター(ビッグアイランド)とクレイ・マルツオ(マウイ)とノースショア・ティーンエイジャーのカイロン・ジャボールに、元イベント・チャンピオンのロブ・マチャド(カーディフ、CA)。特にマチャドは彼が今日サーフした両方のヒートで、マジシャンのように、たくさんのクリーンなチューブ・ライディングを魔法を使って呼び出した。 そして、この大会は過去に多くの日本人サーファーが好成績を収めており、今年も、田中樹、小川直久、堀口真平、牛越峰統、小川幸男、深川達哉、脇田貴之、田中譲、松岡慧人といったサーファーが参加している。本日はR64から出場する田中樹以外全員がR128のヒートでサーフした。しかしラウンドアップしたのは、小川直久、堀口真平、牛越峰統、深川達哉の4名。日本を代表するパイプライナーの一人である脇田貴之も早くも姿を消している。今年も彼等の活躍に期待しよう。がんばれ日本。
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