更新日: 2008年12月11日 (木) 14:45
トリプルクラウン第3戦
■ASP MEN'S WORLD TOUR■最終戦
■ビラボン・パイプライン・マスターズ ■
■2008年12月8-20日■パイプライン、ハワイ■photo:ASP COVERED IMAGES■バックナンバー■#1

■ビラボン・バイプライン・マスターズが8-10フィートのコンディションでスタート。


写真:19.90というパーフェクトに近いヒートスコアをマークしたワード

【現地2008年12月9日火曜日、サンセットビーチ、ハワイ】ASPメンズ・ワールド・ツアーのファイナル・ステージで 「バンズ・トリプルクラウン・オブ・サーフィン」の最終戦である「ビラボン・バイプライン・マスターズ 」がスタート。8-10フィートのクリーンなコンディションの中、ラウンド2のヒート8までが終了した。初日のトップスコアをたたき出したのは、カリフォルニアのクリス・ワード(USA)。ワードは、ラウンド2で見せた2本のクリティカルなレイト・ドロップ・バレルによって、20点満点で19.90というパーフェクトに近いヒートスコアをマークした。

「最もビッグな日でもないし、そんなに怖くなかったね。本来のかなり良い波だった」とワード。「幸運を手に入れて、良い波をつかむために、正しいポジションにいなくてはならない。その2本の波でそれが上手くいったんだ。我々のヒートで最も大きいセットの2本だった。本当にラッキーで、ハッピーだったよ」2008年のASPワールド・ツアーで現在24位にランキングされているワードは彼のスポットを来年のツアーに確保するために少しでも多くヒートを勝ち上がる必要がある。

彼はラウンド2を勝ち上がり、ASPワールド・ツアーのトップ16が初めて登場するラウンド3へ進んだ。今日は、ラウンド1とラウンド2の前半がコンプリートした。イベントの最初の2つのラウンドは、中盤から後半のシードサーファーと、ワイルドカード、怪我などで不出場の選手のかわりに出場するサーファーがフィーチャーされた。

また、16才のジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、彼のホームブレークで燃え上がり、2009年のツアーのリクオリファイを願うASPワールド・ツアー・サーファーのジェイ・トンプソン(AUS)を倒した。フローレンスは今朝、リーフ・マッキントッシュ(HAW)が怪我で不出場のベン・ブルジョア(USA)の代役ができないことが分かり、メイン・イベントに出場することが決まった。「今朝、起きたら、『大会に出れるかもしれない』って言われたんだ。僕は『本当に?マジ!』みたいな感じさ」とフローレンスは言った。「僕は、リーフのスポットでエントリーできた。最高だよ」。フローレンスは8才の時から、パイプラインをチャージし、2005年にパイプライン・マスターズで初めて戦った。13才でトライアルをサーフしたが、メイン・イベントには届かなかった。彼は、明日コンテストが再開されればラウンド2のヒート9で、世界16位のキーレン・ペロウ(AUS)と戦うだろう。「僕が本当に小さいとき、パイプライン・マスターズのトライアルでサーフしたんだ。でも、波が本当にビッグで変な波で、本当に良くなかった」とフローレンスが言った。「だから、こんなパーフェクトなコンディションで、4人だけでサーフィンできて最高だよ。良い波が何本もあった」

     


写真:16才のジョン・ジョン・フローレンス(HAW)。


そして、2004年のパイプライン・マスターズ・チャンピオンであるジェイミー・オブライアン(HAW)は、ラウンド1でダスティン・バルカ、ラウンド2でロイ・パワーズといった同じハワイアンを下した。フローレンス同様、オブライアンも、今年の1月に行われたトライアル・イベントを通してスポットを手に入れた招待選手ではなく、リプレイスメントのサーファーとしてエントリーしている。「僕は、トライアルを失敗したから、イベントに出れるとは思わなかった」とオブライアンが言った。「ちょっと良かったって感じ。それが分かったのが数日前で、何も心配しなかったし、自分の頭になかったね。2度目のイベント優勝で、夢が叶うよ」

現在トリプルクラウンのレイティングをリードしているダスティ・ペインもラウンド2を勝ちあがった。ペインは、ラウンド1でタヒチのマノア・ドローレットを下し、ラウンド2でブラジルのヘイター・アルヴェスを倒した。そして今、彼のトリプルクラウン・タイトル・コンペティターのビード・ダービッジ(AUS)とジョエル・パーキンソン(AUS)がシードされるラウンド3に立った。「僕は、トリプルクラウンについて考えないようにしているんだ」とペイン。「1ヒートずつ取っていくつもりだよ。最後に僕の頭の上に王冠が乗ていれば良いね」

全11戦の2008年のASPワールド・ツアーのファイナル・コンペティションである、ビラボン・パイプライン・マスターズは、2009年のツアーのスポットを手に入れる最後のチャンスである。ASPワールド・ツアーのトップ45のサーファーのうち、上位27名だけが年末にリクオリファイする。残りの18のコンペティターは、ASP-WQSでトップ15に入りスポットを手に入れたモノと、3つのASPワイルドカード・スポットの選手。 今回参加していない、ベン・ブルジョア(USA)、ネコ・パダラッツ(BRA)、トラヴィス・ロギー(ZAF)はスポットを逃した。そして、今日の敗退で来年のスポットを手に入れることができなかった選手は、ダニエル・ロス(AUS)、ロイデン・ブライソン(ZAF)、リッキー・バスネット(ZAF)、ジェイ・トンプソン(AUS)、ロドリゴ・ドーネルス(BRA)、ルーク・マンロー(AUS)、ミック・キャンベル(AUS)、ロイ・パワーズ(HAW)、レオナルド・ニーヴス(BRA)である。43位のジハード・コードル(BRA)も今日敗退したが、ASP-WQSからスポットを手に入れた。コンテストは、このコンディションをキープする予測でファーストコールは明朝7時、ラウンド2を完了させ、ラウンド3に進むことになっている。


※日本語によるライブ中継はこちら

写真:現在トリプルクラウンのレイティングをリードしているダスティ・ペイン

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