更新日: 2008年12月5日 (金) 16:20
トリプルクラウン第2戦
ASP-WQS6スタープライム
■オニール・ワールドカップ■
■2008年11月24日-12月6日■サンセットビーチ、ハワイ■photo:ASP COVERED IMAGES■バックナンバー■#1#2#3

■フロリダのC.J.ホブグッドが巨大なサンセットを制す。


写真:優勝カップを青空に掲げるCJ

【現地2008年12月4日木曜日、サンセットビーチ、ハワイ】「バンズ・トリプルクラウン・オブ・サーフィン」の第2戦であるメンズWQS最終戦6スタープライム「オニール・ワールドカップ」が終了。ウェイブフェイス20-30フィート・レンジのクリーンなコンディションで行われたファイナルで、フロリダのC.J.ホブグッド(29歳)が優勝し、11年振りにグーフィー・フッターがサンセット・ビーチで勝利を手にした。オーストラリアのマイケル・ロンメルシーが1997年にサンセットで優勝した最後のグーフィーフッターで、彼はその年にトリプルクラウン・タイトルを獲得している。

2001年のASPワールドチャンピオンであるホブグッドは、バックハンドで勝利へ向けてチャージした。そして、35分のファイナル最大の波を掴んだ。「パーフェクトなサイズで本当にクリーンだった。多分、あのヒートに1つか2つは物凄く大きなセットがあった」とホブグッド。「あの波は、ただ気がおかしくなりそうだった。自分のありふれたサンセットの経験では、かなり興奮したよ。これは、僕のワールドツアーでの優勝などに匹敵する。自分は、このコンテストで優勝することを、決して思い描いていたわけではないからね。それだけ僕の中で、より高く位置付けられているコンテストなんだ。サイコロを振って出ていく。そして、時に母なる自然は優しいときもあるが、打ちのめすされることもある。4名のサーファーがアウトに出ているはずだけど、ヒートで一度も彼等に会わない。人と自然の戦いさ。それがサンセットを非常に挑戦的で魅力的なものにしている」


     


写真:35分のファイナル最大の波を掴んだホブグッド。


オーストラリアのトム・ウィッタカー(29)も、オニール・ワールド・カップで素晴らしいサーフィンを見せ、第2位でフィニッシュした。「それは美しくクリーンで、本当に、本当にグッドなサイズだった。ほとんどサンセットで優勝したのと同じくらい夢のようだ」とウィッタカーが言った。「それほど大きくないし怖くない。一日中、すばらしかったね。サンセットで僕がこれまでに見たベストな波だったよ。トーナメントの最終日を、こんな良いコンディションで行えたことは、本当にクールだった」。

サンセット・ビーチ・ローカルのマーカス・ヒックマン(29)は、第3位で終えた。彼はプアなウェイブ・セレクションの犠牲になった。それでも、これはヒックマンにとってトリプルクラウンにおけるベスト・パフォーマンスだった。また、南アフリカのジョーディ・スミス(20)は第4位。彼はリズムが合わないまま終わった。彼はサーフボードを折り、ファイナルでは右足を負傷してしまったのだ。スミスは、サンセットでクオーターファイナル以下で負けたことがなく、オニール・ワールド・カップでファイナル進出したのは今回が2回目である。 スミスは今日、ラウンド32においてチューブライドで10ポイント・ライドを決め、イベント最高ヒート・スコアとなる18.50をマークした。

トップ・ブラジリアン・フィニッシャーは、レアンドロ・バストスとロドリゴ・ドーネルス。二人ともラウンド32で4位で敗退し、25位タイとなった。ヨーロッパ勢は、第17位のエリック・リビエール(フランス)がトップ。 そして、ダスティ・ペイン(HAW)が、トリプルクラウンのタイトルレースをリードする。その後にC.J.ホブグッド(USA)が2位で続き、ジョエル・パーキンソン(AUS)が3位で追いかける。また、トリプルクラウン・シリーズのトップルーキーに贈られるノーズガード新人王は、オーストラリアのヤデン・ニコル(23)が受賞。彼はサンセット・ビーチで9位でフィニッシュしたが、2009年のワールド・ツアーに必要な資格を得ることができなかった。

オニール・ワールド・カップは、2008年のWQSの最終のイベントで、以下のWQSサーファーは全員クオリファイが決定した。 ナザニエル・カラン(USA)、 クリス・デーヴィッドソン(AUS)、 ミシェル・ボウレズ(PYF)、 ゲイブ・クリング(USA)、 ジハード・コードル(BRA)、 ジョシュ・カー(AUS)、 ニック・マスクロフト(AUS)、 デビッド・ウィアー(ZAF)、 ケコア・バカルソ(HAW)、 ティム・ボール(FRA)、 グレッグ・エムズリー(ZAF)、 ダスティン・バルカ(HAW)、 ティアゴ・ピレス(BRA)、 フィリップ・マクドナルド(AUS)、 ドルー・コートニー(AUS)。 またビラボン・パイプライン・マスターズでのティアゴ・ピレスのパフォーマンスによっては、マーロン・リプケ(DEU)が、2009年のワールド・ツアーにクオリファイするかもしれない。

Vansトリプルクラウン第3戦で、ASPワールドツアー最終戦のビラボン・パイプライン・マスターズは、12月8日月曜日にそのウェイティングピリオドが開始。そして女子のVansトリプルクラウンもビラボン・プロがマウイで12月8日にスタートする。 ビラボン・パイプライン・マスターズは今年も日本語によるライブ中継が行われる予定なので是非チェックしてみよう。
http://www.billabongpro.com/

FINAL:
1st-CJホブグッド(USA)15.00(8.5,6.5)15,000ドル
2nd-トム・ウィッタカー(Aus)12.67(7.67,5.00)7,500ドル
3rd-マーカス・ヒックマン(HI)8.33(6.33,2.00)4,500ドル
4th-ジョーディ・スミス(Zaf)2.86(1.73,1.13)4,400ドル

写真:2位となったトム・ウィッタカー(Aus)

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