朝イチのヒートにはこの6スターの直前に行われたカリフォルニア、ハンティントンのUSオープンのウイナーで、現在WQSのポイントリーダー、ナザニエル・カラン(ティム・カランの弟)、田中英義(たなかひでよし)、松岡慧斗(まつおかけいと)、ライアン・キャンベルが出場。現在のWQSポイントリーダーでもあるナザニエルがレベルの違う大きなリップでスタートから独走。熾烈な2位争いの展開になった。ハイポイントが出せずに苦しむ田中に代わって頑張ったのが松岡。何とか2位につけラウンドオブ48に勝ち上がった。
続く2ヒート目の佐藤和也(さとうかずや)も持ち前のシャープなサーフィンでヒートアップ。林健太も危なかったが、昨日に続いて最後の最後に逆転し、なんとか2位につけてラウンドアップした。大野修聖(おおのまさとし)はきちんと自分のサーフィンをすることが出来れば負けることはないこのラウンド。前半はスローペースだったものの後半はしっかりいい波を取ってハイポイントをあげ、ダントツの1位で勝ち上がった。そのすぐ後のヒートだった田嶋鉄兵も、シャープなバックハンドのリップで8.50のハイポイントをマーク。続けて1位通過を果たした。田中樹は潮が上げ始めてポイントになる波がどんどん減ってきている時間帯のヒートに当たってしまい、思うようにポイントが得られず先攻されてしまう。しかし他の選手のダブルインターフェアに救われ、なんとか2位で次のラウンドへ。こういう厳しいヒートをラッキーで何とか抜けると、この先ポンポンと行くことも試合には良くあること。風が向いているとポジティブに考えたい。
今のところ日本人選手が頑張ってくれていて、週末の活躍が期待できそうだ。世界的にビッグネームの元WCT選手、サニー・ガルシアはパワーのない波に苦しんだが、最後にいいライディングを決めて次のラウンドに進み、シェイ・ロペスもラウンドアップ。しかし同じビッグネームのシェーン・ベッシェンはいい波が見つけられずにこのラウンドで敗退した。
明日はラウンドオブ48の12ヒート7時半コールの8時スタート予定だ。
ASP WQS 田原大会実行委員会
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