コンテストは、2-3フィートのクリーンなコンディションでスタート。最後は4-6フィートまでになった。そんな中でラウウンド1からラウンド2のヒート5までが終了。ラウンド2を強いられていたケリー・スレーター(USA)は、トライアル勝者のジェイミー・オブライアン(HAW)をハイポイントライドで粉砕。しかし、同じくラウンド2を強いられたワールドチャンプ、ミック・ファニング(AUS)は、ワイルドカードのブルーノ・サントス(BRA)に終了間際に大逆転を喰らい、まさかの最下位でイベントから姿を消した。 ファニングは、ヒートスコアは10ポイントにも満たないロースコアでの戦いとなったラウンド1で、パンチョ・サリヴァン(HAW)に破れサドンデス・ラウンドを強いられた。彼はラウンド2でもリズムを見つけることができず、ヒート終了間際にブルーノ・サントスに破れた。「最悪だね」とファニングが言った。「すべての波が4ポイント5ポイントの戦いだった。波はあまり開いていなかった。僕の波はワイド過ぎだったり、ポジションが奥に居過ぎたりだった。ちょうど良い波を見つけることができなかったのさ。でも、負けは負け。波は良かったけど、僕が良くなかった」。 ファニングは、昨年ビラボンプロ・タヒチのファイナルまで進出、最近のASPワールド・ツアー・イベントの13戦のうちの11戦でセミファイナルかそれ以上の成績を収めていた。ファニングが33位という最下位となったのは、2年前のタヒチ以来である。それでも年末の時点で2試合の結果をドロップすることが出来ることになっている。「2年前だね」とファニング。「僕はこの結果を捨てるつもり。まだ、たくさんのイベントがあるからね。家に帰って、もう一度集中して出直すよ」。一方、大逆転のサントスは「それは最悪のヒートだった。しかし、最後に僕は小さいバレルを見つけることが出来た。僕はほとんどワイプアウトだったけど、その波でバレルをメイクして、スコアを手に入れたんだ」。 8XASPワールドチャンピオンのケリー・スレーター(USA)もまた、ラウンド1でのローカル・ワイルドカードのマノア・ドーレット(PYF)によってラウンド2へ追いやられた。しかし、2000年、2003年、2005年のイベント勝利者であるスレーターは、ワイルドカードのジェイミー・オブライアン(HAW)に18.70対13.90で圧勝し生き残った。「ジェイミーは素晴らしいサーファーで、昨今のベスト・チューブ・ライダーの1人さ。だから、それがタフなヒートになると思っていた」とスレーターが言った。「ラウンド2の僕が考えたのは、ベストなワイルドカードである、もう一人のワイルドカードと対戦するということだった」「早期の敗退を考える代わりに、マノアが僕を寄せつけなかったラストヒートの終わりに、簡単にスコアを手に入れることのできた3本の波があったと思っていた。だから、あのヒートは、僕たちの1本の波のスコアが基本的に同じだったから、見た目より遥かにクロスヒートだったんだ。自分の強さでプレーして、自分の状況に関して現実的でなければならないのさ」 スレーターは昨年、一度だけ、ラウンド2をサーフィンした。そして、今日ヒートで負けるまで今シーズンは一度も負けていなかった。彼は現在ツアー2連勝中なのである。「確かに勝ち続けることは素晴らしいけど、すべてのラインが終わることになる」とスレーター。「最初のヒートでは勝てる波があったが、二人に食い止められた。優先権があって、自分がもう少し波を選択できると判断して、波で欲しいところでマイペースでいったんだ。毎回ディープに攻めなければならなかったから、たぶんその最初のヒートで8回クローズアウトを喰らったよ」スレーターは、ラウンド3で再びドーレットに会う。しかし、ローカル・サーファーは、今日の勝利によって付加された自信を持って試合に挑むだろう。「ケリーを打ち砕くことはエクセレントさ」とドーレットが言った。「僕はベスト2を手に入れてラッキーだった。ケリーは最後に1本手に入れて、逆転する勢いだったよ。このコンペティションでは、良い波を手に入れるサーファーが勝つ。それが今日の僕さ」。 その他に、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)は、19.53というパーフェクトスコアで圧勝、トップ・シードのアンディ・アイアンズ(HAW)、ジョエル・パーキンソン(AUS)、タジ・バロウ(AUS)もラウンド3にストレートに勝ち進んだ。イベント主催者は、明日ラウンド2の残りの11ヒートとラウンド3を出来る限り行う予定。明朝6:30よりヒートがスタートする見込みだ。
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