昨日、メンズのラウンド1が終了し、ラウンド3へ直接勝ち上がるものと、ラウンド2として敗者復活戦を戦うものとの道が分かれた。そして、サドンデスであるルーザースのラウンド2は3ー4フィートのオンショア・コンディションでスタート。選手たちは激しいカレントにハードなパドルを強いられた。 ラウンド1をトップスコアで勝ち上がったのは、元ワールドジュニアチャンプのパブロ・ポーライノ(BRA)。バンピーなコンディションの中、安全な波を選択する選手が多い中、ニュースクールマニューバーを見せ、ボーダーラインをプッシュし、9.70というハイスコアをマークしてラウンド3へ勝ち進んだ。「このヒートに勝てて本当に嬉しいよ。ここに戻ってくるのが夢だったし、今年2度目のジュニアタイトルを取りたいと思っている。1年間、ずっとハードにトレーニングをして、多くのWQSイベントに参加する事によって、自信を持てるようになったんだ。ニュースクール・スタイルのサーフィンを楽しんでいるよ。後のラウンドではエアリアルのマニューバーも入れて行くつもりさ」とコメント。 また、強豪オーストラリアチームは、7人のうちの5人がトップでラウンドアップ。中でも、現在ASPオーストララシア・ランキング2位のジュリアン・ウィルソン(AUS)は、ヒートスコア16.17をマークした。「ヒートに勝ち上がるためのことをしなければならない。ビーチにいる誰にでも、どれだけサーフィンが上手いかを明らかにしなくてはならないんだ。全てのオージーは、かなり勝利に飢えているよ。他の国の選手が、この二年間で優勝しているから、今年は奪回にみんな燃えているんだ」。 そして、昨日のラウンド1で破れ、奇しくもラウンド2を強いられた元世界ジュニアチャンピオンで、ASP世界ランキング28位のエイドリアーノ・デ・スザ(BRA)は、熟知したワールドツアー・フォーマットの知識をフルに活用して、大会2日目のヒート最高点となる14.00をマークし、ラウンド3へ勝ち進んだ。デ・スザは4年連続でこのコンテストに出場している。 「最高の選手たちと会うのは良いよね。ファーストラウンドではやられたけど。ここには世界最高峰のジュニア選手が集まる。僕と同世代さ。再び、ここで優勝して、ジョエル・パーキンソン(このイベントの唯一人の2度の勝利者)と同じタイトルの数を得ることが夢なんだ。」とコメント。 また今回日本から、世界の檜舞台にチャレンジする代表選手は、大澤伸幸、高橋健人、松岡慧斗、萩原周、深川達哉。ウィメンズでは大村奈央と水野亜彩子。メンズでラウンド1を勝ち上がったのは大澤のみ。ラウンド2を強いられた4名のうち、萩原周、深川達哉の2名がラウンド3へ勝ち上がった。ウイメンズでは、水野はラウンド2へ、大村の試合はまだ行われていない。日の丸がノースシドニーに掲げられる事を期待し、日本の選手達にエールを送ろう。頑張れ日本!!
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