更新日: 2009年6月29日 (月) 12:03
■ASP MEN'S WORLD TOUR■
第4戦ハングルーズ・サンタカタリーナ・プロ
■2009年6月27日-7月5日■サンタカタリーナ、ブラジル■バックナンバー■

■ブラジルがスタート。パーコ、タジ、ファニングはR3へ


ラウンド1のトップスコアラー、ファニング,Credit: ASP/ CI/ CESTARI via GETTY IMAGES

 

【現地2009年6月28日日曜日 インビチュバ、サンタカタリーナ、ブラジル】ブラジル南部に位置するサンタカタリーナ州のインビチュバでASPメンズ・ワールド・ツアー第4戦「ハングルーズ・サンタカタリーナ・プロ」がスタートした。ウエイティング・ピリオド初日の27日、4-6フィートのコンディションでラウンド1が終了。続いて28日にラウンド2が行われた。

今シーズン、フィジーがツアーから消え、タヒチからJベイまでの約2ヶ月の期間に、これまで11月に開催されていたブラジルが組み込まれた。そして、今回のコンペティション・フォーマットは、従来通りのフォーマットが採用されており、ラウンド1に全員が出場して、3人ヒートの1位がラウンド3へ勝ち上がり、2位と3位の選手でラウンド2の敗者復活戦を戦う。

昨日行われたラウンド1では、カレントリーダーのジョエル・パーキンソン(AUS)を始め、ナンバー2のタジ・バロウ(AUS)、ナンバー3のミック・ファニング(AUS)らが順調にラウンド3へ勝ち上がった。しかし、今シーズン、開幕から3試合連続の17位で25位という納得できないランキングにいる9度の世界チャンピオンであるケリー・スレーターは、ティム・レイズ(USA)、マーロン・リプケ(DEU)とのラウンド1で2位となり、ラウンド2を強いられた。しかし、ラウンド2の対戦相手、ワイルドカードのベルナルド・ミランダ(BRA)を倒し、ラウンド3へ駒を進めている。

ラウンド1のトップスコアをマークしたのは、ミック・ファニング(AUS)。彼は、怪我で昨シーズンのこのイベントを欠場したが、2006年と2007年は連続優勝しており、ファニングはブラジルで最も危険なサーファーなのである。「スタートはリズムが掴めなかった。全体的にクロスゲームで最後に良い波を掴むことができたんだ。まだ始まったばかりだけど、良い感触がある。ブラジルでは2勝しているし、自身があるんだ」とコメント。

またカレントリーダーのジョエル・パーキンソン(AUS)も素晴しいサーフィンで強さを見せつけた。「難しい波だった。ものすごい量の水が動いていたけど、自分の目の前にある波に集中し続けた。ヒートの前に波をかなり研究したよ。それで自分が狙ったとこがうまくいった。板も良い感じで、自分がやりたいように動いてくれた。」とコメント。

今回のブラジルに参加するかどうかも定かでなかったスレーター。昨日のラウンド1の敗北からラウンド2を強いられたが、上手くライトハンダーを攻め、ラウンド3へ勝ち上がった。「コンペティションには、ちょっとうんざりしている気分で、ブラジルかJベイは参加しないつもりだった」とスレーターが言った。「家族と一緒に過ごすつもりだった。でも、ASPのレナート(ヒッケル)が『ブラジルのすべてのファンが楽しみにしている』と言うから参加することを決めたのさ」

飛行機の到着時間の遅れ、ビザ問題、荷物の紛失などで、スレーターが会場入りしたのは、昨日のラウンド1のヒートが始まる数時間前。結局、彼は借り物のサーフボードでヒートを戦った。彼のサーフボードが到着したのは昨晩遅く。スレーターは自分のサーフボードを使って、フォアハンドの見事なエアリアル360を決めた。

「そう、ブラジルに着くまで約3日かかったんだ。自分のサーフボードは昨夜11時まで見つからなかった」とスレーター。「今シーズン、確かに自分のサーフボードを調整している。自分が乗っているボードも自分がシェイプしたもの。非対称のスワローテールでクアッドだ。良い仕事をしてくれたよ。でもコンディションがハードだったね。明確なバンクが無くて、本当に誰でも勝てる感じだよ」ラウンド3でスレーターはベン・ダン(AUS)と対戦する。

イベント主催者は、明朝午前7時30分にファーストコール。午前8時よりラウンド3よりスタートを目指す。


借り物の板で戦ったケリー,Credit: ASP/ CI/ CESTARI via GETTY IMAGES

予定されているハングルーズ・サンタカタリーナ・プロ:ラウンド3

ヒート1:ビード・ダービッジ(AUS)対ミシェル・ボウレズ(PYF)
ヒート2:ダミアン・ホブグッド(USA)対ヘイター・アルベス(BRA)
ヒート3:ジェレミー・フローレス(FRA)対ティム・ボール(FRA)
ヒート4:エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)対グレッグ・エムズリー(ZAF)
ヒート5:ボビー・マルチネス(USA)対ティアゴ・ピレス(PRT)
ヒート6:ジョディ・スミス(ZAF)対ダスティン・バルカ(HAW)
ヒート7:ケコア・バカルソ(HAW)対ディーン・モリソン(AUS)
ヒート8:ジョエル・パーキンソン(AUS)対ネコ・パダラッツ(BRA)
ヒート9:タジ・バロウ(AUS)対ナザニエル・カラン(USA)
ヒート10:ダイヤン・ネーブ(AUS)対ティム・レイズ(USA)
ヒート11:ケリー・スレーター(USA)対ベン・ダン(AUS)
ヒート12:トム・ホイッティカー(AUS)対クリス・デーヴィッドソン(AUS)
ヒート13:C.J.ホブグッド(USA)対マイケル・ピコン(FRA)
ヒート14:ミック・キャンベル(AUS)対ジョシュ・カー(AUS)
ヒート15:ミック・ファニング(AUS)対ロイ・パワーズ(HAW)
ヒート16:テイラー・ノックス(USA)対クリス・ワード(USA)

 


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