ワイルドカードのショーン・ホームズ,Credit: ASP/ CI/ CESTARI via GETTY IMAGES
【現地2009年7月13日月曜日ジェフリーズ・ベイ、南アフリカ】7月9日より南アフリカでウエイティングに入っていたASPワールドツアー第5戦ビラボンプロ・Jベイが、ようやくスタート。クリーンな3-5フィートのコンディションでラウンド1とラウンド2の2ヒートが行われた。今回のイベントは、初めからマンオンマンの敗者復活なしの新しいコンペティション・フォーマットを選択して行われている。
今日の大会初日に素晴しいサーフィンを見せたのは、このJベイを知り尽くしているショーン・ホームズ。ワイルドカードで出場している31歳の彼は、このイベントで数々の記録を残しているサーファー。これまでに7回出場して、2002年には5位にまで登り詰め、2005年は33位となっている。この2年間はこのイベントには出場していなかったが、3X世界チャンピオンであるアンディ・アイアンズ(HAW)の天敵と言われ、今日、彼が見せたサーフィンに地元応援団は歓喜した。
「僕のヒートの最初の10分間は緊張していたよ。足が石の様に感じた」とホームズが言った。「ヒート半ば辺りで、緊張がほぐれて、いくつかの良いスコアを集めることができた。レギュラーフッターにとって、このJベイの波は最高だからね。2、3 年の間このイベントに参加しなかったけど、自分はこの場所が心地良いんだ。もう少しラウンドアップを目指すつもりだよ」そんなホームズは今朝、本日の最高ヒートトータル15.93で2009年のASPドリーム・ツアー・ルーキーであるダスティン・バルカ(HAW)を破った。そして、彼は現在のASP世界4 位のタジ・バロウ(AUS)とラウンド2で戦う。
また、VonZipperトライアルで優勝した20歳のヒース・ジョスク(AUS)は、クロスヒートとなったオープニング・ラウンドで、現在のASP世界 24位のダイヤン・ネーブ(AUS)を破り、ラウンドアップ。5名いたワイルドカードはホームズとジョスクの2名となった。ジョスクは、現在のASP世界ナンバーワンのジョエル・パーキンソン(AUS)とラウンド2で対戦する。
2005年のASPワールド・ジュニア・チャンピオンで現在のASP世界16位のケコア・バカルソ(HAW)は、ワイルドカードのライアン・ペイン(ZAF)を下した。「そう、寒くてパドルするのが辛かったね。ジェットスキーのアシストも無くて、物凄いパドリング、凍りそうに寒かった。でも波は最高だね。確かにドリームツアーだよ」。ルーキーイヤーが好調なバカルソは、このJベイで良い結果を残して勢いに更に拍車をかけたいところ。「浮き沈みは確かにあったけど、ここまで好調な年だね」とバカルソが言った。「ルーキーオブザイヤーなんて何も考えていないよ。確かに、それを取れたら最高だけど、僕は今年、リクオリファイすることだけに集中しているんだ。ここの波は自分のサーフィンに合っているかもしれない。だから、もう少し勝ち上がれるかもしれないね」バカルソはラウンド2でキーレン・ペロー(AUS)(32)と対戦する。
もう一人の2009年ASPワールド・ツアー・ルーキーのニック・マスクロフト(AUS)はベストシングルスコア8.67をスコアして、ジョシュ・カー(AUS)(25)を下した。「このイベントに備えてホームのウインキポップで多くサーフィンしていた」とマスクロフトが言った。「でも、ここの波はかなり難しい波だね。特に今は砂が溜まっているみたいで。凄く早い波なんだけど、良いリズムをつかめていい感じだった」マスクロフトは9XASPワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)と戦う。
また2009年のASPドリーム・ツアー・ルーキーであるミシェル・ボウレズ(PYF)は、現在のASP世界26位のアリツ・アランブルー(EUK)とのヒートで終了間際の大逆転で勝利を決めた。「あのヒートは本当に最悪だったね。良いバレルを見つけることができなかった」とボウレズが言った。「だまされ続けて、最後に勝つために良いスコアが必要だった。逆転できて最高だったよ。もっと勝ち上がって良い結果を残したいね」とコメント。
日本時間7月14日午後14:00より、オッキーとカレンの対決が行われ、その後トップシードが登場するラウンド2が開始され、ラウンド2のヒート3からスタートしている。
REMAINING BILLABONG PRO JEFFREYS BAY ROUND 2 MATCH-UPS:
ヒート3:ジェレミー・フローレス(FRA)対ディーン・モリソン(AUS)
ヒート4:エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)対ナザニエル・カラン(USA)
ヒート5:ボビー・マルチネス(USA)対ロイ・パワーズ(HAW)
ヒート6:トム・ホイッティカー(AUS)対ベン・ダン(AUS)
ヒート7:キーレン・ペロー(AUS)対ケコア・バカルソ(HAW)
ヒート8:ジョエル・パーキンソン(AUS)対ヒース・ジョスク(AUS)
ヒート9:タジ・バロウ(AUS)対ショーン・ホームズ(ZAF)
ヒート10:ミック・キャンベル(AUS)対ティム・レイズ(USA)
ヒート11:ミック・ファニング(AUS)対ミシェル・ボウレズ(PYF)
ヒート12:ジョディ・スミス(ZAF)対デーン・レイノルズ(USA)
ヒート13:ケリー・スレーター(USA)対ニック・マスクロフト(AUS)
ヒート14:テイラー・ノックス(USA)対クリス・ワード(USA)
ヒート15:ビード・ダービッジ(AUS)対グレッグ・エムズリー(ZAF)
ヒート16:ダミアン・ホブグッド(USA)対クリス・デーヴィッドソン(AUS)