Volcom Stone’s VQS Totally Crustaceous Tour “Sashimi”　第1戦目生見大会

毎年5月に行われるVOLCOM世界大会VQS CHAMPIONSHIPSの日本予選第1戦目が7/10（土）高知県生見海岸で行われた。この大会は何とエントリー費無料、大会記念Tシャツ、お弁当、お菓子、飲み物付と何とも通常の大会では考えられないコンテストになっている。ルールの方もユニークでVOLCOM STONEルール（エアー、トリック、スタイル重視）とVOLCOMらいしコンテストである。

当日の天候は梅雨明けしていなかったが快晴で、波のサイズは膝腿セット腰。風の方は朝は無風で午後にはゆるいサイドオンが入るコンディションとなった。

GIRLSクラスは、9名のエントリーがあり男顔負けのサーフィンをする子など白熱したヒートになった。
ファイナルには、水野亜彩子、宮坂桃子、武知実波、黒川日菜子が勝ち残った。4位には黒川日菜子、3位には宮坂桃子、ファイナルまで余裕の1位で勝ち上がった武知実波だったが決め手がなく惜しくも2位に、しっかりとしたカービングでグットウェーブでリップをメイクした水野亜彩子が見事優勝した。

GROMクラスは30名のエントリーがあり、最年少には7歳の子がエントリーするなど元気いっぱいのクラスになった。ファイナルには、大原洋人、西修司、渋谷玄仁、河谷佐助など国内のコンテストでもファイナルに残る有望なキッズ達が残り大人顔負けのライディングを披露してくれた。大原洋人はリズムが合わず4位、河谷佐助は3位に。渋谷玄仁はフロントサイドでカービングを連発しハイポイントを1本持っていたが、もう1本が決められず惜しくも2位に。フロントサイドリップを連発し安定したサーフィンを見せた西修司が見事優勝した。

JUNIORクラスは12名のエントリーがあり、PRO-AMクラスに引けを取らない熱いサーフィンを披露してくれた。ファイナルに残ったのは加藤嵐、田中海周、石田銀二、小椋暁人の4人。国内のコンテストや世界戦のメンバーなど熱いヒートになった。地元の田中海周は良い波に恵まれず4位、3位には加藤嵐。バックサイドリップで応戦した小椋暁人だったが決め手がなく2位に。小さい体ながらバネを生かしたサーフィンでフロントリップエアーを連発し石田銀二が見事優勝に輝いた。

PRO-AMクラスは24名のエントリーがあり、ファイナルにふさわしいエアー合戦になった。10年カリフォルニアで行われたVQS CHAMPIONSHIPSにも出場した、辻裕次郎、大橋海人、地元の一楽弘徳、トリッキーなサーフィンを得意とする飛田剛のヒートになった。

ファイナルまでエアーを連発しワールドクラスのサーフィンを見せてくれた辻裕次郎は波とのリズムが合わず4位に、地元の波を知り尽くしフロントサイドダブルグラブエアーをメイクした一楽弘徳だったがもう1本が決められず3位。大橋海人は、ファイナルまでフロントサイドエアーリバを連発しファイナルでも決めていたが惜しくも2位に。インサイドでビックなエアー360をメイクし10ポイントライドを決めた飛田剛が見事優勝に輝いた。

大会終了後にはローカルの協力をもとにアフターライブ193Rockを行い、地元のバンドを含め10バンドの演奏、フラダンス、ライブペイント、フードテントなどを設置し一般のお客さんも楽しめるイベントとなった。

第2戦目　鴨川大会9/5（日）に千葉県鴨川マルキポイントで行われる。

All photo & text by s.yamamoto

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