世界のボードライディングスポーツ界のリーディングカンパニーであるクイックシルバー・ジャパン株式会社(神奈川県茅ヶ崎市、代表取締役社長デイビッド・K・トダ)は、11月17日、東京・代官山UNITにてクイックシルバーエディション/ロキシーライフのプレス発表を行った。
2006年スプリングコレクションより、クイックシルバーとロキシーから大人の男性と女性に向けた「クイックシルバーエディション」と「ロキシーライフ」が日本に本格上陸するのだ。1997年にカリフォルニアのハンティントンビーチで誕生したクイックシルバーエディションは、ライフスタイルにこだわりを持つ、30〜40代をターゲットにしてデザインされたメンズ・サーフカジュアル。100%シルクや、エジプトピーマコットンなど、上質な天然素材を用いて、デザインにこだわった商品展開をする。
そして、昨年オーストラリアでスタートしたロキシーのハイエンドモデルともいえるロキシーライフ。カジュアルでありながら、モードな雰囲気を好む、20〜30代の女性に向けたウエアを提案する。ベーシックなものより、個性的なアイテムに特化し、素材とデザインにこだわった商品を展開する。
このクイックシルバーエディションとロキシーライフは、2006年2月にオープンする「表参道ヒルズ」に直営店を出店する事になっており、今回のプレス発表の趣からも、従来のクイック&ロキシーのものとはプッシュする方向も全く違っているようだった。もともとクイックシルバーやロキシーのファンだった人も年を取り、従来の商品だけでは、大きく広がった年齢層をカバーしきれなくなっているというのが現状のようだが、この現象はクイックシルバーだけに限らず、日本のサーフマーケット全体に言える事でもある。
潜在人口が多いとされているにも関わらず、身分相応の商品をサーフショップでは見つける事が出来ないミドルエイジは多い。最近ではそういった層を拾うため大手量販店のムラサキスポーツなども店舗名を変えて「大人」や「ハイエンド」をキーワードに店舗展開をスタートさせている。一般的なスポーツと比べ、ファッション性が高くライフスタイルとして生活様式自体をその色に染めてしまうサーフィン。そのため、自分の身に纏うものに頭の天辺から爪先までこだわりを持つサーファーは非常に多いのだ。
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