更新日 2004年03月03日 (水曜日) 10:08




はじめのごあいさつ(02/26)■(02/29)03/01

【3月2日】
やっぱやったね、試合。8時スタート。ラウンドワン1ヒート目からいきなりブルースだもの、負けちゃったけど。天気が不安定だったので本日は写真撮影ナシで、観戦に集中。でも大変だった。朝のうちはオーストラリア特有の強烈な殺人光線にじりじり焼かれ、そうこうしているうちに今度は雨。しかもアンディのヒートあたりから本格的に降る、みたいな天の嫌がらせ。そこは、アンディ、ケリー、タジと続く本日の一番おいしい1時間半。濡れるしかないな。アンディのヒートから今回のDJをシムーとともにつとめているポッツ(マーティン・ポッター)が防水マイクを持ってラインナップにパドルアウト。沖から実況中継をする。これ、けっこう面白かった。で、次のヒートに出て行くケリーの背中がやけに膨らんでるから、ありゃりゃ? と思ったら、案の定、ケリーは防水マイクしょってヒートをするという。ケリーの出してるスプレーの音がビーチでザシュ、ザシュって聞こえるのって、けっこう新鮮だった。


でも、これが災いしたのかどうなのか、今日のケリーはいいとこなし。時折、キラリとケリー節が光るんだけど、部分的にだけで、全体的なできは良くなかった、というより波運がなさすぎた。ろくな波乗ってなかったし、このヒートで急に波が変わったし。でもすごいなと思ったのは、テイクオフしてすぐ、無茶だという技をかけると、その波は結局良くない波だった、ってあたり。ヤツには見えてるわけよ、テイクオフしたときに、その波が10メートル先でどうブレイクするかがさ。すごいな、あの選波眼は。


それとは逆に本日のたった1本の幻のパーフェクトウエイブをゲットして、そのすべての部分がキラキラに輝いてたのがアンディ。あのアンディのゲットした波はなんだったんだろう。オーバーヘッドの面ツル、何の工夫も無理もなく深く入れるチューブ。後にも先にもあれはあの1本しかなかった。波運、サーフィン、すべてが完璧だったな。


本日の試合を見る限りでは、今年もまたアンディ、と言うしかないだろうな。
アンディのヒートまではこれといって目立った選手はいなかったし、アンディの後にもオッキーとか良かったけど、アンディの強運と輝きの前には今ひとつだったから。


やっぱ、間違いなくアンディとケリーはWCTの中でも飛びぬけてるな。でもケリーはなんとなく今ここに来て、6度のタイトルを取った頃の強運の借金を勝利の女神様に返済してるんじゃないだろうかってぐらいに運がない。特に今日は。
ま、でも今日はラウンドワンで誰も負けない。ただ、アンディ、ケリー以外に彼らを脅かすほどの調子のいい選手はやっぱ、いないわ、って事を再確認したシーズン第1日目だった。


▲アンディ

▲ケリー

▲ギャラリーたちのケリーシフト

▲WCT復帰のベシェン


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