更新日 2004年7月23日 (金) 13:30




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【7月22日木曜日】アンディJベイ初優勝。

アンディ、因縁のショーン・ホルムズを破り、その勢いで今季3度目の正直でファイナルを征し、Jベイ初優勝って、かなりいい感じのストーリー。そういえば、このコンテストのポスターアンディだったな……みたいな。

今日は当然のことながらけっこういいコンディションに朝から恵まれた。予報どおりかな。で、朝8時にQFヒート1からスタート。しかし朝のうちは良かったコンディションも、セットの数がどんどん減っていく下がりかけのスウェル。QF後半からはかなり波運に左右される場面もあった。アンディは相変わらずオーバースコアで、正直に白状すると、この試合でアンディが本当に勝ったのはQFのミック・ロウとファイナルのネーザン・ヘッジだけなんじゃないかな、みたいな。このジャッジのアンディに対するオーバースコアは今シーズン最初からずっと続いていて、それははっきり結果に現れてるわけ。だってね、いくらなんでもひとりの選手がシーズン始まってから5試合、全試合セミファイナル以上って異常でしょ、やっぱ。全盛期のケリーでもなかったもん、こんなの。

で、アンディだけが飛びぬけて違うサーフィンしてるってんなら問題ないんだけど、異次元のサーフィンしてるのはアンディじゃなくてケリーなわけだ。う〜ん……わからん。おかげさんで1位のアンディと2位のケリーの差はすでに約1500点も離れちゃってる。この先アンディに33位とか17位とかがあるとは思えないし、この調子で行くとアンディのV3はすでに固いかな。

朝の選手たちの様子から感じるオーラでは絶対的にネーザン・ヘッジ。怖いぐらいの集中だった。QFで、ケリーに勝った時点で、この試合はヘッジだって思ったぐらい。ケリーは本日イマイチの出来っていうかすごいことしてるんだけど点が出ない。セットの波で3回連続でかいフローターかけて5点台ってありなの?? ここの波はフローター連続でかけてるとどんどん遅れていっちゃって、どんどん難しくなる波なんだけどなぁ。で、それをあえてやってた。ま、例のいつも私が思う、兄ちゃん、よけいなことしないで普通にやんなよ、勝てるんだから……みたいなやつではあるんだけどね。わたしゃあれ、8点でもおかしくは無いかなって思ったよ。私はスーパーチューブスでサーフィンしたこと無いから偉そうには言えないけど、あのみんなが走って抜けてくる早いセクションを3連続フローターで抜けるっての、初めて見たんだけど……。

しかしケリーに勝ったときのヘッジの喜びようったら凄かったな。まるで優勝したみたいだった。ま、いいや、そんなこんなでファイナルはアンディとヘッジの仲良し対決になったんだけど、アンディはいきなり10点満点。ま、これは3つのチューブがらみのリップだから、満点はアリだったな。ファイナルが一番アンディらしい、出来のいいヒートだった。その逆に、どうしちゃったの? みたいに出来の悪かったのがヘッジだった。ヘッジのピークはセミだったみたいだな。

ヘッジはファイナルで脱臼したため戦わずして負けたタヒチからの復帰1試合目。表彰式じゃ完治の証明にステージで逆立ちしてた。復帰最初の今回が再びファイナル、しかもまた2位って、相当悔しいだろうし、だからこそ相当ハングリーだわな。今後ヘッジは要注意でしょ。アンディはアンディで今季これが3度目のファイナル。一度は勝ちたいわな、万年2番だから。特に17位以上になったことが無いJベイだからね。このまま優勝なくしてタイトルとっても、アンディのあの性格だと相当ムカツクはずだからな。実際超嬉しそうだったもんアンディ。ようやくやったね、って声をかけると、ホント、ようやくだよ。と実に嬉しそうに答えてたから。

そんなわけでツアーはアンディ独走。3馬身半ぐらい開けて以下6位までダンゴという状態で9月、日本の部原にやってくる。台風でも来てくれて、波があるといいね。


■ファイナリスト

■最終日のJベイラインナップ

■ケリーのフローター3連発

■ケリーに勝って大喜びのヘッジ

■逆立ちしてたヘッジ
photo:ASPtostee,karen,snowy


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